DX探究未来塾
【2学年】滋賀大学キャンパスツアー
DXハイスクール事業の一環として、8月19日(火)に理系クラス、21日(木)に文系クラスが滋賀大学キャンパスツアーに参加しました。
滋賀大学は日本初のデータサイエンス学部を設置したデータサイエンス教育のパイオニアといえます。
その先駆けである滋賀大学でデータサイエンス学部の模擬講義を体験し本物に触れてきました。
DXハイスクールの取り組みの視察がありました
8月4日(月)、香川県立高松西高等学校の先生が、DXハイスクール採択校である本校の取り組みやICTを活用した教育実践について視察に来られました。高松西高校は本校同様令和6年度DXハイスクールに採択され、現在、授業・探究活動・課外活動等に生成AIの活用を進められているそうです。
高松西高校の先生は本校に導入された『VRゴーグル』や『宇宙エレベータ―』などのデジタル機器の探究活動への活用方法や、地域課題解決に向けたアプリ開発の取り組みには特に関心を示されていました。
それぞれの先進的な取り組みを共有し、互いに知見を深めていけたらと思います。
【1学年】データで読み解くわたしたちのまち 〜羽咋市の魅力と課題を探る〜
5月から6月にかけて、全6回にわたりデータサイエンスの授業を実施しました。この授業では、「RESAS(地域経済分析システム)」を活用し、生徒たちが羽咋市の現状や課題を客観的なデータから読み解く活動に取り組みました。
はじめに、データ収集の方法や、「比較」「推移」「割合」など、データを見るうえで大切な視点について学んだうえで、以下の4つのテーマに分かれて調査を行いました。
① 人口 ② 産業・雇用 ③ 観光地・特産品 ④ 医療・福祉
各グループでは、PPDACサイクル(Problem・Plan・Data・Analysis・Conclusion) に沿って、課題を設定し、調査計画を立て、RESASを用いてデータを収集・分析。そのうえで「羽咋市をより良くするにはどうすればよいか」を考察し、まとめました。
生徒たちは、「なんとなくの印象」ではなく、データという根拠に基づいて地域の課題を考える力を身につけ、仮説を立てて検証するという探究的な学びのプロセスを経験しました。
この活動を通して培った力は、今後の総合的な探究の時間においても、より深い学びを支えるデータリテラシーと課題解決力の土台となっていきます。
久留米大学文学部 安永悟教授「協同学習講演会」
5月20日(火)、1・2学年対象に久留米大学文学部 安永悟教授による「仲間と学び合う協同学習講演会」が行われました。協同学習とは、仲間と共に教え学び励まし認め合うことで、主体的で対話的な学習と人間性を最大限に高めて成功に導いていく学習法です。
30秒間個人で講義の内容をまとめ、次に1分間でそのまとめを自分の言葉でグループメンバーで伝え合います。その交流から異なる見方があることや、伝え方の工夫の必要性など様々な気づきを収穫します。
課題理解の深化、新たな視点の発見、目標達成のため課題解決に取り組む協力など、相互に意見を交わし展開を広げていく今後の探究活動にとって大いに役立ちそうです。
3DプリンターがDXハイスクールにやってきた!
本校に最新鋭の3Dプリンタが導入されました。
3Dプリンターは、パソコンで描いたデザインをまるで魔法のように立体的なモノとして創り出すことができます。
造形物の材料となるフィラメントは複数色用意しました。自分の好きな色でプリントできます。
手前の船は3Dプリンターの造形物で最も有名な「3D Benchy」です。
3D Benchyは3Dプリンターがどれくらいの性能を持っているかを測るための世界共通のテスト用の模型なんです。
この船の形には、3Dプリンターの様々な弱点や得意な部分を評価するための工夫がたくさん詰まっています。
3Dプリンターを使えばこれまで想像もしなかったような面白いことにチャレンジできます。
羽咋高校ではデジタル技術を活用した新しい学びを通して、未来の学びを加速させていきます!
【1学年】探究活動開始「DX探究ガイダンス」
4月15日(火)7限目、初回の探究の授業が行われました。探究とは何かを知ってもらうため「DX探究ガイダンス」を実施し、探究のサイクルや現代社会を生き抜くために探究することの大切さについて説明がありました。
探究ガイダンスをはじめ、1年生はアプリ開発やデジタル実習など1年間で7つの取り組みを展開しながら探究を進めていきます。
羽咋高校DX探究は、実社会と連携しながら正解のない課題を通して問題解決へのアプローチ方法を身につける「実践体験型」の課題解決にチャレンジします。
生徒間でも意見を交わしながら「探究とは何か」を一緒に考え確認し合いました。
探究学習を通して、高校生活をより豊かなものにしていきましょう。
【2学年】石川県立看護大学「問いの立て方講座」
4月10日(木)、2年生の総合的探究の時間に石川県立看護大学 垣花 渉 教授による「問いの立て方」講座が開かれました。
将来なりたい自分や実現させたい社会の実現を目指して行われる今後の活動にとって、問いの設定はその第一歩となる大切な過程です。
講座で生徒は「なりたい自分」を書き出し、そこから興味関心が高く具体的で身近な問いを複数立てました。そして問いを分析し書き換えたあと生徒間でアウトプットし合いました。「もっと深く知りたい」と胸ときめかせる問いを発見できたら、今後の探究活動もより深まります。
【2学年探究活動】「がんばろう!能登 アイディアレシピコンテスト2025」準優勝
3月23日(日)“ 能登の食材を活かしたレシピ ”をテーマに、LAKUNAはくいキッチンスタジオにて「がんばろう!能登 アイディアレシピコンテスト2025」が開催されました。人気料理研究家でユーチューバーのリュウジ氏が、特別審査員を務められました。
このコンテストには本校2年生の農学食品分野で探究活動しているメンバーがレシピを応募しました。22Hの岡田真歩さんが考案した「栄養たっブリ!いしる漬けぶりフライ」を、22Hの飯貝柚仁子さんと横井陽さんの2人が調理しました。
この1年間、能登の震災復興のために高校生が何ができるのかを問い、能登の食品「いしる」の認知度を高め食べてもらうことが、能登の食品文化の継承と復興の手助けになるのではと考え探究を進めてきたチームです。コンテストのお話は、これからSNSを利用しいしるの魅力を全国に届けるための展望を模索していた矢先に舞い込んだチャンスでした。
「栄養たっぶり!いしる漬けぶりフライ」の出来上がり!
ブリをいかのいしるに漬け込み、フライの衣にはおからパウダーを使用することで、災害時に不足しがちなタンパク質や食物繊維などの栄養素を簡単に摂取できるようにと考えられたメニューです。
結果は見事準優勝でした。
探究を提案だけで終わらせずチャンスを逃さず実行し、結果を出すために挑戦する生徒の姿が非常に頼もしく感じました。
コンテストの様子はリュウジ氏のYouTubeで4月に配信される予定です。
この機会に多くの方にいしるの魅力が伝わり、生徒の地域を思う優しさと行動力が能登復興に繋がることを願います。
1学年探究中間発表会・STEAM教育公開授業
11月19日(火)5・6時間目に公開授業が実施されました。
5限目の1年探究中間発表会は、総合的な探究の時間で地域課題の解決に取り組んできたこれまでの成果について発表しました。
トライアルキャンプでお世話になった地域の方々や他校の先生方などたくさんの参観者が注目する中、全44班から高校生らしい視点で捉えた地域活性の取り組みが発表されました。
6限目は1・2学年対象のSTEAM授業です。
ものごとを多角的に見て考える思考力を養うことを目的とし、探究活動に関連づけて行われました。
教科【国語/音楽】
聞き手にわかりやすく伝えることを意識した発表ができるようにする授業。
教科【理科】
調査の条件設定や対象者の選定など、より効果的な探究活動を行うための指標を学ぶ授業。
教科【保健/数学】
データおよびグラフを適切に用いることで、より客観的で説得力のある内容にできるようにする授業。
参観者の皆様から頂いた貴重なご意見や、STEAM授業で習得した新たな知識をさっそく探究活動に取り入れ、次回の最終発表に向け、さらに磨きをかけていきたいと思います!
ご来校の皆様、ありがとうございました。
【1学年】金沢学院大学「データサイエンス講座」
9月10日(火)、1学年対象に金沢学院大学教授による「データサイエンス講座」が開かれました。
専門家から直接指導してもらえる貴重な機会です。初めに情報工学部 石川先生から、データサイエンスの分析手法と演習をしていただきました。
生徒はスプレッドシートで「データをグラフにする」という慣れない作業に少し四苦八苦した様子。
その後、7月に行った地域探究トライアルキャンプのコースに分かれ、情報工学部と芸術学部の4名の先生方が講師として、各グループの探究の取り組みに対するご指摘やアドバイスなど丁寧に指導してくださいました。
自然共生コース/健康躍動コース
歴史国宝コース/文化伝承コース
地域防災コース/環境新創コース
交流創出コース/幸福観想コース
講座の中で石川先生がおっしゃった「データの可視化は武器になるのでやってみて」との言葉通り、データ分析は実社会でも必要スキルとなっています。課題を認識し解決へのアプローチが明確になるので、生徒にはこれからの探究活動の中でぜひ活用してもらいたいです。