学校日誌

錦高日記10月6日(水)~読書の秋です

 先日、本校の体験入学に多くの中学生が訪れてくれました。校舎を案内した中で、中学生の皆さんが印象に残った場所の一つが、図書館でもあるマルチメディアセンターです。大きな空間にたくさんの蔵書がある素敵な場所で、放課後には多くの生徒が学習に励んでいるところでもあります。

 高校生の読書量が少なくなってきたといわれて久しいけれど、感性が鋭い高校生年代に、こんなに多くの知識や世界観に触れないことは、とてももったいないことではないでしょうか。多くの本に触れ、多様な価値観や思いを知ることで、自分自身の世界は確実に広がります。長い年月を経ても読み継がれている古典的作品はもちろん、手軽に感情移入できる小説でもいいし、専門家がわかりやすく紹介してくれる新書でもいい。本を読むことで、自分の思いや考えをどんな「カタチ」として表現できるのかを学ぶことにもつながります。高校生のカバンには、本が一冊は入っていてほしいものです。

 忙しい高校生活、そんな時間があったら単語帳を・・・なんて考えも脳裏をよぎるかもしれませんが、隙間時間が無理なら、就寝前の15分間だけでもいい。静かな秋の夜長、スマホをオフにして、本や自分自身と向き合う豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。人生を豊かにする贅沢な時間を。