理科室から

尺取り虫!

 禄剛崎の灯台ひろばで行われた,第30回たこあげ大会。本校の子どもたちも沢山参加しました。
 1時間ほどたこあげを楽しんだ子どもたちは,自然の中で遊び始めます。
 すると,わたしに声がかかり始めます。
 4年生のYくんは,尺取り虫がいたといって,手に乗せて見せてくれました。ちょうど曲がっている瞬間をパチリ。
 2年生のYくんは,はさみ虫がいたといって,弟といっしょに呼びに来ました。まだ保育所の弟も,お兄ちゃんの見つけたはさみ虫を追いかけていました。

やさいの苗植え・虫発見

 今日は天気も良かったので,2年生の生活科で野菜の苗を畑に植えました。
 畑は,前もって校務員さんが耕してくれていたので,まずは,草取り。
 そこは,2年生の生活科。まずスギナがぬきにくいことに気づいて,草と勝負。
 そのあと,畝をつくり…シャベルで土を掘るたびに,「せんせいーようちゅういた!」「ここにもいた-」と大騒ぎ。はさみ虫も見つけたけど,だれも触れませんでした。
 無事野菜を植えたあとは,たっぷりと水やり。みんなやりたがって大変。
 さて,この幼虫たち,これからどうなるのかは,続編で。

クロアゲハの巣立ち

 昨年の秋,学校前にあるお宅のおばさんから頂いたアゲハチョウの幼虫が,サナギになっていました。3年生の教室にあった飼育ケースは,4年生に持ち上がり。
 そして,先日,そのサナギが見事孵化し,大きなアゲハチョウになりました。クロアゲハでしょう。
 チョウの姿を認めた子どもたちは,元理科担当だった私と,元担任だったN先生に報告に来てくれました。そして,みんなの見ている前で,大空へと放したのでした。
 下の写真は飛んでいったしゅんかんのものです。どこに居るか分かりますか?

新掲示版「珠洲の里山・里海」

 理科掲示版の新シリーズを始めました。題して「珠洲の里山・里海」
 昨年までは、珠洲の昆虫に注目して写真を掲示してきたのですが、だんだんネタ不足になってきました。そこで、今年度は、珠洲市の自然や歴史全体をイメージした四季折々の写真を掲載しようと思います。
 ただ、一教師が準備できる写真は限られています。PTAの方で写真が好きな方がおられましたら、是非、この掲示版に写真を寄せて頂けませんか? 
 今年度、1枚目の写真は、私の友人が撮ったトキです。

砂鉄を探してきました

 6限目、天気も良かったので、近くの海岸へ行って「砂鉄探し」をしてきました。
 やや風が強かったものの、みんな一生懸命探していました。少しずつしか集まらないのですが、ある子が「石の下にいっぱいある」と発見。それからは、短時間で、沢山集める子もいました。その石も、しっかりハマっているものではダメなようです。
 砂鉄は他の砂よりも比重が大きいので、風に飛ばされてきても、小石などがあったら止まりやすいのかも知れません。

ヤマメの稚魚

 昨年、水産総合センターから分けていただいたヤマメのたまご。年末には孵化したのですが、その後、なかなかうまく育ってくれません。
 サケと違い、孵化率も悪いし、臍囊がなくなるまでにも数匹なくなりました。そのあと、エサをやるのですが、これもうまく摂食できないのか、死ぬやつがいます。今朝も、6匹ほど死んでいました。
 サケの卵は、90%以上の確率で、放流まで生きていてくれます。ヤマメの場合は、どうなのでしょうか。育て方は、サケのときと同じようにしているつもりなんですがね。
 あとひと月、放流するまでには、なんとか死なないで欲しいです。

水溶液の名前をあてよう

 水溶液の性質とはたらきの最後の授業は、「未知の水溶液の名前をあてよう」です。
 石灰水、塩酸、食塩水、アンモニア水、炭酸水を、いろいろな方法で調べて、特定します。炭酸水の炭酸が抜けていて、よく分からない…というグループもありましたが、他のものの名前が決まったので、どうにか、全部のグループで、正解を出すことが出来ました。
 協力して、楽しく実験できていたようです。なにより…です。

危険な薬品ほど興味深い…

 6年生ともなると,危険な水溶液,塩酸や水酸化カルシウム水溶液などを扱います。そこで,安全めがねをかけて実験するわけですが…この安全めがね。「こんなんかけたくない…」というかと思いきや,ちゃんとみんなかけてくれます。
 危険な薬品を扱うと言うことだけで,なんとなく大人に近づいた気分になります。そのためなら,少々めんどうなこともしっかりやってくれるというわけです。
 この単元は,ずっと,安全めがねをして実験をしています。
 先日,公開した授業で,中学校の先生から「てきぱきと安全に実験していた」と誉めていただきました。毎時間,沢山の実験をしてきたからでしょうね。

水溶液にとけているもの

 水溶液の性質の学習で,「水溶液にとけている〈もの〉」に注目してみました。
○クエン酸+水→クエン酸水溶液
○酒石酸+水→酒石酸水溶液
 これら2つは,いずれも「白い粉」を溶かして実験に使ったので,何を溶かしたのかは分かっています。白い粉=固体です。
○酢酸+水→酢酸水溶液
 酢酸は,常温では液体です(しかし,17℃くらいで凍ってしまう)。ビンに入っている酢酸を見るとなんだか水溶液に見えますが,水溶液ではなくこれは純粋な物質なんです。それを水に溶かして実験しましたので,だからやっぱり溶けているものは知っています。液体です。
  それじゃあ,
  ○○+水→炭酸水溶液
 ここにはいる○○はなんだろうってことですね。
 蒸発させてみたり,炭酸水を振って気体を集めたりして,その正体を調べました。 

溶解の最後は,べっこう飴作り

 もののとかけ方…の最後の授業は、べっこう飴作りをしました。これは,子どもたちからの希望を取り入れたものです。
 とけたものを取り出す方法として,「水溶液を熱して蒸発させる」というのがあります。食塩水でそういう実験をした後,「でも,砂糖水では,できません。それは,砂糖が分解してしまって炭になるからです」ということを伝えて,実際に砂糖水を温めて見せてあげました。その時,「途中でやめると,ベッコウアメができるんだよ」って言ったんです。それで「作りたい!!」ということになったというわけです。
 みんな楽しそうに作っていました。
 家でやるときには,必ず,家の人と一緒にやって下さい。火傷をすると大変ですからね。