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【校長ブログ】昭和の日

本日4月29日は「昭和の日」。政府広報では「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」とされています。

今年は、大型連休前半の最終日ですが、大型連休中の祝日のなかでは最初に位置する祝日です。その昭和の日に昭和を代表する漫画家のアニメ作品を観に行きました。~地球交響楽~というサブタイトルがつけられており、主人公の「ネコ型ロボット」が繰り出す様々な道具に助けられながらも、最後には自分の力で難しい局面を乗り切る筋書きでした。

交響楽というだけあって、リコーダーやバイオリン、歌声というその特性に相応しい主旋律や副旋律等の役割設定に「なるほど!」と唸ったり、チューバの音色にうれしくなったり、ワークナーという人物がリヒャルト・ワーグナーの有名な旋律を歌ったり、など、クラッシック音楽好きにはたまらないアニメ映画でした。

ソードミレーーーラシーーレドー 少女が口ずさむこのメロディーがオリジナルのものか有名作曲家のものかは私にはわかりませんが、印象に残る旋律でした。この旋律にベースラインや副旋律、対旋律が加わり、主題が変奏され移り変わっていく様子をみると、みんながそれぞれに役割を果たしながら奏でる合奏は、素晴らしい力を持っていることを再認識しました。

本校の生徒の皆さんと教職員が協働して奏でる合奏。それは、授業、部活動、探究活動、進路選択などの教育活動です。この映画のようにそれぞれの皆さんの持ち味が発揮されて、かつまとまりのあるものにするのが私の役割だと、心に秘めてシアターを出て歩いていたら、「おはようございます!」と4~5人の生徒さんから声をかけていただきました。

 「それでいい!」と、114年の歴々から背中を押されたように思いました。