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図書室

後期読書会

10月24日(金)の放課後、後期読書会が開催されました。

 

 今年は、図書委員へのアンケートの中から多数決で選んだ『キッチン』(吉本ばなな・著)をテキストにして、4つのグループに分かれ、感想や意見を話し合いました。各グループで約30分の討議の後、代表者が話し合ったことを全体発表しました。最後に木村裕介先生に総括していただき、和やかに会を終えることができました。

 

 ◇参加人数 22名(1年生 13名 2年生 7名 教職員2名)

 

 ◇会  場 図書館

 

 ***『キッチン』(吉本ばなな・著) あ ら す じ***

 

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中で、あなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー。

 

***参加者の感想***

・読書会がなかったら読むことがなかったと思う本にであえてよかったし、図書委員の中で交流ができてよかった。

・おもしろかったです!他の人と意見を共有できよかったです。発見もあり楽しかったです。

・普段関わりのないクラス、学年の人と話す経験は新鮮でおもしろかった。もう少しテキストが長くても面白いかもしれない。一人一人着眼点がいろいろ違っていて、なるほど!!と思うこともあったし、そういう見方もあるな、とも思った。

・人の感想を要約してまとめることはむずかしい。ディスカッションを活発にさせることができなかった。内容のとらえかたが違って面白かった。

・色々な感想が出てきて、自分のキッチンへの解釈を深めることができた。とても難しい文章だったが、今回の読書会があったのでいつもより意識して読んで、自分なりにキッチンを楽しむことができたのでよかった。

・本の感想を語り合うという機会が今まであまりなかったので、新鮮で楽しかったです。私が気づかなかったところに気づかせてくれる発言がたくさん飛びでてきてわくわくしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第11回校内ビブリオバトル大会を開催しました

 

5月21日(水)放課後、第11回校内ビブリオバトル大会が開催されました。今年のチャンプ本は、横山さん(34H)が紹介した「風の中のマリア」(著:百田尚樹)と、西田さん(38H)が紹介した「太陽の塔」(著:森見登美彦)に同率で決定しました。

  

*** ビブリオバトルとは? ***

ビブリオバトルとは、競技スタイルの書評発表会です。発表者が5分間でおすすめの本を紹介して、どの本が一番読みたくなったかを参加者全員で決定します。

 

*** 発表者と紹介された本 ***

 

・23H 折戸 奏 さん 『賢者避行』 (藤原七瀬)

・24H 海崎 陸 さん 『勉強が面白くなる瞬間』 (パク,ソンヒョク)

・32H 秋山 心 さん 『告白』 (湊かなえ)

・35H 宝角 亮 さん 『向日葵の咲かない夏』 (道尾秀介)

 

*** チャンプ本の紹介者の感想の一言 ***

(横山さん):選んでいただいてありがとうございます。『風の中のマリア』文庫本サイズもあるので、古本屋とかに寄ってあったら、ぜひ読んでみて下さい。ありがとうございました。

(西田さん) :初ビブリオバトル、優勝を飾ることができて非常に感慨深いです。

 

◆ 参加者の感想から ◆ 

・参加する前は、放課後に残るのが嫌だなと思っていたけど、参加してみて、好きな本についてたくさんの人の前で堂々と喋れるのはすごいと思ったし、紹介されていた本はどれもおもしろそうで読んでみたいと思った。とてもよい経験だった。

・自分が今まで手に取ったことがないタイプの本を知れて面白かったです。

・問いかけるような言葉が多くて話に引き込まれていくのが面白かったです。

・本を読んでみようと思えるような、聞き手に興味を持たせる話し方がすごいと思った。図書室には沢山の本があってどれから読めばいいかわからなかったけれど、読みたい本候補をいくつも見つけられて、来て良かったです!

・プレゼンがうまいなと思った。普通の本紹介とはちがったかんじでおもしろいと思った。

・初めてビブリオバトルというものに参加したが、聞くだけでも新しい本に出会えて楽しかったです。

 ・興味が相手から引き出せるように話されていた。僕も紹介された本を読んでみたいと感じられた。

 

 

 

 

「おはなし会」を開催しました。

~素敵な物語を聴いて心癒されてみませんか~ 「おはなし会」開催

 

 ◆日 時  令和6年12月23日(月)放課後

◆会 場  図書館

◆語り手  本田 和 さん

◆内 容  「茨木のり子の詩の世界」、「デューク」

  ◆参加者  25名

 12月23日(月)の放課後、「おはなし会」が開催されました。今回は、語り手に本田和さんをお招きして素敵なひとときを過ごしました。

 本田和さんは、ひとり語りを主体に、夏目漱石、宮沢賢治などの物語や、室生犀星、谷川俊太郎などの詩、平家物語・万葉集・奥の細道などの古典、そして和洋の民話を語りで表現されています。

 

 

 

***参加者の感想より***

・人に読んでもらって物語や詩を知り理解するという貴重な機会をいただき、感謝するとともに、いつもと違う形で文学と触れ、いつもと違う楽しさを感じた。普段は文字を目で追う形で文学を読みそれを楽しんできたが、これからはたまに読み聞かせでの文学体験をしてみたいと感じた。自分で読むのとはまた違った解釈を得る良いきっかけになると感じた。

 

・普段、僕たちが最も言葉を使う手段として用いるのが耳と口だと思う。でもそれが文字となると、僕たちが普段目にするのは、文字が基本となる。だから今回こうして、目と口をとうして文字を味わうというのは落ち着きがあり、安心するようで、とても新鮮なものだった。自分の中での文学というものの幅が広がったような、とても面白い貴重な経験ができてよかった。

 

・自分は特に2人目の作家の作品が心に残った。デュークと知らない少年を照らし合わせて考えることのできる不思議な作品だと思った。内容が面白かったし、表現も自分は好きだった。この作者の他の本も読んでみたいと思う。貴重な体験をさせて下さったので感謝したい。

 

・私は「おはなし会」とは読み聞かせとイコールだと思っていましたが、今日の本田さんのおはなし会は私の心に訴えかけられているような気がして、すごく印象に残っています。茨木のり子さんの「自分の感受性くらい自分で守れ」の詩は今年、授業で学習したのですが、その当時とは全く異なる魅力を感じた気がしました。授業では作者が伝えたいことは、現代人と作者自身への怒りだと学んだのですが、今回の本田さんが語られているときは、どこかに愛があるような語りかけで。ただ、怒っている訳ではないという印象を受けました。作品に対する自分の視野が広がった気がしました。今日は素晴らしいおはなし会をして下さり、ありがとうございました。

 

・茨木のり子さんの詩や生涯の話を聞いて、茨木さんの人生を見たような不思議な感じがしました。最初に聞いた「自分の感受性くらい」の詩がとても衝撃的でもう一度自分で読み返したいなと思います。もう一つ印象に残ったのが「私が一番きれいだったとき」という詩で、悲しい残酷な現実が見えるのに、茨木さんの芯が強い感じが本田さんの語りから伝わってきて、すごく心に残りました。江國香織さんの「デューク」は、冬の寒い時期の話なのに、どこか安心する温かさを感じてとても好きだなと思いました。朗読を聞いたことはあったけど、語りを聞くのは初めてで新鮮でした。また聞けたらいいなと思います。

 

 

 

後期読書会

10月25日(金)の放課後、後期読書会が開催されました。

 今年は、図書委員へのアンケートの中から多数決で選んだ『レキシントンの幽霊』(村上 春樹・著)をテキストにして、4つのグループに分かれ、感想や意見を話し合いました。各グループで約30分の討議の後、代表者が話し合ったことを全体発表しました。最後に木村裕介先生より講評していただき、和やかに会を終えることができました。

 ◇参加人数 19名(1年生 9名 2年生 8名 教職員2名)

 ◇会  場 図書館

 ***『レキシントンの幽霊』(村上 春樹・著) あ ら す じ***

物語の語り手である「僕」が、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに住んでいた時に出会った建築家ケイシーとの交流を描いた短編小説。古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?

***参加者の感想***

・本が好きな人と面と向かって深く語り合えて本当に楽しかった。疑問が残るところでも、他の班の発表を聞いて紐解くことができたものもあって良かった。

・普段、近代文学ばかり読んでいる私にとって現代文学を人と一緒に読み、考察するという機会は良い経験になった。他班の考察も興味深く、作品への理解をより深めることができたと感じる。

・セルフ現国の授業という感じだった。メンバーの人と意見を交流して、自分で読んでいるだけでは気付けない視点や考えた気付き、自分の学びにつながったと思います。最後のグループ発表でも様々なまとめが出てきて面白かったです。自分ではこういったジャンルの本はなかなか読まないので、とてもいい機会になったなと思いました。

・テキストの深掘りができて面白かった。

・現国の授業のようだけど、自分たちでそれぞれ意見を組み合わせてストーリーが見えてくるのを楽しめた。他の班の発表を聞いていると、似ているようで違う理由や読みとりがあって興味深かった。

・普段自分では読むことのない作者の本を読むことができた。自分1人で読むよりももっと深く読むことができてよかった。

・班で話すときは自分だけだと考えなかったことがたくさんでてきて面白かった。他の班の考察を聞いて、もう一段階アップした解釈ができて楽しい。

・物語の理解が深まっておもしろかった。

 

・普段からない読み方をできて楽しかったです。他の人と話すことで新しい読み方を見つけられました。また機会があれば参加したいです。

・「本読む」ことがとっても深まりました。ただ文字を読むだけじゃなくて、そこから考えることのたのしさに気づくことができました。これから本を読むときは、意識してみようと思います。

・考察しがいのある話で、とても面白かった。もっと色々考え解釈を深めたいと思った。

 

 グループ討議グループ討議発表発表発表発表発表を聴く発表を聴く

 

第10回校内ビブリオバトル大会を開催しました

5月21日(火)放課後、第10回校内ビブリオバトル大会が開催されました。今年のチャンプ本は、横山さん(24H)が紹介した『鹿の王』(著:上橋菜穂子)に決まりました。

 

*** ビブリオバトルとは? ***

ビブリオバトルとは、競技スタイルの書評発表会です。発表者が5分間でおすすめの本を紹介して、どの本が一番読みたくなったかを参加者全員で決定します。

 

*** 発表者と紹介された本 *** (発表順は抽選による)

 

・11H 折戸 奏 さん 『人でなしの恋』 (江戸川乱歩)

・30H 寺井 悠人 さん 『文系もハマる数学』 (横山明日希)

・27H 窪川 穂奈美 さん 『麦本三歩の好きなこと』 (住野よる)

・24H 横山 大悟 さん 『鹿の王』 (上橋菜穂子)

 

*** チャンプ本の紹介者 横山さんの感想 ***

「ビブリオバトルを終えて」

読みたいと思ってくれてありがとうございます。 本当に最後まで飽きさせない作品なので 、自分で読んでもらえたらなと思います 。ありがとうございました  。

実は昨年も参加させてもらったんですけど、 最近忙しくて本を読めていなかったので、昨年を思い出してまた読みたいと思いました。楽しかったです。

  

◆ 参加者の感想から ◆ 

・自分からは手を出すことはない様な本に触れるいい機会になった

・始めて参加しましたが、聞いていて紹介された本がとても読みたくなり、楽しかったです

・参加者が 生き生きとして 話すのを見ていて 楽しかったです 

・魅力がとても伝わってきて、 全部の本に興味を持ちました  楽しかった 

・日を間違えていたので バトラーとして参加できなかったけど、 みんなの上手な紹介を聞けたので良かった。 大学生になったらさらに本読みたい 

 ・前回よりも落ち着いて、 誰かに読んでほしいという 思いを込めて 発表できたと思う 。質問が もっとあった方がより楽しいかな と思った 

・今年度は 昨年度に比べ いろんなジャンルの本があってより面白かったと思いました 

・とても面白かったです。 紹介されていた本 どれも読んでみたいです

 ・話すのがうまくて、 自分もこんなに話せるようになりたいと思いました 

・発表者のその本の好き度が伝わった 。普段本を選ぶとき どうしても同じジャンルの方になってしまうけど、 今回のビブリオバトルは 新しいジャンルの本に 挑戦したいと思える 良いきっかけになった。 もっと積極的に 図書館に来て 本に親しもうと思った

 

 

 

 

 

 

 

おはなし会を開催しました。

お は な し 会 ~宮沢賢治の世界にふれてみませんか~

冬休みに入る直前の、12月22日(金)の放課後、図書館閲覧室において、一・二年生の図書委員が集い、「おはなし会」がひらかれました。参加者19名。

語り手は、「はまなす文庫」主宰の 細川律子さん。

細川さんは、岩手県一戸町生まれ。1977年に石川県に転居。その後、俳誌『雪垣』へ入会。1989年、『雪嶺文学』同人になり、物語を書き始めたそうです。また、自宅で家庭文庫を開き、わらべうた、絵本、民謡の語り、宮沢賢治作品の朗読などを、子ども達と一緒に愉しんでいます。著書には『花菜畑/ふるさとの小さな物語』『宮沢賢治の国より』などがあります。

(内    容)

    岩手の自然の紹介 

   詩   「雲の信号」 「永訣の朝」 「告別」 「稲作挿話」 「雨ニモマケズ」 他

  『注文の多い料理店』序

   童話  「なめとこ山の熊」      etc

 

 

 

《参加した生徒の感想》 一部を紹介します。

 

・宮沢賢治さんの背景を知ったことで、お話をより深く聞けました。

 声も柔らかく、聞きやすかったです。

 

・宮沢賢治さんの人柄や、岩手県のいろんな事を知れました。

 確かにちょっと難しいけど、魅力的だと私は思います。

 熊をいいやつにする話は初めてきいたので、めずらしいと思いました。

 

・素敵なお話会を、ありがとうございました。

 『なめとこやまの熊』は、私は読んだことがなかったのですが、少しゾクリとするような世界観と、数々の情景描写、静けさのただよう朗読にひきこまれました。また自分でも読んでみたいと思います。

 今日は本当にありがとうございました。

 

・宮沢賢治の逸話は、聞いたことがあったけど、それと関連した作品とを一緒に聞く機会は初めてで、面白かったです。

 

・知っている詩もあったけど、読みきかせしてもらったのははじめてで、よさが少しわかった気がした。

 細川さんの宮沢賢治愛が伝わってきて、手帳のレプリカとかも持っているのがいいなと思った。

 

・自分は今まで宮沢賢治作品に触れたことがあまりなく、いつかは読んでみたいと思っていたので、とてもよい機会でした。

 私にはまだ内容が理解しがたいが、読みやすい詩から着手したいです。

 いつかは銀河鉄道の夜をよみたいと思います。

 今日はおはなし会に来て下さり、ありがとうございました!!

「後期読書会」開催

10月24日(火)放課後、後期読書会が開催されました。

 今年は、図書委員へのアンケートの中から多数決で選んだ『夏の階段』(梨屋 アリエ・著)をテキストにして、4つのグループに分かれ、感想や意見を話し合いました。各グループの司会が示した観点で約分30分の討議の後、代表者が話し合ったことを全体発表しました。

 ◇参加人数 19名(1年生 9名 2年生 8名 教職員2名)

 ◇会  場 図書館

 ***『夏の階段』(梨屋 アリエ・著) あ ら す じ***

早く進学して大人になりたい。人を遠ざけ勉強に専念する「おれ」は、空き地に置かれた階段を見つける。家庭環境、友人関係...思うようにならない現実をちょっとだけ乗り越えた夏の物語。

***参加者の感想***

・いろいろな感想がきけて面白かった。みんなの考察が深かったりして、面白かった。

・こういう場面があるのはいいと思ったが、テキストがあまり面白くなかった。

・同じ本について人と話す経験がいままで全然なかったのでおもしろかった。初めて話したけどたくさん話せてよかった。

・話し合いの内容で、新しいものがあって良かった。

・みんなのまえではなせたのでたのしかった。俺も最初砂本だと思った。(登場した主人公が)

・みんなで1つの本について語り合うのは、国語の授業みたいだと感じた。各々個性ある意見を共有でき、新たな視点の発見になった。

・みんな自分なりに考えをもっていてすごかった。自分で読んで解決しなかったところが分かって良かった。

・他学年と本を通じて感性を共有できたのは良い機会でした。

・もっと頻度を多くして色んな本の意見をききたい。

・本来の読書会の目的とは全く異なりますが、同じ小説が好きな人が集まって語り合うような読書会をしてみたいです。

・わかりやすいどんでん返しの本かサスペンスの本をテキストとして読みたいです。

 

    

第9回校内ビブリオバトル大会開催

 

5月24日(水)放課後、第9回校内ビブリオバトル大会が開催されました。今年のチャンプ本は、米口さん(34H)が紹介した「パプリカ」(著:筒井康隆)に決まりました。

 

*** ビブリオバトルとは? ***

ビブリオバトルとは、競技スタイルの書評発表会です。発表者が5分間でおすすめの本を紹介して、どの本が一番読みたくなったかを参加者全員で決定します。

 

*** 発表者と紹介された本 ***

 

・19H 横山 大悟 さん 『図書館の魔女』 (高田大介)

・36H 柞山 春人 さん 『この本を盗む者は』 (深緑野分)

・17H 窪川 穂奈美 さん 『ツバキ文具店』 (小川糸)

・37H 当房 大輝 さん 『オルファクトグラム』 (井上夢人)

・34H 米口 らく さん 『パプリカ』(筒井康隆)

 

*** チャンプ本の紹介者 米口さんの感想 ***

「ビブリオバトルを終えて」

チャンプ本に選ばれて嬉しいです。

去年も出たんですけれども、泉丘一話し上手な大澤君にとられてしまい、今年は当房君もいたのでドキドキしていたんですけど、こういう結果になりました。

大袈裟な話をしますけど、僕の人生はやっぱり本と出会ってからが始まりだったんだと思っておりまして、何気なく父の書棚にあった本を手に取って読んで、それで夢中になって、自分でおこづかいを貯めて買って。

そしてやはり大袈裟かもしれないですけど、この結果はこれまでの僕の読書という行為の集積だと思っております。ありがとうございます。

 

◆ 参加者の感想から ◆ 

 ・皆堂々としていて本当にその本が好きなんだなと伝わってきました。やっぱり本の魅力は非日常に自分を没入させられることだと思うし、色んなことを共感できて楽しかった。自分も参加してみたいと思った。

・5人ともすばらしいプレゼンで、プレゼンなのにその物語に引き込まれていくような感じがしました。みなさん、質問にも即座に答えていて、すごいと思いました。

・今まで知らない本だったけれど、熱い紹介を聞いてどれも面白そうな本だと思った。ぜひ読んでみたいし、紹介された本の世界観や衝撃を味わいたい。

・初参加だった。はじめは部活行きたいな~と思っていたけれど、終わってみたら来てよかったと思えた。発表を聴きながらプレゼンのコツを考えた。

・発表者全員が楽しそうに発表していて、聴いている人達全員が本をあまり読まない僕でさえ、ウキウキとした気持ちになった。発表者の皆さんの話し方がとても上手ですごく楽しかった。

・どの参加者が紹介する本も面白かったので1つだけに絞るのが難しかったです。

・様々な作品の個性あるキャラクターを知れて良かった。ビブリオバトルのルールについて、もう少し厳密にしたいと思った。(開始前にくわしくルールを話すなどして)あと、あくまでチャンピオンが「本」であることの認識も広げてほしい。

・楽しかった~!全然魅力伝えれなかった・・・。

・はじめてビブリバトルに参加したけれど、想像したよりずっと楽しかった。みんな話し方が上手くて、どの本も読みたくなった。本屋で見つけたら買ってみたいと思う。本への熱意が感じられて良かったし、ディスカッションタイムを見てこの部屋の人たちがみんな本好きなんだなーと嬉しくなった。

・知っている本も知らない本もありましたが、5者5様のアピールの仕方でとても面白かったです。正直、全部読みたくなりました。3年なので、本を読む時間をつくれるかだけが懸念点です。久しぶりに参加できてよかったです!!

 

~素敵な物語を聴いて心癒されてみませんか~ 「おはなし会」開催

◆日 時  令和5年1月18日(水)放課後

◆会 場  大会議室

◆語り手  本田 和 さん

◆内 容  「茨木のり子の詩の世界」、「きつねの窓」、他

◆参加者  22名

 1月18日(水)の放課後、「おはなし会」が開催されました。今回は、語り手に本田和さんをお招きして素敵なひとときを過ごしました。

 本田和さんは、ひとり語りを主体に、夏目漱石、宮沢賢治などの物語や、室生犀星、谷川俊太郎などの詩、平家物語・万葉集・奥の細道などの古典、そして和洋の民話を語りで表現されています。

 

 

 

 

 

 

 

***参加者の感想より***

・もともと朗読に興味があったので、話をきくのが楽しかったです。語り方がとても聞きやすくて話を書いた本人が語っているかのような臨場感があり、どの瞬間もおもしろかったです。絵本以外の話を語っていただく機会はなかなかないのですごく新鮮な気持ちになりました。

・音だけで文学を読むことは、自分はほとんどないので新鮮でした。文字で読むとその書き手の意思が伝わりますが、音で聴くとそれは書き手ではなく、読み手の意思が伝わることになるのでおもしろいです。琵琶法師を思い出しました。

・すごく聞きやすい声で、声の強弱や間のとり方にいろいろなバリエーションがあって、聞いていてとても面白かったし、話の中に入り込むことができました。二つのお話が全然違うジャンルで、一日で二種類も楽しむことができてとてもいい時間を過ごせました。最初に読まれた詩が印象に残っていて、一文一文がすごく心に響きました。

・今、個人的に少し忙しい日々を過ごしていたので、短い時間ではあったけれど、”落ち着く”時間をつくることができました。特に、茨木のり子さんの詩とプロフィールを聴きながら、自分の生活と重ね合わせたりすることができ、心の奥底につきささるような強くあたたかいメッセージだったな、と思います。本当にありがとうございました。

 

                                                                                                                                                  

 

 

 

 

 

 

「後期読書会」開催

 10月28日(金)放課後、後期読書会が開催されました。

 今年は『彼女のアリア』(森 絵都・著)をテキストにして、4つのグループに分かれ、感想や意見を話し合いました。各グループの司会が示した観点で約1時間の討議の後、代表者が話し合ったことを全体発表しました。

 ◇参加人数 27名(1年生11名 2年生12名 教職員4名)

 ◇会  場 大会議室

 ***「彼女のアリア」(森 絵都・著) あ ら す じ***

 不眠症に悩むぼくは、授業をさぼって旧校舎に行くと、ピアノを弾いている藤谷りえ子と出会った。バッハの「ゴルトベルグ変奏曲」にのって、二人の淡い思いがゆれていく。(出典:全国学校図書館協議会)

***参加者の感想***

・思っていた以上にアットホームで、ゆったりとした良い時間でした。色んなことを語り合えて良かったです。

・本についてみんなで話すという経験が今まであまりなかったので、様々な意見を出して共感したり、反対の意見を出し合ったりすることが楽しかったです。一つの本でここまで話が広がるというのも本の魅力だなと改めて実感しました。

・自分一人だとただ読むだけで終わってしまう本が、様々な質問を投げかけられると話が深まっていって、一人じゃ気づけないことに気づけて、それが読書会のいいところだと改めて思いました。

・読書会というものに参加するのは初めてだった。延々と意見を述べ合う堅苦しいものを想像していたが、身近なことと結び付けて考えたり、賛成・反対を投票したりすることで新たな視点から作品を味わうことができた。

・色々な意見を聞けて面白かったです。難しいですが、希望者で長めの推理小説とかでやっても面白そう。

・去年より発言の機会を増やすことができた。

・司会、ちょっとだけ初め緊張しましたが、サポートの先生がいてくれて助かりました。参加して良かったです。        

 

 

 

  

 

                   

 

 

         

 

 

 

 

 

 

お知らせ

 

後 期 読 書 会 を行いました 

日 時:2021年10月29日(金) 放課後

場 所:2階大会議室

参加人数:24人  1年 11人・2年 13人・ 教職員  4人        

☆テキスト 『夕日へ続く道』  石田 衣良

☆あらすじ 学校へは行きたくない、かといってひきこもりにもなりたくない。毎日公園に通う雄吾は、

廃品回収の源ジイと知り合う。「ノミ屋」という裏稼業を営んできた源ジイが教えてくれた、人生の必勝法とは......。  

☆参加者の感想

「司会は難しかったし、まとめるのも大変だけど、楽しい雰囲気で話し合いが出来て、成功したなと思いました。」

「小説を深めるということは読書感想文くらいでしかしたことがなかったので難しかったけど、他の人の意見を聞くことが出来てとても貴重な体験が出来た。これからの小説の楽しみの1つにしたい。」

「本について授業以外でここまで深く考えたり、話し合ったりする機会は、これまでなかったので楽しかった。」 

「小説で他人の人生を知ることができ、それを追体験するという先生の話に共感を覚えた。他の人のこの小説での考え方が自分とは違っていたので、新しい視点で読むことが出来たし、自分が飛ばしてしまったところも考えさせられたので、よい体験となった。」