「なりたい自分」への挑戦~探究で育む自己肯定感とキャリアデザイン力

本校の「総合的な探究の時間」の構想図です。

総合的な学習及び探究の時間を通して身に付けたい21の資質・能力

【「総合的な探究の時間」を通して身に付けたい資質・能力】

令和5年度に、錦丘中学校・高等学校は「総合的な学習及び探究の時間を通して身に付けたい21の資質・能力」を設定しました。下のピクトグラムは、令和5年度の高等学校美術部が作成したものです。

【前に踏み出す力】
  1 目標への段取り力
  2 主体的行動力
  3 向上心
  4 自己管理能力(耐える力)
  5 表現力
  6 レジリエンス(挫折回復力)
  7 柔軟性

【考え抜く力】
  8 論理的思考力
  9 多角的・多面的視点
 10 深く掘り下げる力
 11 課題発見力
 12 知的好奇心
 13 学び続ける力
 14 創造力

【チームで働く力】
 15 協働力
 16 自己有用感
 17 傾聴力・共感力
 18 対話力・質問力
 19 問題解決力
 20 リーダーシップ
 21 発信力

探究日誌

探究日誌

【課外で探究】「北陸 inochi 学生 Forum 2024」に2年生4名が参加しました

11/4(月・祝)に県教育会館で行われたイベント「北陸 inochi 学生 Forum 2024」(大学生が企画した課題解決型プログラム)に、本校2年生の有志4名が結成したチーム「天津飯」が参加して研究成果を発表しました。

4名は半年間にわたり、指定された課題「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」について、放課後や休日に集まって研究を続けてきたそうです。

当日の参加チームは、2段階の選考を潜り抜けた以下の10チームでした。
・金沢大学附属高校(2チーム)
・石川県立小松高等学校(2チーム)
・石川県立金沢錦丘高等学校
・石川県立金沢泉丘高等学校+星稜高等学校
・小松大谷高等学校
・福井県立鯖江高等学校
・仁愛女子高等学校(2チーム)

本校生徒の発表は審査員(金沢大学教授等)から高評価をいただき、結果はなんと第3位!この後、うまくいけば北陸地区の代表として大阪で発表できる可能性があるそうです。おめでとうございます!

本校では、生徒がこうした外部団体(自治体や教育機関、一般社団法人、NPOなど)が主催する探究活動に参加することを後押ししています。様々な人々と積極的に関わり、自らの世界を広げてほしい、また自分の可能性に気付いてほしいと思います。

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【2年総探】相互評価ワークショップ

現在2年生は約70のグループに分かれ、それぞれが興味・関心に応じて課題研究(Nishiki探究プロジェクト)に取り組んでいます。研究開始から半年以上が過ぎ、これまでの活動をふり返る「相互評価ワークショップ」を行いました。

このワークショップでは、一緒に活動しているグループのメンバーに対して、課題研究を通して身に付いたと思う力やねぎらいの言葉などの「思い」を、直接口頭で伝え合う活動です。まずは付箋にそれぞれへの思いを書き、それを読みながら伝え合うのですが、活動中は少し気恥ずかしそうな様子もありました。それでもたくさんの笑顔が見られ、教室はとても暖かな雰囲気になりました。

活動の最後に、生徒はそれぞれ自分に身に付いたと思う力について付箋に書き、ファイルに綴っていました。周りからもらったり自分で紡いだ「言の葉」を大切にしていきたいですね。

なお身に付いたと考える力については、本校が昨年度設定した「総合的な学習及び探究の時間を通して身に付けたい21の資質・能力」を参照しながら考えました。本ホームページメニューの「総合的な探究の時間」をクリックすると確認できます。ご覧ください。

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【1年総探】学校での取り組みが地域に広がっています

10月22日(火)に実施した、1年生「よりよいまちづくりプロジェクト」の1コースである「⑧地域プロスポーツの役割」では、金沢ポート株式会社の執行役員の堀さんに本校に来ていただき、地域にあるプロスポーツ団体が果たす役割や知名度アップの方策について考えました。実はその際に、金沢ポートに向けて、横断幕に生徒がメッセージを書きました。

10月25日(金)に小松末広体育館(義経アリーナ)で実施された金沢ポートホーム開幕戦(対T.T彩たま戦)で、そのメッセージが会場(なんと玄関の一番目立つところ!)に掲示されていました。試合は白熱しましたが、残念ながら負けてしまいました。一方で試合中のファンの皆さんの熱い声援、そのファンを大切にするチームやスタッフの皆さんの様子が非常に印象的でした。

地域プロスポーツがもつ①教育的効果、②経済的効果、③社会的効果を最大化する方法、きっとあるはずです。これからも1年生1コース約40人は、探究活動を通じて、課題解決を図っていきます。

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【2年総探】第2回ヘルプデスク

本日6,7限の時間帯に、課題研究「ヘルプデスク」を実施しました。ヘルプデスクは各グループの研究に対して、外部の講師がアドバイスをしてくれる機会で、7月に続き2回目の実施です。

今回は大学の先生3名に加え、本校OGの学部生2名も参加してくれました。本校教頭先生も参加しました。生徒たちは秋からの探究活動本格化に向けて、講師の先生からの助言に真剣に耳を傾けていました。秋は「探究の秋」を合い言葉に、各グループが活動を続けています。

 

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【1年総探】よりよいまちづくりプロジェクト フィールドワーク

10月15日火曜日午後より、よりよいまちづくりプロジェクト「フィールドワーク」を全8コースに分かれて実施しました。以下で活動内容を紹介します。


①水害に強いまちづくりと②データサイエンスに基づく地震防災の2コースは、治水に関する専門家および地域の防災士の計16名がグループごとに帯同し、フィールドワークを実施しました。本校は伏見川および森本・富樫断層の付近に立地しています。生徒たちはそれぞれのグループで、自分たちの研究テーマについて考えながら活動していました。

③震災後の新しいまちづくりのコースでは、内灘町役場の職員から、町内の被災の状況について説明を受け、その後内灘町立西荒屋小学校に移動し、フィールドワークを行いました。被災の状況を目の前にしながら、将来の町の在り方について考えを巡らせていました。車が地面に埋まっている、バスで移動する際に横に大きく揺られるなど、報道ではわからない現場の実態を目の当たりにし、たくさんの学びがあった様子でした。

④避難所運営についてのコースでは、講師の先生が避難所運営に関するゲームを通じたワークショップを実施しました。講師の先生からは「これから避難所のあり方を変える意味で、すぐにでも提言できるぐらい素晴らしい内容」とのお褒めの言葉を頂戴しました。生徒もこれまでにない見方や考え方を得られたと嬉しそうに語っていました。

⑤環境負荷の少ない循環型の社会のコースでは、戸室リサイクルプラザを訪問し、容器包装プラスチックの処理方法や埋め立てごみの現状について学習しました。現在使用している第4埋立地は50年後には現在いる高さまで埋まること、容器包装プラスチックにいかにたくさん違反ゴミが入っているのかなど、現地でしか聞けないことがたくさん聞けました。

⑥インバウンドの促進に関するコースでは、兼六園付近及び金沢駅東広場にて、外国人観光客へのインタビュー活動を実施しました。最初はかなり緊張していましたが、外国人観光客の方々がとてもフレンドリーに質問に答えてくれていました。石川県に来た際に困ったことや不便だと思ったことなど、普段の統計データではわからない生の声を聴けたようでした。

 

⑦DE&Iの考えが浸透した社会のコースはさらに2コースに分かれ、県立ろう学校への訪問、もしくは視覚障害の専門家によるワークショップを実施しました。ろう学校では職員および生徒と交流でき、ろう学校の生徒にとっても良い交流の機会となったことが嬉しく思います。また視覚障害については、これまでと異なるものの見方や考え方がたくさんあり、生徒のユニバーサルデザインに対する考え方が大きく変化しているように感じられました。

 

⑧地域プロスポーツの役割のコースでは、地元の商店などへのプロスポーツチームの知名度調査を実施しました。知名度は講師の先生が予想するより高かったようです。ポスターを貼ってもらうためにお願いをするなど、普段できないことがたくさんできました。お願いを受け入れていただくのも、残念ながら断られるのも、全てが良い経験ですね。

本日学んだことをもとに、今後各グループが研究テーマを決定し、本格的な探究活動に入っていきます。本日お世話になった講師の先生方、施設の方々、ご協力本当にありがとうございました。

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【1年探究】「よりよいまちづくりプロジェクト」外部講師による特別講義

本日、1年生地域探究「よりよいまちづくりプロジェクト~外部講師による特別講義」を実施しました。生徒は8つのコースに分かれて、それぞれの分野の専門家による講義を受講しました。生徒は各自の興味・関心に応じて選択した各コースの専門家から、様々な事柄を学んだ様子でした。また、司会・誘導も生徒自身で行っている様子が非常に立派に見えました。

以下に生徒によるふり返りの一部を掲載します。

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・今までは地震の震度の大きさによって被害の大きさは決まると思っていたけれど、実際は、その地域の人口密度やインフレ設備などいろいろな脆弱性が関わっていることがわかりました。また、データサイエンスというワードをあまり聞いたことがなくて、どのようなものか殆ど知らない状態だったけれど薬品を例に説明してくださったおかげで詳しく知ることができました。今日学んだこと活かして自分も防災や減災のためにできることを積極的にしていきたいです。(データサイエンスに基づく地震防災)

・今回の講演で、避難所の課題をたくさん知ることができました。今まで起きた災害で胸が苦しくなるような避難生活を送っている人がたくさんいて、近年の災害は半年、1年と長い避難生活を送らなければならない人たちがたくさんいることがわかり、その人達が少しでも明るく元気に生活してもらうためにはまだまだできることがあると思うので、このお話を参考に課題研究をやっていきたいと思いました。(避難所運営について)

・トランスジェンダーの話などいろいろ考えされるような今回の講義を聞いてこの多様性を求める社会がある中でまだまだ成長しないといけない分野だと気付かされました。今、日本ではデジタル化が進んでいますがDEIの考え方を人々に共有し、法律から変えていく必要があると思いました。(DE&Iが浸透した社会)

・今回の講義で、プロスポーツチームの具体的な役割や収入源、スタッフの役割など、知らなかったことを多く知れたので良かったです。また、現在の金沢ポートの課題なども知れたので、これからの活動に活かしていきたいと思いました。そして、多くのプロチームが赤字になる年があることを知ったので、まずは石川県のチームからいろんなスポーツに興味をもって多くのことに参加してみたいと思いました。(地域プロスポーツの役割)

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 生徒は10月中旬にそれぞれのコースに分かれてフィールドワークを実施します。防災士との学校周辺での探究活動、震災の被害が合った地区の訪問、観光地での外国人インタビュー、校内でのワークショップなど、様々なテーマでの学びを深めて、自分たちの住む地域をよりよくする手段について考えていきます。

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【1年探究】地域探究「よりよいまちづくりプロジェクト」本日スタート!

本校では1年生2学期から「よりよいまちづくりプロジェクト」と題して、地域探究活動を行っています。テーマを以下の8つに分け、クラスを再編する形で授業を展開しています。

「防災・減災」①水害に強いまちづくり ②データサイエンスに基づく地震防災 ③震災後の新しいまちづくり ④避難所運営について
「地域の魅力」⑤環境負荷の少ない循環型の社会 ⑥インバウンドの促進 ⑦DE&Iの理念が浸透した社会 ⑧地域プロスポーツの役割

来週はそれぞれの専門家による特別講義、来月にはテーマ別のフィールドワークを実施します。1月には学年全体の発表会を予定しています。

本日はデジタルホワイトボードを用いて、それぞれのテーマに関する事前調査を実施しました。グループの友達と考えを共有したり、知らなかったこと、疑問に思ったことなどを自由に書き込みました。

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【探究】大学生と語る会

9月13日(金)午後より、大学3年生(本校卒業生)16名を招いて、1年生対象の「大学生と語る会」を行いました。本校では1年生を対象に、4月から9月までの間、大学の学部・学科を研究する探究学習を実施していますが、本日はその最後の活動として、大学で学ぶ先輩から、様々な学問の魅力について学ぶ良い機会となりました。

第Ⅰ部では、生徒が理系希望者と文系希望者に分かれて、それぞれの学部の大学生と座談会を実施しました。大学生2名が高校生と大学で学んでいる内容や大学の魅力について、自由に交流していました。中には、高校時代にどのように勉強していたか、部活動と勉強をどのように両立していたかなど、生徒自身が高校生活を送る上で参考にしたい内容について質問している姿が見られました。

第Ⅱ部では、対象を全学年および錦丘中学校に広げ、交流会を実施しました。少人数で直接質問できるため、メモを取るなどしながら熱心にお話を聞く生徒もいました。大盛況で自身のキャリアに対する関心の高さがうかがえました。

大学生の皆さん、お忙しい中、わざわざ母校に来ていただきありがとうございました。皆さんの成長した姿を見られて、とても嬉しく思いました。今後の活躍をお祈りしています。

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【1年探究】講演「能登を醸すー能登の酒蔵の取り組み」

8月23日(金)後期補習4限目に、1年生の総合学習の一環として数馬酒造の数馬しほり氏による講演会を行いました。地元の資源を最大限活用し、震災からの復興にむけての様々な取り組みについてお話しいただきました。この学びを、今後の探究活動につなげていきたいと思います。

 

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【探究】四校合同探究活動交流会(7/25)

本日金沢泉丘高校にて、第2回となる四校探究活動交流会を実施しました。金沢大学附属高校、金沢泉丘高校、金沢二水高校、本校の四校から約160名の生徒が集まり、日頃の探究活動の成果の発表や相談など、自由に交流する姿が見られました。会終了後、生徒からは「来て本当によかった」「すごく刺激になった」「また実施されたら参加したい」などの感想が聞かれました。今回の活動で得られた見方や考え方、アドバイスなどを、今後の学校での探究活動に生かすことを期待しています。

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