校長先生ブログ

「一の肥やしは、主の足跡」の姿勢で!

                                「一の肥やしは主の足跡」の姿勢で!
               ~子どもたちのよりよい成長を願った学校・家庭・地域連携~
                                                                                              12月24日(水)

    先日、河北郡市学校保健研究協議会が行われ、子どもたちの健康課題に学校、家庭と地域が連携した取り組みが紹介されました。開会のあいさつで、津幡町教育委員会・早川尚之教育長が、教育・子育ての心得を植物を育てることにたとえ「一の肥やしは主の足跡」と諺を紹介されました。良い肥料をあげることも必要ですが、一番大切なのは、どれだけ愛情をもって育ち具合を見取り、働きかけるかということです。その働きかけの主を増やしていくこと(学校・家庭・地域連携)も大切だと話されました。

 
    学校・家庭教育は、子どもたちの成長の土台となる重要なものです。将来、社会で活躍していく能力や社会性が身につくことを願っています。シカゴ大学のヘックマン教授は、「幼児教育の経済学」の中で、「子どもたちが社会的に成功するには、認知能力と非認知能力の二つが同程度重要である」と提唱しています。認知能力とは「IQや学力テストなど測定可能な知的な能力」、非認知能力とは「忍耐力、協調性、やる気などの社会性」のことです。
     学校や家庭教育を通し、毎時間の勉強や家庭学習などで認知能力を高め、道徳教育や躾などで非認知能力を育んでいます。愛情に触れることで、こどもたちは、人を信頼したり、素直に接することの土台となり、注意や助言を素直に受け止め、忍耐力や協調性などの社会性が育っていきます。褒められることで、子どもたちはやる気が出てきて、よりよい方向へ進むエネルギーが貯えられます。

 
    第2回学校の教育活動等に関するアンケートのご協力頂き、ありがとうございました。子どもたちの様子、保護者の皆さまの率直なご要望をきちんと受け止め、教育活動を進めていきたいと考えています。

 
    最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も萩野台小学校が素晴らしい学校となるよう教職員が一体となって努力していきますので、よろしくお願いします。