この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
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教職員のつぶやき。
飲水思源 - 水を飲む時はその源を思いましょう
令和6年2月第3週つぶやき当番のHです。このサイトをデザインしたり、右上の50周年の絵を作ったり、などしております。
来週2月21日(水) は、郷土の偉人である八田與一技師の誕生日です。技師は、本校から近い花園地区で生まれ、台湾に完成当時世界最大である烏山頭ダムを作り、台南の土地を豊かにする水利事業(嘉南大圳)に尽力しました。その大事業の功績は彼一人だけのものでは有りませんが、技師はその人柄も有って今も台湾の人達に親しまれ、当時の住居や資料館、池などが有る広い公園が有ったり、隆田 cha chaという文化資産教育テーマパークで扱われたり、教科書に取り上げられたり、して居ます。また、毎年5月8日にはダム湖畔で技師の墓前祭も盛大に行われております。
左の写真は、'20年9月下旬、嘉南大圳着工100周年/竣工90周年記念として台南市政府文化局が制作し台南市内の小学生に配布され、'22年2月に日本語版として発売された「1930 台湾烏山頭」という絵本です。表紙の左の人物が八田與一技師。右の人物は大きく広げられているタペストリーを描いた画家の伊東哲氏。彼も金沢出身で技師の親戚にあたります。中央の娘は内緒。後半は貴重な資料が多く載せられており、とても判り易いです。この絵本には、台南の人達から見た烏山頭への思いが込められています。本校図書館にも有りますので、機会が有りましたら一度ご覧下さい。
ISBN 9784833022491
左の写真は、上の絵本でも難工事として描かれている、山を隔てた川からダム湖への隧道の、その取水口に有る、のちに現地の人によって建てられた「飲水思源」の碑です。昨年5月に私が技師墓前祭に参列した際に訪問し撮影したものです。
「飲水思源」とは「水を飲む時にはその源のことを思いましょう」という意味の中国の故事成句で、この碑は、台南は今は当たり前に水が豊かな地帯になっているが、その為に何が有ったのかを忘れず、技師や当時の台南の人達に感謝しましょう、という思いをあらわしています。
身近な例では辰巳用水など。河北潟もそうかも知れません。水に限らず、某缶珈琲のCMの「世界は誰かの仕事で出来て居る」に通じるのではと、私は思って居ります。
令和6年度能登半島地震に被災された全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 また、真摯に救援、救護、復旧に当たっていらっしゃる全ての皆様、そして、様々な形でご支援を頂いている全ての皆様に、心より敬意を表します。
以上、来週の話題でしたが、最後までお読みいただき、有難う御座いました。
令和6年2月第3週(2/12-16)つぶやき当番のM.Hでした。
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