本校の「総合的な探究の時間」の構想図です。
【「総合的な探究の時間」を通して身に付けたい資質・能力】
令和5年度に、錦丘中学校・高等学校は「総合的な学習及び探究の時間を通して身に付けたい21の資質・能力」を設定しました。下のピクトグラムは、令和5年度の高等学校美術部が作成したものです。
【前に踏み出す力】
1 目標への段取り力
2 主体的行動力
3 向上心
4 自己管理能力(耐える力)
5 表現力
6 レジリエンス(挫折回復力)
7 柔軟性
【考え抜く力】
8 論理的思考力
9 多角的・多面的視点
10 深く掘り下げる力
11 課題発見力
12 知的好奇心
13 学び続ける力
14 創造力
【チームで働く力】
15 協働力
16 自己有用感
17 傾聴力・共感力
18 対話力・質問力
19 問題解決力
20 リーダーシップ
21 発信力
探究日誌
【2年総探】絵本で子育て支援
「総合的な探究の時間」で、子育てを絵本で支援する研究をしている2年生のグループが、自作の絵本を幼稚園や保育所に持参しました。
絵本は食事を描いた「みてみておやさい」と就寝を題材にした「おふとんさがそ!」の2冊で、子どもに読み聞かせてもらった保護者に、子育てに役立ったかアンケートを行います。
カラフルでかわいらしい絵本を子どもたちに見てもらうのが楽しみです。
【2年総探】献血に行こう! ツアー開催
グループで課題研究に取り組む「総合的な探究の時間」で、献血協力者を増やすことに取り組んでいる2年生のグループが「献血ツアー」を実施しました。
メンバーが自作の献血PRの動画を見て啓発を行い、参加者を募集したところ、15人が金沢市の献血ルーム ル・キューブに集まりました。
参加者は緊張気味に腕を差し出して、採血を受けていましたが、献血が終わると「思ったより痛くなかった」「また来たい」と充実した様子でした。
【課外で探究】日本数学A-lympiad で審査員奨励賞を受賞しました。
金沢大学が主催する「第7回日本数学A-lympiad(エーリンピアード)」に本校から3チームが挑戦し、そのうちの1チーム(堀家 涼さん、麦井 蓮さん、高木 空さん、北村 文人さん。いずれも2年生)が審査員奨励賞を受賞しました。
「日本数学A-lympiad」は、正解のない現実の諸課題に対し、数学の考え方を用いてチームで解決策を考える大会で、オランダで開催される国際大会(Math A-lympiad)への日本代表としての出場権を争います。今年度は全国20都道府県42校から114チーム434名が参加したそうです。
【2年総探】おにぎり発売の記者発表!(12/12)
「受験生応援おにぎり」の発売を明日に控え、金沢フォーラスにて記者発表が行われました。テレビ局4社、新聞社3社が訪れ、考案した女子生徒4名は堂々と取材に答えていました。
〇テレビニュースの放送予定(12/12) ※変更となる場合があります
11:40~ テレビ金沢のニュース内
11:50~ 北陸朝日放送のニュース内
17:30~18:50 北陸朝日放送のニュース内
18:09~18:50 石川テレビのニュース内
18:15~18:50 北陸放送のニュース内
〇12/13朝刊 北國新聞、北陸中日新聞、日本農業新聞
〇その他、全農いしかわ、㈱米心石川のSNSで発信される予定です。
【2年総探】おにぎりで受験生を応援!
2年生の「総合的な探究の時間」は、グループで課題研究に取り組んでおり、1つのグループは 株式会社米心石川 様の協力のもと「受験生応援おにぎり」を考案しました。そして、本校生徒の考案によるの商品「能登産牛乳使用 ウインナーカレーおにぎり」が、12月13日(金)からR7年3月19日(水)まで、県内のスーパー、コンビニなどで販売されることになりました。ぜひお買い求めください。なお、能登高校が考案した「能登豚みそおにぎり」も同時発売されます。
※「winner (勝者)」と「ウインナー」、「(志望校に) 受かれ」と「カレー」をかけており、パッケージデザインがお守りになっている、大変縁起のよいおにぎりです(デザインも生徒です)。また、能登への応援の意味から能登産の牛乳を使っています。
【課外で探究】「北陸 inochi 学生 Forum 2024」に2年生4名が参加しました
11/4(月・祝)に県教育会館で行われたイベント「北陸 inochi 学生 Forum 2024」(大学生が企画した課題解決型プログラム)に、本校2年生の有志4名が結成したチーム「天津飯」が参加して研究成果を発表しました。
4名は半年間にわたり、指定された課題「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」について、放課後や休日に集まって研究を続けてきたそうです。
当日の参加チームは、2段階の選考を潜り抜けた以下の10チームでした。
・金沢大学附属高校(2チーム)
・石川県立小松高等学校(2チーム)
・石川県立金沢錦丘高等学校
・石川県立金沢泉丘高等学校+星稜高等学校
・小松大谷高等学校
・福井県立鯖江高等学校
・仁愛女子高等学校(2チーム)
本校生徒の発表は審査員(金沢大学教授等)から高評価をいただき、結果はなんと第3位!この後、うまくいけば北陸地区の代表として大阪で発表できる可能性があるそうです。おめでとうございます!
本校では、生徒がこうした外部団体(自治体や教育機関、一般社団法人、NPOなど)が主催する探究活動に参加することを後押ししています。様々な人々と積極的に関わり、自らの世界を広げてほしい、また自分の可能性に気付いてほしいと思います。
【2年総探】相互評価ワークショップ
現在2年生は約70のグループに分かれ、それぞれが興味・関心に応じて課題研究(Nishiki探究プロジェクト)に取り組んでいます。研究開始から半年以上が過ぎ、これまでの活動をふり返る「相互評価ワークショップ」を行いました。
このワークショップでは、一緒に活動しているグループのメンバーに対して、課題研究を通して身に付いたと思う力やねぎらいの言葉などの「思い」を、直接口頭で伝え合う活動です。まずは付箋にそれぞれへの思いを書き、それを読みながら伝え合うのですが、活動中は少し気恥ずかしそうな様子もありました。それでもたくさんの笑顔が見られ、教室はとても暖かな雰囲気になりました。
活動の最後に、生徒はそれぞれ自分に身に付いたと思う力について付箋に書き、ファイルに綴っていました。周りからもらったり自分で紡いだ「言の葉」を大切にしていきたいですね。
なお身に付いたと考える力については、本校が昨年度設定した「総合的な学習及び探究の時間を通して身に付けたい21の資質・能力」を参照しながら考えました。本ホームページメニューの「総合的な探究の時間」をクリックすると確認できます。ご覧ください。
【1年総探】学校での取り組みが地域に広がっています
10月22日(火)に実施した、1年生「よりよいまちづくりプロジェクト」の1コースである「⑧地域プロスポーツの役割」では、金沢ポート株式会社の執行役員の堀さんに本校に来ていただき、地域にあるプロスポーツ団体が果たす役割や知名度アップの方策について考えました。実はその際に、金沢ポートに向けて、横断幕に生徒がメッセージを書きました。
10月25日(金)に小松末広体育館(義経アリーナ)で実施された金沢ポートホーム開幕戦(対T.T彩たま戦)で、そのメッセージが会場(なんと玄関の一番目立つところ!)に掲示されていました。試合は白熱しましたが、残念ながら負けてしまいました。一方で試合中のファンの皆さんの熱い声援、そのファンを大切にするチームやスタッフの皆さんの様子が非常に印象的でした。
地域プロスポーツがもつ①教育的効果、②経済的効果、③社会的効果を最大化する方法、きっとあるはずです。これからも1年生1コース約40人は、探究活動を通じて、課題解決を図っていきます。
【2年総探】第2回ヘルプデスク
本日6,7限の時間帯に、課題研究「ヘルプデスク」を実施しました。ヘルプデスクは各グループの研究に対して、外部の講師がアドバイスをしてくれる機会で、7月に続き2回目の実施です。
今回は大学の先生3名に加え、本校OGの学部生2名も参加してくれました。本校教頭先生も参加しました。生徒たちは秋からの探究活動本格化に向けて、講師の先生からの助言に真剣に耳を傾けていました。秋は「探究の秋」を合い言葉に、各グループが活動を続けています。
【1年総探】よりよいまちづくりプロジェクト フィールドワーク
10月15日火曜日午後より、よりよいまちづくりプロジェクト「フィールドワーク」を全8コースに分かれて実施しました。以下で活動内容を紹介します。
①水害に強いまちづくりと②データサイエンスに基づく地震防災の2コースは、治水に関する専門家および地域の防災士の計16名がグループごとに帯同し、フィールドワークを実施しました。本校は伏見川および森本・富樫断層の付近に立地しています。生徒たちはそれぞれのグループで、自分たちの研究テーマについて考えながら活動していました。
③震災後の新しいまちづくりのコースでは、内灘町役場の職員から、町内の被災の状況について説明を受け、その後内灘町立西荒屋小学校に移動し、フィールドワークを行いました。被災の状況を目の前にしながら、将来の町の在り方について考えを巡らせていました。車が地面に埋まっている、バスで移動する際に横に大きく揺られるなど、報道ではわからない現場の実態を目の当たりにし、たくさんの学びがあった様子でした。
④避難所運営についてのコースでは、講師の先生が避難所運営に関するゲームを通じたワークショップを実施しました。講師の先生からは「これから避難所のあり方を変える意味で、すぐにでも提言できるぐらい素晴らしい内容」とのお褒めの言葉を頂戴しました。生徒もこれまでにない見方や考え方を得られたと嬉しそうに語っていました。
⑤環境負荷の少ない循環型の社会のコースでは、戸室リサイクルプラザを訪問し、容器包装プラスチックの処理方法や埋め立てごみの現状について学習しました。現在使用している第4埋立地は50年後には現在いる高さまで埋まること、容器包装プラスチックにいかにたくさん違反ゴミが入っているのかなど、現地でしか聞けないことがたくさん聞けました。
⑥インバウンドの促進に関するコースでは、兼六園付近及び金沢駅東広場にて、外国人観光客へのインタビュー活動を実施しました。最初はかなり緊張していましたが、外国人観光客の方々がとてもフレンドリーに質問に答えてくれていました。石川県に来た際に困ったことや不便だと思ったことなど、普段の統計データではわからない生の声を聴けたようでした。
⑦DE&Iの考えが浸透した社会のコースはさらに2コースに分かれ、県立ろう学校への訪問、もしくは視覚障害の専門家によるワークショップを実施しました。ろう学校では職員および生徒と交流でき、ろう学校の生徒にとっても良い交流の機会となったことが嬉しく思います。また視覚障害については、これまでと異なるものの見方や考え方がたくさんあり、生徒のユニバーサルデザインに対する考え方が大きく変化しているように感じられました。
⑧地域プロスポーツの役割のコースでは、地元の商店などへのプロスポーツチームの知名度調査を実施しました。知名度は講師の先生が予想するより高かったようです。ポスターを貼ってもらうためにお願いをするなど、普段できないことがたくさんできました。お願いを受け入れていただくのも、残念ながら断られるのも、全てが良い経験ですね。
本日学んだことをもとに、今後各グループが研究テーマを決定し、本格的な探究活動に入っていきます。本日お世話になった講師の先生方、施設の方々、ご協力本当にありがとうございました。
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