理科室から

ゴムで車を動かしてみました

 3年生,ゴムが元にもどろうとする力を利用して,車を走らせてみました。
 ゴムを伸ばす長さを変えると,車を動かすはたらきはどうなるだろうか? というのが,課題ですが,全員,「長く伸ばすと,それだけ車も速くなり遠くまで進む」と予想していました。そりゃそうですね。当たり前すぎだよ。

砂混じりの塩の中から,塩を取り出す

 あけましておめでとうございます。2016年も,この「理科室から」をよろしくお願いします。
 さて,初日から理科の授業がありました。
 5年生は,二学期の復習をしました。課題は「砂と塩が混ざっている中から,塩を取り出そう」です。
 班ごとに方法を考えてもらい,実験道具も準備してもらいました。
 白いものが見えて,味見ができたら成功!!ってことにしました。6班とも見事に食塩の姿をみることができました。
 しかし,その量はわずか…
 もっとたくさんの食塩を取り出すためには,どうすればよかったのかな。
という質問に,
「濃い食塩水をつくればよい」
「少ない水で溶かせばよかった」
という意見もちゃんと出ました。

ヤマメの卵がやってきました

 今日の放課後,学校の水槽にヤマメの卵がやってきました。届けてくださったのは,能登町にある「海とさかなの科学館」の方です。
 昨年はサケを育てました。3月の上旬に金川の中流に放流してきました。
 今年は,水産試験場の判断で,ヤマメのたまごを配付することにしたそうで
 学校では,玄関にある水槽で育てます。
 個人でも,ペットボトルを持参すると,「科学館」で分けてくださるそうです。(~23日まで)。
 どんな稚魚が生まれてくるか,サケとどこが違うかを比べながら,観察していきましょう。

冬の太陽でも虫めがねで新聞紙を焦がせるか?

 昨日,今日と,小春日和。気温は低いもののとても天気がいい。
 そこで,電気の学習は一先ず休んで,久しぶりに太陽の光を使った実験をしました。
 やったことは,虫めがねで新聞紙を燃やすこと。最初は,うまく焦点を合わせなかった子どもたちですが,だんだん上手になり,どの子の新聞紙からも煙が上がっていました。
 また,虫めがねを通った光が一点に集まるようすを,煙の中の光線で見てもらいました。これも興味深く見てくれたようです。
 ただ,「もう終わるよ~」と言っても,なかなか終わってくれないのが困りものですがね。

プランターの引越

 昨日の放課後,冬越しのために,プランターの引越をしました。1階の窓ぎわの場所を確保して,20コほどのプランターと10コくらいの鉢植えを移動しました。無事,冬越しをしてくれるといいなあと思います。
 あわせて,花壇にはチューリップの球根を植えました。新しく買ったのは80球。今年とれた球根も80ほど,植えました。
 能登にも,いよいよ冬がやってきます。タイヤも替えたし…準備万端,かかってこい!!

冬の太陽でも実験

鏡 3年生と太陽の光と鏡の授業です。
 本当は,電気の勉強をしていたのですが,めずらしく晴れ間があったので,「冬の太陽の光を集めて温かくできるか」をやってみました。
 気温は12℃。3人で鏡の光を一カ所に集めて熱エネルギーを反射させます。
 13℃,14℃…と上がっていき,10分くらいで16℃まで上がった班もありました。
 さすがに,この頃の日光は弱々しいです。
 肌寒いけど,楽し実験でした。

先生方も日々勉強です

 先週の金曜日の午後,市の理科教育研究会主催の「理科教育講演会」が本校理科室で開かれました。
 講師は,金沢高校の四ヶ浦弘先生。先生は,金箔・銀箔などを授業に導入し,たのしい授業を作り続けてきた方です。今回は,その研究成果の一端を体験しました。
 とても高度な内容なのに,楽しく講座を受けることがきて,会員の先生方も満足していました。
 右上の写真は,密度を測るときのポイントを教えてもらっているところ。目から鱗の簡単さ。
 右下の写真は,砂金と砂鉄が混じった状態から,如何に砂金だけを取り出すかと言う実験。金を取り出すという発想から,砂鉄をくっつけると言う発想をすると,すぐに,見つけることができます。下の指のところにあるのが,砂金です。
 先生も,こうして,日々,勉強しているんですよ。みなさんに,少しでも,たのしい授業をプレゼントしようと思ってね。

化石探し

 木の葉が入っている確率の高い岩石を使って,化石探しをしました。
 マイナスドライバーなどを使って,泥岩を薄く剥がしていくと,次々に葉っぱの化石が現れました。「小さな黒い点のようなものも,生きものの可能性があるよ」とは言ったものの,みんな大きな葉っぱの化石を見つけたくて,そればかり探していました。
 12名中,10名が自分の岩石から発見。後の2名は,友だちからもらったり,指導者からもらったりして,大切そうに持って帰りました。
 家の人に見せたら,「すごいね~」って,ほめてもらったとか…。お家の人,的確な反応,ありがとうございます。

地層(露頭)の見学

平床貝層 久しぶりに気持ちのいい晴れの日だったので,予定外でしたが,露頭の観察に行って来ました。
 学校から2.5㎞くらい離れたところに,平床貝層とよばれる地層の露頭があります。
 この露頭は,石川県の天然記念物に指定されていて,勝手に荒らすのは禁止。でも,地元の小学生だから,少しは落ちているものを取ってもいいでしょう。
露頭観察 また,隣の資材置き場のための空き地も,きれいな露頭が見えています。
 この場所は,3年ほど前に整地した場所らしく,わたしも初めて見ました。ここには,ちゃんと平床貝層の地層もあるし,丸いれきの入った層もあります。見学前には,もちろん,持ち主の方には連絡済みです。
 学校から車で数分の場所にあるので便利ですね。
 平床貝層の説明はこちら(本サイトから離れます)。https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/siseki/ken3-14.html 

遺跡を覆っている土はどこから来たの?

遺跡発掘 今日は、「流れる水のはたらき」の最後の授業。地元の地形を教えてみましたに。
 『珠洲のれきし』に出ていた遺跡発掘の写真を見せて「この遺跡は,なんで地面の下から出て来たんだろう」と質問すると,すかさず「川が運んできた」「近くの川が氾濫したことがある」なんて言ってくれました。もう,課題にする必要もないくらいです。
 そのあと,野々江地区の地形図を見て,海抜5m以下の土地に色を塗ってもらいました。ここは,ま,おおざっぱに…ですが…。あとは,土砂災害ハザードマップを見せて,岩坂方面の危険箇所を確認しました。
 自分の家の地面が,川が運んで堆積した土砂でできていると知って,改めて驚いていました
 「流れる水のはたらき」と自分の生活が,密接に関係していることを少しは分かってくれたでしょうか。