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蒼頡は鳥の足跡で文字を創ったそうだ(校長日記)

孟母三遷の教え

 今朝も晴天。梅雨はいつ来るのでしょうか。雨降り天気は憂鬱ですが、やはり季節感は大事です。この時期は雨模様。四季がある日本が失われてしまうのでしょうか。

 今日も一日いい日でありますように。

 

 いつもの散歩コースにある大木。スダジイの木でしょうか。小学生の頃はよくこの木に登って遊びました。いわゆる「秘密基地」を作りました。この公園全部を使って『缶蹴り』を良くしたものです。この木のほかに、別の場所にも「秘密基地」がありましたが、そちらの木の方は、昨日クマが目撃されました。今の子供たちは木登りなんてできるのでしょうか。

 昔の子供たちは自然が遊び場でした。木登り、田んぼ、川・・・。舗装されていない道路もありました。そのフィールドを縦横無尽に駆け巡っていました。今の子供たちは木登りなんかするんだろうか?田んぼに入ってドジョウやカエルを捕まえたりするんだろうか?川で魚を釣ったり、未舗装の道(昔は「がたがた道」と言ったものです)を走ったりできるんだろうか。

 運動の発育・発達の観点で考えると、小学生の4・5・6年生のころ、いわゆるゴールデンエイジと言われるこの時期は、高度な運動神経を獲得できる時期だといわれています。(即座の習得)この時期に的確な指導者のもとトレーニング、いわゆる運動刺激(特に巧緻性、敏捷性を鍛える運動神経系)を入れる必要があります。これは次に迎える中学生の時期(この時期は第2次性徴で心身のバランスが崩れてしまうのですが)や高校生の時期に確実につながっていきます。

 昔は専門のコーチがいなくても、子どもたちが自分でトレーニングしていたのです。「がたがた道」を良く走りました。転んだことはあっても、捻挫をしたことはありませんでした。木登り、山を駆け巡り「缶蹴り」、田んぼで足を取られながらでもバランスを取りながらドジョウつかみ。

 環境が人を作ります。運動もそして学習も。

 「孟母三遷の教え」

 「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

 楽しく一生懸命