総合学科ニュース

水耕栽培 トマトの定植

3年生「野菜」

 新年度最初の実習は、水耕栽培を行うトマトの苗をハウスに定植です。

2月下旬に播種を行い、3月13日にロックウールのキューブに仮定植しました。現在、第一花房が開花しはじめ、その苗を水耕栽培用のハウスに移しました。

 花の向きに気を付けながら苗を置いていきます。トマトの習性として、花はすべて同じ向きに着花することから、収穫がしやすくなるためです。2か月弱で開花するまでに生育していることに、生徒は驚いていました。

 今回は、大玉・中玉・ミニトマト7品種、合計120株を植え付けました。

 

 

 

江掘り(農業系列)

 2年生「作物・野菜」

 春の準備の第2弾は、“江掘り(えほり)”です。

 露地の畑周辺にある排水溝の掃除ですね。農作業においては、水の管理が一番大切。田んぼでは水を取り入れるために、また畑では過剰な水を排水するためにも、用水路の掃除は欠かせません。地域と同様、農場でもこの時期に毎年江掘りを行います。

 3月10日、剣先スコップや鍬、一輪車など道具を用意して取り組みました。一年の間に泥やら枯れ葉やら枝やらが、溝に結構たまっています。水分を含んでいるので、重いです。それでも、14人が2グループに分かれて1時間ずつ活動した結果、すっかりきれいになりました。

 農作物を育てるためにも、環境を整えることの重要さを学びました。

 

 

 

ネギの播種

2年生「野菜」

 春に畑へ植付けするため、その準備が始まりました。第1弾は、ネギの播種です。

チェーンポットと呼ばれる苗箱に種を播きます。小さな部屋に分かれていて、一箱264部屋あります。そこに一粒ずつ種を播いていきました。

 ハウス内に小さなトンネルを作り、保温用の温床マットを敷いてその上に苗箱を並べます。25℃前後で管理し、約一週間で発芽します。

一週間後、発芽の様子を観察しました。一人一枚の苗箱を担当しましたが、どれも順調に発芽したようです。発芽率を計算しました。98~84%の発芽率で、いずれも合格。上手に播種できました。

3月いっぱい育苗し、4月になって定植の予定です。

      

  

第24回石川県商業生徒発表会(ビジネス系列)

 石川県で商業教育を学ぶ生徒が集まり、各学校で研究してきた特色ある活動を発表する石川県商業生徒発表会が開催されました。

 4年ぶりに対面で開催され、他校の取り組みや様々な活動を吸収できる素晴らしい発表会でした。

 本校からは校内予選を突破した「しののめ市」メンバーが参加しました。約700人の来賓や生徒の前で発表する大舞台でしたが、七尾東雲高校で学んできた商業教育と農業と連携した活動の様子が伝わる発表となりました。

 3年生の研究を2年生・1年生へ引き継ぎ、今後も七尾東雲高校をみんなで盛り上げていきましょう!

 

 

 

イネの収量調査(農業系列)

2年生「作物」

 2年生は実験用のポットに一人一本の苗を植え、イネの栽培を行ってきました。11月に収穫・乾燥させ、現在イネの収量を調査しています。

 分げつ(枝分かれ)した茎の数や穂の数、穂についたモミの数を調査しました。その後は、穂から籾をすべて外し、水の中に入れて充実した籾と未熟な籾を選別し、さらに籾摺り・精米の工程があります。

 調査した結果では、平均して一ポット当たり76.6本の穂数、大きいもので一穂につき157.1粒の籾がついていました。この結果から、一ポット当たりつまり一本(粒)の苗からできた籾(お米)の数がわかります。計算上では12,033粒になります。

 漠然と「たくさん穫れるんのだろうな」と思っていた生徒も、実際の量と数値を見てびっくりしていました。

 

 

 

 

第8回 総合学科学習成果発表会

 1月12日(木)5・6限目、4階大講義室で、総合学科3年生の生徒達が3年間農業・商業の授業で学んだ専門的な内容の学習成果を発表する総合学科学習成果発表会が行われました。

 総合学科の生徒がお互いの活動を認め合い、学ぶ場となり、他者に伝える表現力やコミュニケーション力が高まる発表会となりました。

 

〈発表会に参加した後輩からのアンケート結果 一部抜粋〉

・スライドがどのグループも見やすいように編集されていてわかりやすかった。

・先輩たちが長い時間をかけて課題に取り組んだ観光ガイドを、私も先輩のように引き継い

でみたい。

・栽培の様子が分かりやすくて、なぜ予想した結果どおりにならなかったのか原因をつきと

めるために、先輩の研究を引き継いでみたい。

・同じテーマだけでなくオリジナリティが感じられて、見ていて面白かった。

 

 さらに、8組中5組が1月20日(金)に行われる七尾東雲高校学習成果発表会にて、保護者や他学科の生徒に向けて探究の内容を発表します。

 

発表内容

 

司会(2年生・3年生)の様子

 

トマトの水耕栽培グループの発表

 

しののめ市グループの発表

 

発表会の様子

 

 

葉物野菜の収穫(農業系列)

2年生「野菜」

 昨年の10月下旬からは、ハウス内でアブラナ科の野菜を中心とした葉菜類の栽培を行っています。小松菜、水菜、チンゲンサイ、小カブ、かつお菜、ホウレンソウ、スイスチャードなどが植わっています。

 3学期最初の実習では、かつお菜と小カブの収穫を行いました。

地際からハサミを入れることやカブの根を切り落とすこと、下葉や傷んだ葉を取り除くこと、収穫の際に周囲の他の野菜を傷つけたり汚したりしないことなどを学びながら収穫しました。

 収穫後は、収穫時についた泥を水で洗い落としたりカブの表面をきれいに拭いたりして、袋詰めの際に見栄えがよくなるようにしています。

 ちょっとしたことで葉が折れてしまったり、傷がついてしまうので丁寧な作業を心がけています。

 

 

 

ビニールハウスの冬支度(農業系列)

2年生「野菜」

 12月に入ると、冬の備えを行わなければなりません。

 草花のビニールハウスでは、一足早く対応していました。生徒を連れてハウス内を観察させます。今までとの違いを聞くと、「竹の支柱がしてある」とすぐに気づきました。支柱をする理由を聞くと、しばらくして「雪の重さでハウスがつぶれないようにする」と答えてくれました。

 野菜のビニールハウスでも対応が必要です。3人一組になって、脚立を用いながら支柱を立てる作業を行いました。安全に気を付けて、脚立を使う際はストッパーをかませること、落ちないように下で支えること、などを確認し、2棟分の支柱を立てました。

 生徒は、雪の対策としてこのような工夫をしていること学びました。

 

 

 

ダイコンの収穫(農業系列)

1年生「農業と環境」

 年度後半の栽培実習はダイコンです。9月13・14日に播種し、27・28日にかけて間引き・追肥をしました。そして11月22日には14Hのメンバーが収穫を行いました。

 一人当たり3本を育てました。天候に恵まれたこともあり、全体として順調に生育しました。収穫のやり方を聞いた後、実際に抜いてみます。が、なかなか思うように抜けません。「せんせ~、抜け~ん!」「どこ持てばいいがん?」「重たぁー」「でっか~っ」「誰かの足みた~い」などと口々に言いながら、賑やかに作業が進みました。中には生育が進みすぎて、割れたり空洞ができたりしたものもありました。

 収穫後は水洗いし葉を切り落として、各自長さと重量を測りました。平均2.5㎏、大きなものでは3.2㎏長さが55cmになるものもありました。

 それぞれ2本ずつ家に持ち帰りました。みんなどんな風にして食べたのでしょうね。

 

 

 

総合的な探究の時間「和倉温泉御便殿ツアー(モニターツアー)」(ビジネス系列)

 10月31日(月)に七尾市の和倉温泉にて、本校総合学科の「観光ビジネス」を選択している生徒と和倉温泉観光協会と共同で「和倉温泉御便殿ツアー」のモニターツアーを実施しました。

 5月より準備を行い、ガイドプランの作成やガイドの練習などを経て、今回のモニターツアーの実施に至りました。当日は、午前中は和倉温泉の旅館スタッフの方々を中心とし、午後からは旅行会社や県の観光課の方々を中心に、ガイドを行いました。今後は、今回のモニターツアーで出た意見を参考に和倉温泉観光協会とさらにブラッシュアップし、商品化にむけたプランの作成へと進めていきます。

 

生徒の感想

・ガイドの途中で一般の観光客の方も参加する場面があり、実践的な活動になり良い経験となった。

・緊張したが、最後まで笑顔でガイドすることができた。

・ミスなくガイドをこなせた。今日の振り返りをしっかり行い、よかったところや改善点を次の2年生メンバーに伝えていきたい。

 

 

 

ダイコンの収穫(農業系列)

 秋の収穫も本番を迎えました。今回はダイコンです。

 品種は「あじまる」といいます。加賀野菜の一つ“源助ダイコン”の系統で、形は太く長さは短いのが特徴です。

 しっかり植わっているので、抜くのが大変です。収穫してみると、「太っと~い」「ずんぐりむっくりや!」「短かっ」「なかなか抜けーん」と声が聞こえてきます。太さは10㎝以上、重さを測ると平均1.46㎏ありました。

 きめが細かく味がしみこみやすく、おでんなどの煮物に最適だといわれています。一人一本ずつ持ち帰りましたが、味わった感想をぜひ聞かせて下さい。

 

 

イネの刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」 

 一人一ポットずつイネを育てその生育を観察してきましたが、10月26日、いよいよ刈り取りを迎えました。片手では持ちきれないほどに増えた茎の束をノコギリ鎌で刈ります。「一本の苗からこんなに大きくなってびっくりしており、中には思うように刈り取りできず、手こずる生徒も見受けられした。刈り取ったイネは束ねて2週間ほど乾燥させます。

 「一粒一本の苗からどれだけのお米が実るのか」がテーマです。定期的に草丈や茎数を数え調査してきましたが、乾燥後は穂を取って一穂にどれだけの籾がついているのか調べます。

 

 

 

里山の豊かさ(農業系列)

「生物活用」

 学校周辺は秋の装いを色濃くしています。今回は演習林に出かけて、秋の味覚を探します。

 向かう途中には、カラスウリやムカゴ(自然薯のわき芽の栄養体)を見つけました。

 演習林に入るとお目当ては、「アカモミタケ(カマツミミとも)」というキノコです。モミ系の木の周辺に生えているキノコで、全体にオレンジ色をしています。お味噌汁や炊き込みご飯の具として食べます。今年はたくさん出ているようで、注意深く探すと「ここにも、あそこにも」と見つけることができました。

 帰りには銀杏やアケビ、ミョウガなどもゲット。「キノコは苦手なんです」「アケビは嫌い」「銀杏くさ~い」という生徒も、学校周辺の里山の豊かさを実感しました。

 

 

収穫の秋を控えて

 学校は中間考査の真っ最中でしばらく実習はお預けですが、ハウス内や露地の畑では秋の収穫を控えた野菜たちが順調に生育しています。

 ハウスではすでにトマトの収穫が始まっています。大玉・中玉をはじめミニトマトも様々な種類・色のものがあります。その他、ブロッコリーも出荷が始まりました。

 露地野菜ではネギやキャベツが収穫され、ハクサイやダイコンが大きくなってきました。

 収穫した野菜は、毎週木曜日の午前中に校内販売されるとともに、JAの農産物直売所で販売しています。ぜひご利用ください。

 

 

 

サツマイモの収穫(農業系列)

 秋の収穫第一弾は、サツマイモです。学校で育てた苗を5月下旬に畑に植え付けたものです。

 1年生は「農業と環境」の時間を使い、スコップをもってイモを掘り上げます。2年生は蔓を切り始末をして、ビニールマルチをはがすという下準備をしたうえで、収穫作業に入りました。掘り上げる際にスコップで傷をつけてしまったものもありましたが、いずれも大きなサツマイモが穫れました。

 今日収穫したのは、“紅あずま”と“金時”の2品種です。どちらもホクホクとした食感です。常温で2~3週間保管することで、でんぷんが糖に変わりより甘みが増します。

 収穫は、この後“紅はるか”“紫芋”“安納芋”と続きます。

 

 

 

ナタネの播種(農業系列)

 第2農場旧牧草地跡。毎年春には、黄色い花が一面に広がる菜の花畑になっています。

 花が終わると、5月下旬には刈り取りし乾燥させたうえで保管していました。

 2学期に入り本格的な種とりです。茎ごと粉砕機にかけてさやから外し、ごみと種を分けるために“唐箕(とうみ)”という道具にかけます。さらにふるいにかけて選別し、種とりは終了です。

 選別された種を2年生で播きました。細かい種を均等に播くのは難しいですが、一面の菜の花畑を想像して作業に取り組みました。

 

 

ダイコンの間引き(農業系列)

1年生「農業と環境」

 ダイコンの播種をしてから二週間がたちました。種は一穴に4粒ずつ播きましたが、多くの人がほぼ100%発芽していて、良好です。

 4つとも育ててしまうと互いに日射や養分の取り合いが起こり、大きなダイコンができません。そこで一穴に一本のダイコンだけを残して後は小さいうちに抜いてしまいます。これを間引きといいます。間引きの作業行い、その後肥料を与え軽く土を寄せて今回の実習は終わりです。間引いたダイコンはスケッチをして、ダイコンの生態を観察しました。

 生長の具合を見ながら、あともう一回追肥をしてダイコンの肥大を促し、収穫に向かいます。

 

 

 

トマトの初収穫(農業系列)

3年生「野菜」

 新しくなった水耕栽培ハウスを使って栽培を始めたトマトが、ようやく収穫の時を迎えました。

 ハウス内には大玉トマト・中玉トマト・ミニトマト計17品種が植わっています。7月7日に播種し、7月25日に定植。3か月弱で収穫を始めることができました。

 今はミニトマトが中心です。プラスチックのパックに詰めて、9月22日(木)の校内販売で初めて店頭に並べました。いろいろな品種を混ぜたミックスで“宝石箱”と名付けています。

 これから11月いっぱいを目途に収穫が続きます。水耕栽培で比較的作りやすい品種はどれなのかを見極めながらの栽培です。

 

 

 

ダイコンの播種(農業系列)

1年生「農業と環境」

 1年生の栽培体験、後期はダイコンに挑戦します。9月14~15日、教室でダイコンの生育の様子や品種、播種の仕方などの授業を受けた後、実際に畑に出て種を播きました。

 株間40センチでマルチの穴をあけた後、種を播きやすいように土を均します。一人当たり3か所が割り当てられ、1か所につき4粒の種を播きました。その後覆土・水やりをして、殺虫剤を散布し終了です。2~3日で発芽してきます。

 台風の過ぎた9月20日。13H14Hともにきれいに発芽していました。

 

 

 

イネの出穂(しゅっすい) (農業系列)

2年生「作物」

 作物の実習では、一人1鉢でイネを栽培しています。5月に1本の苗を田植えしたのち、2~3週間ごとに生育調査(草丈と茎数の測定)をしてきました。

 夏休み明け9月14日の授業では、いよいよ出穂(「しゅっすい」と読み、稲穂が出てくることをいいます)してきました。出穂に合わせて、花が開花します。イネの開花は10:30ごろから午前中いっぱいといわれ、普段はなかなか見ることができません。今回栽培している品種は古代米で、晩稲(おくて)のためこの時期の出穂となり、花を見ることができるのです。

 実習開始時にはまだ開いていなかったものが、時間がたつにつれて徐々に開花し始め、「先生、開いとる。開いとる」という声があちらこちらで聞こえてきました。