校長先生ブログ

危険から「命を守る」避難訓練

危険から「命を守る」避難訓練
                                                                                            5月26日(月)

  地震が起きて、その原因で火事が発生するということで避難訓練を行いました。避難訓練は、危険やピンチから「命を守る」ために行われます。特に、たくさんの人が集まる場所では、集団でどのように行動するかも、「命を守る」ことにつながります。

  今日は、最初に地震が来ました。地震でケガをしたり、命を落とす原因で一番多いのは何ですか。
  一番は、上から落ちてくる物が頭にあたったり、建物の下敷きになることです。机の下にかくれるのが一番です。地震は何度も起きます。油断してはいけません。頭の上から物やガラスが落ちてくるので、頭を何かでおおいながら避難しなければなりません。
  次に、火事でした。火事で、命を落とす原因で1番多いのは何ですか。
一番は、けむりを吸うことです。火が出てからしばらくするとけむりが建物の中に回ります。火災発生から学校の外に出て、素早く集合しなければなりません。けむりを吸うと体の中に酸素が回らなくなり、体が動かなくなります。それで、逃げられなくなります。ハンカチで口や鼻をおおうことができましたか。

  校長先生の前の学校であった本当のお話をします。ある日、地震が起きて、津波が来るので山の方に行くという避難訓練をしました。その一週間後、本当の地震が起きたのです。
  玄関で花植えの作業をしていて、「あっ?揺れたね」というくらいしか感じませんでした。ところが、3階は大揺れ。3階の先生が「今の揺れ、ひどかった!」と連絡があり、放送で運動場へ避難指示をしました。        
  集まった子どもたちに「これは訓練ではありません。本番です。」と注意し、山の方に避難しようとしていたら、市内の有線放送で「今の地震で、津波の心配はありません。」と放送がはいりました。ほっとして、解散しました。
 
  もしも、地震が来たら、火事が起きたら、今日のように行動して、「命」を守って下さい。