校長先生ブログ

自分の殻を破り、新しい世界へ進んでいこう!

      自分の殻を破り、新しい世界へ進んでいこう!
                          ~平成27年度 ありがとうございました~
                                                                                   3月29日(火)


    春の訪れを感じると共に、お世話になった6年生が中学校へと羽ばたきました。卒業式では、将来の夢や希望を話してくれました。とてもすばらしい決意ばかりでした。その希望に努力という心を乗せて行動に移し、「もう一伸び」と「自分の殻を破る」ことに頑張ってほしいです。この成長の願いは、1~5年生も同じです。

 
    卒業生は、温かなかかわり合い、落ち着いたクラスの雰囲気を基盤とした前向きな学習活動をしていました。授業を見て回っていても、個人や集団の学びの充実を感じました。全国学力・学習状況調査でも県内で好成績を収めています。科学研究の取り組みでは、課題発見力、解決力、それを支える忍耐力がうかがえました。町子連大会や各種スポーツ活動においても自己に挑戦する姿が見られました。自分を乗り越えて自己ベストの記録や最高のパフォーマンスを発揮していました。また、リーダーシップを発揮したなかよし班活動、縦割り清掃、委員会活動なども充実していました。
  子どもたちの成長・変化の手応えが「卒業生のこの姿が、これからの萩野台小学校の姿だ!」と新しい校風の確信に変わりました。

 
    アメリカの大リーグで活躍しているイチロー選手も言っています。「何事も前向きに行動することが可能性を生む」「自分の持っているものを活かすことで可能性が広がる」そして、「高い所にいくには下から積み上げていかなければなりません」「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」と。キーワードは「前向き」「自分見つけ」「自分磨き」です。

 
    子どもたちのやる気や意欲が高まっても、いつも主体的に進められるとは限りません。困難や壁が待ち受けています。子どもたちが解決の助けを求めている時、タイミングを逃さない先生や保護者の声かけや手立てが、壁を越えるきっかけになります。「卒啄(そったく)同時」の阿吽の呼吸を逃がしてはいけません。卒啄(そったく)同時とは、ひなが卵の殻から出る時、卵の中のひなが内側から殻をつつくのと同時に、親鳥が卵の外側からつつくそのタイミングを逃さないと言うことわざです。子どもたちが、自分の殻を破り、新しい世界へ進めるようよろしくお願いします。

 
     終わりになりましたが、保護者やご家族、地域の皆さまには、平成27年度の1年間、萩野台小学校の教育活動への深いご理解と温かいご協力に対し、厚く御礼申し上げます。 今後も、萩野台小学校と子どもたちの健全な成長へ向け、誠心誠意頑張りますので、ご支援ご指導を末永くよろしくお願い申し上げます。

                 ありがとうございました!