弓道部
【弓道部】令和3年度新人大会
弓道部の新人大会が、11月12・13日に団体戦、14日に個人戦という日程で行われました。
団体戦については、悪天候のなかでも先輩に続けという思いでのぞみましたが、予選通過できませんでした。まだまだ「自信」を持って「自身」の射ができておらず、迷いや不安が出てしまっていたと思います。個人での集中にとどまらず団体6人で、もっと言えば泉丘高校弓道部としてまとまっていくことを今後に期待したいです。
個人戦については、16H守山さんが第4位、24H岡本さんが第5位に入賞し、新潟で19日に行われる北信越新人大会への出場を決めました。特に緊張する初めての大会で入賞した守山さんは、的に向かって弓をひきはじめて2か月ほどとは思えない堂々とした姿が見られ、その成長を感じることができた。
このような1年生にも刺激を受け、思うようにいかないことに悩みかき乱されるのではなく、初心を忘れず、基本となる体配を意識して次に向けて頑張ってほしい!
【弓道部】体配を学ぶ
7月17日(土)、本日の練習にはたった6人だけしかいません。
この6人が今日学ぶのは、弓道において弓をひく技術である射技と同様に重要な「体配」についてです。コーチからこの6人が「体配」を学び、そこから部員全員に生徒同士で教えあっていくために本日の練習が行われました。代々先輩から後輩に教え継がれてきていたのですが、昨年の新型コロナによる休校でうまく先輩から後輩に教える時間がなく、いい加減になってしまっていたため、これを機に立て直しを図ったわけです。
指導は、基本体と呼ばれる姿勢や動作を実際に自分たちで実践しながらお互いにそれをチェックし、コーチなどから補足や意識してほしいことが細かく付け足されていくという流れで、1日かけて行われていきました。例えば、立った姿勢の指導の際に「上体を正しく保つ。うなじをまっすぐに伸ばす。」と書いてある部分について「身体計測で身長を計るときに、ちょっとでも高くしたいと背伸びする感じ」という説明をコーチからされ、男子の立ち姿が急にさまになったのには思わず笑いながら学びました。説明書きに書かれている文字通りだけでは分かりづらい部分もあり、そのような点が先輩から後輩にニュアンスとして伝えられていくのだなと思いました。
この6人には、弓道における「体配」の重要性を学び、みんなに広めていってくれることを期待したいです。そして、これにより1・2年生の弓道精神がまた少し変わってくれたら良いなと思います。
【弓道部】総体を終えて
選手たちの晴れ晴れとした顔で今年の総体は幕を閉じました。
結果としては、
男子団体 予選2位通過→準決勝5位、女子団体 予選2位通過→準決勝9位、
男子個人 3位 小林怜雅(29H)→北信越出場、女子個人 4位 室田真綾(36H)
もう少し上位にいけたなという残念な部分もありますが、男女団体でともに予選通過はここ何年もなかったということでチーム力の賜物かなと思います。
大会から1週間後の6月13日(日)には、引退した3年生がふたたび弓道場に集まってくれ、「追い出し射会」が行われました。3年生 VS 2年生で行われた射会は、2年生が圧勝というわけにはいきませんでしたが、3年生も安心して出ていくことのできるような結果になったと思います。
会の締めくくりには、3年生から1・2年生に向けた言葉が送られました。
それぞれに自分たちの2年ちょっとの部活動生活を振り返って、「早気」や「遅気」といった自分の苦しんだことなどを生かした技術・精神面でのアドバイスや、自分の大会や部での役割などの経験を伝えるエピソード、これからこんな部活にしていってほしいというエールなど、いろいろなことが3年生一人ひとりの言葉で語られました。とくにみんなに共通していた想いは、「部活をここまで続けて良かった」ということです。うまくひけない、大会に出られない、部員と対立して喧嘩した、時には「自分はなんで弓道やっているのだろう」と部をやめたいとまで思い悩んだりもしたが、今の3年生は19人でひとりも辞めずにこの場を迎えました。その19人が話す言葉には、それぞれの「持ち味」とともに「重み」を感じました。
この会をうけて、1・2年生たちが新部長の古川くんのもとで新たなチームを作ってくれることを期待したいです!
最後に、3年生たち本当に2年弱おつかれさま、そしてありがとう!
【弓道部】総体に向けて
5月29日(土)の練習終わりに、2年生から3年生に向けて『泉国時代』と書いた横断幕が渡されました。上の写真はその時にみんなで撮ったものです。中心となって横断幕を作成した2年生の山﨑さんは「3年生への感謝の想いを込めて作りました。戦国時代でも勝っていけるような強い気持ちをもって、泉丘の時代を作ってほしいという意味で、『泉国時代』という言葉を送りました。」と語っていました。普段の授業や部活動等の合間をぬって、先輩ひとりひとりの名前に気持ちを込めて書いた横断幕を、作って贈ることが泉丘弓道部の伝統です。泉丘の弓道場の壁には歴代の横断幕がしっかりと残されています。
この思いを胸にのぞんだ5月30日の総体個人戦予選では、女子の36H室田さんと男子の29H小林くんが見事通過することができました。8射中、女子は4射、男子は5射を当てれば通過だったのですが、あと1つ当てられればという悔しい思いをする人が多かったです。しかし、それぞれが後悔のないように今の全力を尽くし、1射に集中していたと思います。それらの想いを背に、2人には6月5日の個人戦準決勝に挑んでもらいたいです。
そして、弓道部は6月3・4日に団体戦が行われます。全員が出られるわけではありませんが、団体メンバーには30日の状況を振り返って修正をしてのぞんでもらいたいと思います。静かなひとりでの競技に見える弓道も、団体戦では背中で語り合いながらつないでいくことになります。泉丘弓道部全員でつないで、『泉国時代』を築き上げたいと思います。
【弓道部】GWの根上弓道場にて
5月1・2日に根上の弓道場で、百射会と小松高校との練習試合を行いました。
1日に行われた百射会では、その名の通りひとり100射を目標に、一日がかりでとにかく弓をひき続けました。
こういった何度も積み重ねる経験が、後々大きな効果をもたらしてくれると信じています。けっきょく100射はできませんでしたが、ひとり72射という経験を積むことができ、弓をひく腕もパンパンでした。もちろん、たくさん弓をひいた分、矢の回収もしないといけません。
2日に行われた小松高校との練習試合は、午前に団体戦を、午後に個人戦を行いました。
接戦での戦いが繰り広げられ、緊張感のある中で、特に緊迫したのは最終的な順位決定を行うシーンでした。団体では同数的中したチーム同士での“競射”により、個人戦では1位を決めるために“射詰”、2位以下を決めるために“遠近”という形式で順位決定が行われます。特に個人戦における“射詰”は順に1射ずつ行う中で外したものから抜けていき、最後まで的中させた者が1位となる形式で、“遠近”は1射ずつはなち、的の中央に1番近いものを選ぶ形式です。どちらも1射の重みを感じさせる瞬間です。このような緊張感のある経験が学びを生むわけです。
最後に、この2日間のワンシーンで質問をしたいと思います!
写真にうつる3年生部長の村上くんが放った1射は、このあと的にうまく当たったのでしょうか?