校長室より

2021年12月の記事一覧

2021 2学期 終業式

2021年が、あと数日で終わります。

2学期は、体育祭や文化祭など、生徒が中心となって創り上げる行事が続きました。コロナの不安が人々を襲い、強い自粛と制限の中で行われた昨年度と違い、今年は、多少動きのある行事運営ができました。それぞれの行事で、生徒会や団リーダー、各学級のリーダーが中心となって、アイデアあふれる企画を実行してくれたと思います。

体育祭のダンスは、各団の魅力が詰まった素晴らしいものでした。3年生リーダーがいちから作り上げたもので、DVDで何度も見ましたが、そのたびに東和中生徒の力強さに感動しています。

文化祭は、「夢」がテーマでした。様々な企画の場面で、夢を語る生徒の様子が見られました。プログラマーを目指す人や歌手になりたい人、パティシエや建築家になりたいなど、未来を語る皆さんの顔は、希望にあふれていました。また、それを応援する生徒たちの温かい声援に感激しました。夢の持つ力って本当にすごいなと思いました。そして、このような体育祭や文化祭を創り上げた東和中生徒のすばらしさを感じました。

 

年が変われば、3年生はいよいよ高校受験を迎えます。授業中に3年生の教室の前を通ると、問題に真剣に向き合っている姿を見かけます。自分がなすべきことを、しっかりと実行している姿だと感じます。高校へは、自分の力で受験を乗り切っていかなければなりません。頼れるのは自分の力のみです。この冬が勝負です。自分が考える最善の努力をして、自分の力で、未来を切り開いていってください。

 

新型コロナの脅威は、残念ながらまだ去っていません。新たなオミクロン株の出現により、世界においても日本においても、警戒感は強まっています。マスク着用や手洗いなど、これまでしてきた感染症対策は、今後も継続する必要があります。クリスマスや初詣など、人が集まる場面では、十分に注意してください。

次に生徒の皆さんと会うのは、2022年1月11日です。元気な笑顔で再会することを願っています。では、皆さん、ハッピークリスマス そして よいお年を。

澄心静慮

3年生の書写は、「澄心静慮」です。大変難しい漢字ですね。「ちょうしんせいりょ」と読むそうです。恥ずかしながら、私はこの言葉と初めて出会いました。

意味は、「心を澄ませ、物事を深く静かに考える」だそうです。3年生は、心を研ぎ澄ませ、静かに練習していました。気忙しい師走ですが、澄心静慮の時間も必要ですね。

はんだ付けと教育

3年生の技術では、ラジオを製作していました。はんだ付けの作業では、はんだが団子状になり苦労している生徒がいましたが、仲良く協力しながら製作を進めていました。

私が中学生のころは、男子は技術、女子は家庭だったのですが、今は、男女関係なくラジオをつくったり裁縫をしたりしています。時代の変化とともに、教育政策も変わっていきますね。

キューブを競う

校長室前のルービックキューブを触っている2人がいました。揃えることに挑戦しているのかと思えば、なんと、どちらが早く6面合わせるかを競っているとのこと。レベルの高い争いでした。しばらくして戻ると、すべてのキューブが揃っていました。大人の予想を超え、子供たちができることが増えていきますね。

百人一首 何首覚えてますか?

3年生の国語の授業で、百人一首をやっていました。みんな、真剣に札と向き合っていました。自分も遠い昔、何とか百首覚えようと努力したことがありました。でも、残念ながら挫折してしまいました。記憶力が不十分だったのか努力が不十分だったのか・・・。

以前勤務した学校に、すべての札を「決まり字」(「む」→「き」など)で取れる生徒がいて、びっくりしたことを覚えています。本校にもいるかも・・・。皆さんは何首覚えていますか?

ころべばいいのに

図書館の前に、図書委員のおすすめ本が展示されています。掲示板には、図書委員がおすすめする理由のプレゼンが掲示されています。楽しそうな本がいっぱいあるので、皆さんぜひ読んでみてください。

私は、ヨシタケシンスケさんの「ころべばいいのに」という本に惹かれました。本の題名はショッキングですが、人との関係に悩む心の葛藤が、楽しいイラストと共に描かれています。人との関わり方は、自分自身との向き合い方なのかもしれない・・・などと考えてしまいました。

絵本なんですが哲学的なので、皆さんもいかがでしょうか。

真綿色した・・

スタッフが大切に育てている職員室前のシクラメンのつぼみが、少しずつ大きくなってきました。そんな季節になりましたね。シクラメンと言えば、布施明を思い出すのは、私だけでしょうか・・。

来週あたり、真綿色した花が咲くかな?