校長室より

2022年12月の記事一覧

2学期終業式

 今日で、2学期が終わります。東和中学校にとっては、皆さんの手によって体育祭と文化祭を大成功させた、まさに充実と成長の2学期であったといえます。

 「三原色」というスローガンのもと、ダンスパフォーマンスで団の特色を思う存分発揮した体育祭。3年生のリーダーシップが光っていました。「輝」のスローガンのもと、素晴らしい合唱を奏でるとともに、数々のイベントを成功させた文化祭。学校やクラスの輪を感じる1日でした。2学期の行事は、私にとっても思い出に残るものばかりでした。コロナの制限と折り合いをつけながら新しい行事を創っていく皆さんの姿は、まさに三原色に輝いていました。

↑ この写真は、2学期の写真を見ていた中で、私が気に入っている1枚です。バトンを握りしめる手には、力強さとともに、仲間との絆や思いやりを感じることができます。体育祭や文化祭当日までには、様々な苦労があったと思います。自分たちが描く演技や演奏ができなかったり、友達とぶつかり合ったり、乗り越えるたくさんの壁があったと思います。しかし、乗り越える壁が大きければ大きいほど、達成感や成就感は大きくなるし、人間的な成長も大きくなります。この写真には、みんなの成長が凝縮している感じがして、私は好きです。

  さて、先日発表された今年の漢字は、「戦」でした。ワールドカップサッカーでの素晴らしい戦いもありますが、残念ながらロシアとウクライナの戦争も表しています。今こうしている間も、戦争は続いているし、極寒の土地で命の危険と隣り合わせの子供たちもたくさんいます。何もできない自分がもどかしく感じます。来年を表す漢字が、「戦」ではなく、本校行事のスローガンであった「色」や「輝」になるといいなと思っています。

 もう一つ世間の話題です。今年の新語・流行語大賞は「村上様」でしたが、ノミネートされた言葉に「スマホショルダー」というのがありました。スマホを入れて持ち歩く小さなカバンのことですね。興味があったので調べてみると、新語・流行語大賞のサイトにはこんな説明が書いてありました。

 高校生の4分の1以上がスマホを5時間以上使用していることが内閣府の調査でわかった。欲しいものを検索し、流れてくる動画にひきずられ、映えるものがあれば反射的にSNSにアップ、友人からのメッセージには「それなー」と返しておき、ゲームに没頭。スマホを操作しているのか、スマホに操られているのか、もはや不明。スマホショルダーの登場でもはや体の一部になっているのか。(一部を引用)

  今や大人にとっても若者にとっても手放せないのがスマホなどのICT機器です。そんな時代を反映し、こんな言葉が選ばれたのでしょう。ネットの先には魅力的な世界が広がっています。また、便利なことがたくさんあります。しかし、それ以上にリアルな世界の魅力、自然や人間の魅力ってあるんじゃないかと思っています。私自身も含め、みんながネット以外のことにも没頭できる時間を作れたいいなと思います。

 年末年始になります。外はずいぶん寒くなっています。3年生も受験という厳しい世界が待っていま。そんな中ですが、少しでも家族や友達など、人間の温かさに触れる時間があるといいなぁと思っています。それでは皆さん、メリークリスマス、そしてよいお年を。

すっかり雪化粧

あたりはすっかり雪化粧です。寒いのは苦手ですが、美しい冬景色を見るのは好きです。新幹線の高架橋に隠れて見えにくいですが、晴れ間に見える白い山々もとってもきれいです。しばらくは我慢の季節が続きますが、春のためにしっかりと力を蓄えたいですね。

早朝の歓喜と夕方の虹

今朝、5時ごろに目が覚め、ベッドでネットニュースを見たら、日本が0-1でスペインに負けていました。やっぱり厳しいかなと思い、しばらくうつらうつらしながらもう一度ニュースを見ると、同点になっていました。慌てて起きて、茶の間のテレビをつけると、何と逆転していました。ドイツ相手の逆転も衝撃でしたが、スペイン相手の逆転も、気が動転するほどの衝撃でした。そこから試合終了までの長いこと長いこと…。

試合終了を迎えたときは、感激で震えました。

三苫選手の、1mmライン上に残したボールが、勝敗を分けたようです。魂を感じますね。世の中、何が起こるかわかりません。心を込めて、日々を過ごしていきます。

夕方、素敵な虹がかかっていました。びっくりするぐらい奇麗でした。しかも2重。皆様ににいいことがありますように。