先生たちの夏休み学習タイム ~プログラミング学習の研修会~

河内っ子たちの夏休み、序盤の「学習教室」を終えて、いよいよいちばん楽しい「佳境」に入っているのではないかと思います。まだまだ夏休みはたっぷり残っていますからね!(お家の方々、ごくろうさまです)

さて、そんな夏休みの佳境を前に、我々教職員も夏の恒例、「研修」シーズンが佳境に入っています。
教育センターなどにでかけて学ぶことも多い夏季休業中ですが、もちろん、校内でも自主研修をこつこつと積み重ねております。
今日は、木曜日の午前に行った「プログラミング教育」の研修の様子をご紹介します。

来年度から小学校で実施となる「プログラミング教育」を前に、河内小学校では昨年度後半から校内での研修会で学習をスタートしています。
夏休み、子どもたちがいなくなった静かな校内、図書館に教職員で集合して、プログラミングを取り入れた授業を2・3学期に実践するための研修会を開きました。

研修テキストはこちら → 20190725-programinng-kawachi.pdf

講師は、日頃から派遣講師として河内小のICT教育をサポートしてくださっている、ベネッセICTサポーターの大和先生です。

まずは教頭が「プログラミング教育」とはなにか?を概説しました。
そして、いよいよ「体験・学習・実践」のための演習のメイン講師として大和先生が登場です。

使うプログラミングのツールは、スクラッチ3.0(Scratch3.0)と呼ばれるプログラミング言語です。
◯ウェブページが開ける環境で、
 FireFoxやMS-Edge、Google-Chromeといったブラウザを使えばだれでも利用することができる
◯画面上で、「命令」を表す小さなブロックを「くっつけて」いくだけで、視覚的にプログラムを書くことができ、結果をすぐに見ることができる
といった特長がある言語です。習うより慣れろ!が通じる、とてもとっつきやすいツールです。

5年生の算数「正多角形を描く」の授業を頭において、そのプログラムの仕方を考えてみたり、
3年生の社会科「地図記号」の学習で、地図記号の意味を理解しながら、地図上のゴールに向かってキャラクターを動かしていくプログラムを組んでみたり、
1年生の音楽「リズムに合わせて」で、四拍子のリズムに合わせて言葉をリズムに「乗せていく」ことを試行錯誤してみたり・・・
やりたいことを想定し、その要素を整理して分解して「段取り・手順」にし、それをコンピュータの命令という「記号」に変換して記述していくことが大切な学習目的になります。
また、コンピュータならではの高速な「手順」「繰り返し」「条件分岐」の試行錯誤の容易さを生かして、よりシンプルで論理的な「手順」へと「改善」していく試行錯誤も、子どもたちの論理的思考力を高めるために大切だ・・・とされています。

先生たちもそんな「プログラミング的思考」を実体験していきます。
うまくいってるかな?? (^^)

手順をワークシートに手書きして、論理の流れをたしかめたり、それを実際にプログラムの「命令」の流れになるように記述していきます。なかなか手ごわい・・・
「うーん、できた!」
「でももっとキレイにシンプルにしたいなぁ」
「繰り返し3回でできるの??」
男子教員軍団も真剣に取り組み中!
声をかけづらいほど、集中してますねぇ。
「ここをこうして、そこをああすると、こうなるんですよ・・・」
「あー、なるほど!では、こっちをこうやって・・・」
ねらった動きになるよう、そしてよりシンプルな手順になるように・・・試行錯誤中。
3時間弱の研修時間はあっという間に過ぎました。
2学期からの授業のイメージが先生たちにもできてきたようです。
我々教員も子どもたちが楽しみながら「プログラミング的思考」ができるような授業になるよう、これからもスキルアップしていきたいと考えています。

夏休みの河内小・校内研修会からの一コマでした!