令和6年度 学校日誌

令和6年度 学校日誌

氷見第九合唱団来たる!

10月14日(日)の15時から本校メディアセンターで氷見第九合唱団の慰問演奏会が行われました。

ベートーベンの第九の「歓喜の歌」に始まり、指揮者の澤武紀行氏による独唱、最後は唱歌メドレーで締めくくりました。

アンコールは「ふるさと」を、見に来た人たちと一緒に歌いました。

迫力があり、厚みのある合唱でした。

また、氷見市長さんから小学校と中学校にと「お水」を頂きました。有難うございました。

  

 

オペラがやってきた!

10月7日(金)に藤原歌劇団によるオペラの公演がありました。

今回公演したのは現代オペラで「助けて,助けて!宇宙人がやってきた!」というものです。

生徒たち10数名も宇宙人役で出演し、ダンスで観客を楽しませました。

宇宙人を追い払うために校歌を歌うシーンもあり、キャストも観客も一緒に大きな声で歌う校歌は素敵でした。

今回の公演を通して、一つの舞台を仕上げるために,音響・美術・衣装・役者等と多くの人たちが関わっていることを実感できたのではないでしょうか。

また、プロの役者と同じ舞台を踏んだことは、参加した生徒たちには貴重な経験になったと思います。

オペラを見たのは初めて,と言う生徒が多い中、「楽しかった」という感想が多く嬉しい限りです。

豪雨の後で,開催も心配されましたが、なんとか無事公演を終えることができました。

また、雨の中、早朝から舞台の機材や道具の搬入、そして最後の搬出と多くの保護者の皆様に手伝っていただきました。

感謝申しあげます。

心温まるコンサート

10月2日(火)に作曲家の弓削田健介先生を迎えてコンサートを行いました。

先生は東日本大震災の時も慰問コンサートを行い、被災者を支援してきました。

先生が手がけてきた楽曲には暖かなメッセージがあり、歌詞にこめた言葉の想いを生徒たちに伝えてくれました。

先生ののびやかな歌声と楽しいトークに魅了されながらのあっという間の50分間でした。

最後はこれから先生がつくる楽曲のお手伝いとして、元気が出る言葉などを生徒たちが思い思いに書いていました。

ある保護者から、お子さんに「楽しかった?」と尋ねると「楽しいじゃなくて,感動だよ」と答えていた、ということを教えていただきました。

音楽を生業としている方の生の歌声。そして、歌詞から伝わるメッセージ。

そのメッセージをちゃんと受け取ることができた生徒たちの心にも感動した次第です。

 

高円宮杯第76回英語弁論大会 全国大会出場

9月28日(土)に行われた高円宮杯第76回英語弁論大会石川大会で、3年生の菅原結花さんが2位に入賞し、11月28日(木)に行われる全国大会に出場することとなりました。今回経験した震災から、自分たちができることの一つとして修学旅行でのPR活動についてスピーチをしました。全国大会でも能登の現状を伝え、能登と全国を繋ぐ役割を果たしてきてくれることを願っています。

復興に向けて・・・修学旅行と金沢研修

豪雨に見舞われる直前、3年生は修学旅行で東京へ、1・2年生は金沢へ研修に行ってきました。

修学旅行では八重洲いしかわテラスで門前の現状を伝えるPR活動を行ってきました。

道行く人にチラシを配り、テラスの中ではプレゼン発表を行い、見て下さった方々にメッセージカードと飴を配り、と大忙しでした。東京では「ニュースも見なくなったので復興しているものと思っていた」と言う人もいて、3年生の活動が復興支援への一助になることを願っています。

金沢研修では21世紀美術館と県立図書館を見学してきました。

生徒たちが見た金沢の町並みや施設から感じ取ったことを、復興に向けた町づくりに伝えていってほしいと思っています。

若者の視点を大切にした町づくりが、門前町を魅力ある場所にしてくれると思います。

なお、この修学旅行と金沢研修を行うにあたり、セーブ・ザ・チルドレン様と石川県PTA連合様より支援をいただきましたことをご報告致します。

生徒たちが楽しいひとときを過ごすことができたことに、感謝申しあげます。

ピカチュウもやってきた!

門前西小学校、東小学校の児童との交流でやってきたピカチュウに中学生もわくわく。

中学生とも写真だけでも撮らせていただけませんかとお願いしたところ、快諾。

ポケモン財団のスタッフの皆様とピカチュウに感謝です。

そして翌日、財団からサンバイザーとステッカーも送られてきて、これにも感動しました。

ピカチュウに元気をもらった中学生と職員でした。

 

小学校がやってきた!2学期スタート!

いよいよ2学期が始まりました。

門前東小学校の校舎の安全性が危惧されることから、2学期から門前東小学校と西小学校の2校が門前中学校で一緒に学習することになりました。少々手狭にはなりますが、お互いに工夫しながら教育活動を行っていきたいと思います。

小学生を見ているとやはり中学生は落ち着いており、大人だなぁと感じます。

始業式前には英検準2級を取得した2名の生徒の表彰を行いました。

2学期は行事も多く、中学生の力を小学生に見せてあげる良い機会です。

小学生が憧れるような中学生になってほしいと思います。

一緒に学んで楽しかった、よかったと思える2学期にしていきましょう!

 

 

夢のような3日間「街と能登の応援フェス」

日本サッカー協会と東京都文京区の招待で、8月21日~23日まで輪島市の中学2年生が「街と能登の応援フェス」に参加し、スポーツ交流や職場体験などを体験してきました。

東京ドームで行われたスポーツ交流では,ドームのフィールドに降り立った瞬間大歓声が上がりました。

文京区の小学生・中学生、東陽中学校の生徒とチームを組み、チームリーダーにプロテニスプレーヤーの笹原龍さんと元なでしこジャパンのメンバーの小林弥生さんを迎えて競ったスポーツ交流は4チーム中4位でしたが,大変楽しく競技することができました。その夜の巨人-広島戦ではそれぞれ応援したいチームに分かれて応援しましたが、まれに見る名勝負に勝ち負けに関係なく,皆大満足でした。

翌日は小弥生さんを「夢先生」に迎え、夢を叶えるために努力してきたこと,苦しかったことをお話ししていただきました。トップアスリートも日々の努力で今があること、夢が叶わなくても、新しく目標をもって努力を続けている姿には生徒みんなに感動を与えてくれました。

この3日間、2年生はルールやマナーを守りながら門前中学校の生徒として立派な姿を見せてくれました。

大変誇らしかったです。

今回の経験がこれからの学校生活や将来に生かしてくれるように願います。

ダブルわくワーク体験

2年生で行う職場体験ですが、今年は地元の門前と東京都文京区の2カ所で行うことができました。

地元の事業所では、被災しているにもかかわらず体験を快く引き受けて下さり,大変感謝しております。

また、文京区での職場体験は、JFA(日本阪ー協会)と文京区立本郷台中学校の校長先生、PTAの方々のおかげで実現することができました。本当にありがとうございます。

どちらも、事業所の方々の温かいご指導の下、働くことの大変さや楽しさを学ぶことができたと思います。

働く大人は、誰かのために,夢のためにと、なにかしら目的を持って働いています。

だからこそ、学び続けることもできています。

生徒たちは,働く大人の姿をどう受け止めたでしょうか。

2つの街での職場体験が、生徒たちの将来にどんな夢を描かせてくれるか楽しみです。

 

いつのまにか・・・

ご報告が遅れましたが、

震災後、門前中学校の正面玄関前に建てられた白い仮設テントですが、8月21日から2日間かけて撤去されました。

避難者の住居として、また物資の仮置き場としても活躍したテントでした。

必要とされている場所への移動を試みましたが、なかなか難しく、結局、撤去することとなりました。

撤去にあたり、専修大学附属高等学校の生徒さんたちがボランティアで参加してくれました。

気温の高い暑い日でしたが、手際よく解体していただきました。

生徒さん達はワンダーフォーゲル部に所属しており、2日間とも宿舎になっていたビューサンセットから学校まで歩いてきたそうです。

高校生のたくましさに感心した次第です。

遅くなりましたが撤去作業に関わって下さった皆様に感謝申しあげます。

白いテントはしばらく門前中学校のランドマークになっていましたが、撤去されてすっきりしたような、少し淋しいような・・・。これも「復興の一歩」と考えようと思っています。

 

皮肉なことに、この1カ月後に豪雨に見舞われ、再び避難所を一晩開設することとなりました。

心折れそうにもなりますが、支援して下さるボランティアの方々のたくましさを思い出しながら今後も頑張りたいと思います。