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材料化学科 - 授業内容

授業紹介 実習編

工業高校の良いところは、何といっても実習の時間が多いところ!

つまり、座って受ける授業が普通高校に比べて少ないです。

座って受ける授業は退屈だ…と思っている中学生の君!!

是非、工業高校へいらっしゃい!退屈させませんよ花丸

 

材料化学科の実習でどのようなことを学ぶのか、写真と一緒に紹介します♪

実習は、複数のグループに分かれて、5週間程度したらローテーションし、1年間ですべての実習を受けるような形になります。

 

【1年実習】

週に3時間あります。

・陽イオンの定性分析

金属って、イオンの状態だと見えないのです!

これに、ある液体を加えることで金属の沈殿ができまず!

このように、イオンとして存在している金属を、私たちが見える金属の状態するような実験です。

・ガラス器具の作製と中和滴定

ガラスの棒を熱して、一人ひとりメスピペットを作製します。

そのメスピペットを利用して、計量をする練習をします。

酸性とアルカリ性の液体をちょうどよく混ぜると中和しますね!

中和したときに色が変わる特別な液体を入れて、どれくらいで反応するかを見て確かめる実験です(写真は後日追加します)。

・「Word」の使い方

「保護者懇談会のお知らせ」など、学校からもらうかしこまった書類は、「word(ワード)」という文書作成ソフトで作られます。

これを使えるようにするための実習です。

・製図

2年生で受検する基礎製図検定に向けて、立体の書き方やイメージの仕方などを学びます。

・探究

グループに分かれて、決められたテーマに沿って話し合い、発表します。

 

【2年実習】

週に6時間あります。

・キレート滴定

「硬水」と「軟水」って聞いたことありませんか?

日本の水はほとんどが軟水で、ヨーロッパは硬水です。

これは、水の中にどれだけ金属のイオンが含まれているかで決まります。

金属のイオンがどれだけ含まれているか、つまり、「硬度」を求めるための実験です。

この実験は、工業高校の化学系の生徒が競う「ものづくりコンテスト化学分析部門」の競技に選ばれています!

・消しゴムの製造・定規の製作

射出成型機という機械を使って、プラスチックのつぶつぶを溶かして、定規やメダルの形を作ります。

また、液体を反応させて、消しゴムを作ります。消えやすい消しゴムを作るための比率を探ります!

 

・有機合成

食品の防腐剤、良いにおいのする香料など、いろいろなものを作る実験を行います。

・「Excel」の使い方

 足しなどの計算や、グラフなどを作るときに役に立つ、「Excel(エクセル)」という表計算ソフトの作り方を学びます。

 

【3年実習】

週に6時間あります。

・化学プラント

工場にあるような大きいタンクの小型版を使って実習をします。

・3DCAD、3Dプリンター

2年生で製図を学び、いよいよそれを形にするときです!

パソコン上でデータを作成し、実際にプリンターで模型を作成します。

・機器分析

液体にどんな元素が含まれているか、どれくらいの濃度で含まれているかなどを機械を使って調べます。

また、電子顕微鏡を利用して、髪の毛や、トンボの目、消しゴムなどを細かく見ることができます。

・セラミックス

セラミックスというのは、お皿(陶器)のような素材のものです。

粉末の状態のものに水などの材料を混ぜで、泡を取り除き、そこから型に流し込んでいろいろな形を作るようです。

写真は、手のひらサイズのミルクピッチャーを作り、表面を整えているところです。

失敗作もたくさんできるみたいです。

 

【課題研究】

3年生の集大成的な時間です!

週に3時間あります。

自分たちで取り組みたいテーマを決めて、実験などを行い、発表までします。

今年度のテーマとしては、香水の作成、バスボムの作成、川の水の調査、日焼け止めの作成、ホログラムの作成、5S活動などがあります。