教職員のつぶやき。 ー 本校の教職員全員が、週一回、リレー形式で、つぶやきます。

2024年5月の記事一覧

晴れ 今年も暑い夏がやってきます。

 石川県出身の大の里関が記録づくしで優勝をはたしました。テレビで見ていて圧倒的な強さを発揮し、ふるさと石川に勇気と感動を与えました。そして、今年1号の台風も発生し、気温も30度に迫るような暑さで、そろそろ熱中症対策をしなければいけないと思う今日この頃です。

 ニュースでは今年も昨年のように暑くなるとも言われ、去年よりさらに暑くなると予想されており考えるとぞっとします。そのまえに、ジメジメした梅雨の季節。暑くてジメジメ。耐えられるかなぁと心配しています。水分補給に食べ物の保管方法などたくさん考えなければなりません。

 そして、生徒の皆さんは期末試験など毎日考えなければならないことが多いですね。その前に、県の高校総体・総文も始まります。3年生は今までの成果が発揮されるように、暑さに負けず体調を整えてそれぞれの場所で活躍してください。私も水分の摂りすぎや涼しい場所にずっといるなどやめて、夏に勝つ身体をつくらないと。皆さんに負けずに頑張りますヨ。

眼鏡 「自ら」学ぶ?

 本校に赴任して、はや2カ月が経とうとしています。日々感じるのは、向陽生は身をもって校訓を表そうとしているということ。「自ら」学ぶ。自学。定期的に生徒議会を開いて議論したり、生徒会が自主的に動いてルールをつくったり。結果として自分たちのやりたいことをやれたり。上級生は遠足でスマホを使用できましたもんね。自分たちで考えて、行動する。それを見えるかたちで残す。本当にすごい!と思います。

 ちょっと立ち止まって考えてみると…「自分たちで」って一体どういうことなのでしょうか…なぜ議論したり、ルールをつくったりするのでしょう。スマホを使いたいから?それだと、「〜したい」という欲求に自分たちの行動が支配されている気がします。自分たち「だけ」で動いたことにならないですよね。自分たちだけじゃなく「欲求」という存在があって、自分たちは動かされている。欲求が自分たちを操っているような…じゃあ一体どうすればいいのでしょうか…

 まずは、自分たちは欲求に操られているかも…という視点に「気づく」必要があると思います。私自身も反省する点は多いのですが、そういう「自分の視点とは異なる視点の気づき」を積み重ねていけば、より良い「自分たちで」を、体現できるかもしれませんね。

虫眼鏡 田んぼに苗が植えられています…

 生物基礎(2年)の授業で、学校周辺の田んぼでの観察を少しずつしていこうと思い、今日は1時間目はなんとか晴れていたので、田んぼに移動し水の中の微生物の観察をしました。 

 水を採取したところ、「アオミドロ」と「アミミドロ」を見つけることができました。アオミドロは田んぼの中の緑色の藻(糸状)がたいていそうなので、よく観察できるのですが、「アミミドロ」はめったにお目にかかれない!1時間目にこれがありました!当たり!1時間目のクラスの皆さんの強運に感謝!最近の私のヒットです。<写真はアオミドロ(直線型緑色)とアミミドロ(網目状)>

 その後、4時間目に同じビーカーから探してもアミミドロはなかなか見つからず…プレパラートを洗って始末してしまった私は泣きました。やはりレアな「アミミドロ」、また、探してみます。田んぼを見たら、「緑の藻」を探してみてください。

 

お辞儀 あっという間に終わったGW

今年のGWは多い人は10連休。我が家の娘はUSJやBBQを満喫しており、私は1日だけ趣味であるサウナで日頃の疲れを癒すことができました。

なかにはGWに限らず、毎週能登での復興支援のためボランティア活動されている方々もいると聞きました。先日、話す機会があり静岡県や愛知県より来ているとのことでした。宿泊費や食費など自己負担ですが「もうボランティア活動が趣味というか生活の一部ですかねぇ」と笑いながら話し、日焼けした顔から白い歯が光りました。今は石川県に来ていますが、その方は東北や九州にも出向いていたとのことでした。

先日も仕事で志賀町に行った際、1月の頃と変わらず屋根にはブルーシートがあり復興にはまだまだ時間が掛かると実感しました。家屋等の被害に目はいきがちですが、墓地や霊園の墓石も崩れたり倒れたままで心が痛む思いをしました。

家屋倒壊などの物理的な不安や、転居や生活環境の変化で精神的な不安のなか生活されている方がたくさんいます。今、不自由なく生活できていることに感謝し日々を過ごしていきたいです。そして健康の保持増進に努めたいです。

がんばろう石川(^O^)/

昼 五月晴れでありたいですね

 昔から「五月病」とは言いますが、近頃は「五月病」ならぬ「四月病」が心配されているらしいです。新年度に伴う職場や家庭などの環境の変化や、寒暖差に対応するため、自律神経に過度の負担がかかることが影響して、頭痛やめまい、倦怠感や不眠を訴える人が多いとのこと。また、春は気分が高まりやすく、自分でも意識しないうちにオーバーワークになってしまうことも要因の一つらしいです。

 私も年齢が年齢だけに、すぐに疲れてしまい回復には時間がかかります。時に仕事中に居眠りをしてしまい失笑を買うこともあったりして情けない有様。自分では悔しい思いしかありませんが、年齢が高くなるにつれてやってくる老化には克てない。入学式の頃には吐き気と下痢でダウンしてしまいました。原因不明で点滴と薬で何とか乗り越えることができましたが、今から思えば老化というより「四月病」の一つだったのかもしれません。

 新学期はとにかく疲れます。とりわけ高校1年生は環境がガラリと変わるため疲れて当たり前だと思います。みんな同じなのであまり気にしすぎないことですネ。その他に栄養バランスの良い食事、快適な睡眠、趣味などでリラックスする、毎日適度に身体を動かすことなどが「四月病」対策には良いと聞きます。

 ゴールデンウイークも後半に突入しました。ゆったりできる自分の時間を確保してリフレッシュしたいものです。幸い天気も良さそうなので、私も野山を散策したり、バーベキューしたりして明日への英気を養う予定です。

   先日の遠足では、青空の下新緑の中を歩き、クラスの親睦も深まりました。今年の春は気温の関係によるのか、桜の咲いている期間が長く、桜を十分に堪能できましたが、新緑もまた美しいですね。

 ここで有名な俳句二句を紹介したいと思います。一句目は桂信子氏、二句目は山口誓子氏の作です。

   新緑の なかまつすぐな 幹ならぶ (新緑の中で真っ直ぐな幹が並んでいる。) 

   新緑に 犬が真夏の 呼吸づかひ  (新緑の季節。犬は真夏のような元気のいい息づかいをしている。)

 それではゴールデンウイーク後、お互いに元気に再会しましょう。