学校日誌

錦高日記10月29日(金)~校内読書会~

 昨日10月28日の放課後、校内読書会として、本校で地学を教えている三津野真澄先生が、自身の著作「コロンビア住んで教えて」で書いたことも含めて、さまざまな体験をお話しするという企画が行われました。

 教師として働きながら、JICAの青年海外協力隊としてコロンビアに行くも赴任したときには政権が替わりいきなり失業したこと、運よく別の学校に行くことができて現地の理科の教員に実験などの指導を行ったこと、帰国後は環境教育に取り組み中国やデンマークなど海外の会議等に招聘されたり参加したこと、NPOでの環境保護の活動やボランティア活動を実践してきたこと…などの体験談をお話ししてくださいました。そうした体験を通して、三津野先生が伝えたメッセージは、次の2つでした。

 「ピンチはチャンス」

 「人生は複線で楽しい」

 聴講した生徒が大きく心を動かされたことは、感想文から伝わってきました。

・スケールが違いすぎて驚きました。今までたくさんの講義を聞いてきたけれど、久しぶりにのめりこみました。本当に面白かったです。話し方もすごく面白くて先生の世界観に入っていきました。先生の授業を受けてみたいと思いました。

・すごく感動しました。今参加しようか迷っている活動があるのですが、参加しようと思います。私も三津野先生みたいに色々なことに恐れずチャレンジして可能性を広げたいです。

・興味のあることにどんどんチャレンジしていく姿がとても印象的でかっこよかったです。少し勇気を出すことで、人生はがらりと変わると知ってとてもびっくりしました。私はやってみたいことがあっても、なかなか最初の一歩が踏み出せないのですが、お話を聞いて、頑張って踏み出してみようと思いました。先生の著書を読んでみようと思います。

 人との出会いや本との出会いが誰かの人生を変える可能性がある。そんなことを教えてもらいました。