蒼頡は鳥の足跡で文字を創ったそうだ(校長日記)
from terminalって?
おはようございます。今朝も冷え込んでいます。通勤時には細かい雪がフロントガラスに降ってきました。天気予報では、県内では所によっては☃マークが。寒いわけだ。
今日も一日いい日でありますように。
昨日の吉田先生の「生と性の講演会」は3年生対象でした。「思春期のあなたへ ~知ってほしい性のこと~」をテーマにお話ししていただきました。
このスライドに引っ掛かりました。このスライドを見たときに、ふと読んだことのある書籍の一節が浮かびました。
それは現象学的精神医学者であるヴァン・デン・ベルグ氏の講演について記された一節です。
「私たちは一人一人が等しく「dying」な存在である。私たちは生まれた瞬間から死に向かって歩き始めている。人間は「living」であり「dying」である。この最も自明でありながら、無自覚な事実をしっかりと受け止めることによって、私たちは真の意味で充実した生を生きることができるのです。多くの人々は"from now"、つまり現在から未来を見ようとします。しかし、"from terminal"、つまり終わりから今をみるようにしてはいかがでしょうか。こうすることによってこそ、私たちは今ここに与えられた現在を本当の意味で生きることができるのです。」
皆さんはどうでしょうか。私は「生と性の講演会」の一場面からこれまでの「学び」という点と点を線でつなげることができました。学びを深めることができた時間でした。
生きるとは、有限の自分の時間、誰かのための時間を大切にすることです。
生きるとは"from terminal"だと理解できれば、私たちが今ここに与えられた現在を本当の意味で生きることができるのです。