学校日誌

錦高日記1月22日(金)Ⅱ~「読んでみたくなっちゃう本」④~

 『読んでみたくなっちゃう本、あるかしら?』のシリーズも4回目を迎えました。今日も2冊の本をご紹介します。

『さよならクリームソーダ』 額賀 澪 著

「さっき自分が三年後の話をしているのに、もの凄くびっくりしたんです。十年生きるかもしれないけど、明日死ぬかもしれないのに、先輩と同じ大学に行きたいなんて思うようになっちゃったんですよね。」

『三日間の幸福』 三秋 縋 著

「(略)何をしても構いませんよ」「何をしても?」と俺は訊きかえす。「ええ、どんなにひどいことでも。」「じゃあ、遠慮なく」俺はミヤギの手を引いて強く抱きしめた。(略)ひどいことしますね、とミヤギはいい、鼻を啜った。「あなたのこと、もう忘れられないじゃないですか。」

 いかがでしたか?今日ご紹介した2冊の本には、どこか死の気配がありますね。これらの本は本校の図書館にあるので、気になった人はぜひ借りてください。炬燵に入りながらページをめくるのも、「おうち時間」には悪くないですよね。