日誌

2017年7月の記事一覧

勉強に近道なし

寝ころんでばかりの3人のなまけ者がいました。
彼らのまわりにお金を置いてみると・・・
  めんどくさそうに起き上がって,ひろいました。
  手のとどくところにあったお金だけ,ひろいました。
  ひろおうとしないので 「いらないの?」 と聞くと,
  「ぼくの手に にぎらせて」と言いました。

 この話,実は学校での生活に当てはめて考えることができます。
「お金」 を 「わすれ物」 に置きかえてみます。
朝,Aさんはお母さんに 「教科書わすれているよ」 と言われて,めんどくさそうにランドセルに入れて,家を出ました。 Bさんは,ランドセルの横に置いてある教科書だけ入れて,家を出ました。 Cさんは,お母さんが学校まで教科書を届けにきました。

 教科書をランドセルに入れないことも「なまけ」であることが,分かると思います。 Cさんがしたことは,「勉強してほしいなら,学校まで教科書を届けてよ。」ということと同じだからです。
 勉強は,だれのためにするのでしょうか。 まぎれもなく「自分のため」です。
宿題をしなかったり,教科書を忘れたり,このような 「なまけ心」 が出てきたら,要注意!
ぜんぜん動かないのに,目的地に到着するわけがありません。 「やらなければならないこと」 は,動かなけれはできない(ゴールしない)のです。 勉強だけでなく,生きるための行動には,近道も,ワープもないのです。

(7月の全校集会 校長先生のお話より)
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