図書の窓
relax Vol.8 を行いました
5/19(日)の午後、入山知香さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第8回を行いました。
「能登半島地震を経て考える、今私たちにできることは?」をメインテーマに、会が進行しました。
①さまざまなキャリアを歩む中で、その時に自分が何を考え、何を選択したか
②能登半島地震を受けて、復興のために自分が加賀市でできることとして取り組んだイベント
のお話を伺った後、
「もし、自分だったら何ができるか? 何をしたいか?」をテーマに、入山さんは生徒一人ひとりの思いも汲みながら話してくださいました。
「正解はないものの、失敗する後悔よりもやらない後悔のほうがよくない。今の目の前にあることに対して頑張ることが未来に繫がる。自分の成長が未来の誰かの役に立つ。」
「頑張り方はいろいろ。これってものを見つけたらフルコミット。自分の強みを活かし、輝いてください。」という入山さんの言葉は、参加した生徒に響いていたようです。
図書室通信4月号
図書室通信4月号を発行しました。ご覧ください。R6図書室通信4月号.pdf
relax Vol.7 を行いました
3/24(日)の午後、ひらき司法書士事務所代表 開絵莉子さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第7回を行いました。
会の進行中、「弁護士と司法書士はどう違うのか?」という質問をした生徒がいましたが、高校生には聞き慣れない「司法書士」という世界(仕事)に触れた貴重な一時でした。
開さんが司法書士という仕事を考えるようになったのは、大学生の時。法律関係に興味があった開さんは、公務員を目指す人たちが多い中、所属していたサークルが行っていた法律相談やインターンシップを通してその思いを強めたそうです。
また、司法書士の試験に合格し、全国の研修会に参加した際、大学生から70歳代の人まで、年齢だけではなく、理系の人、四年制大学(学士)を出ていない人、企業を辞めて新たに歩みを進めた人等、さまざまな方がいたそうです。開さんの「試験に受かれば誰でもなれる」という言葉は、生徒にとって意外だったようです。
会では、六法を使って簡単な法律問題を解決するという演習を行いました。
相談① テーマは「相続」
・被相続人とは? その子とは?
・相続分とは? → 相続人が誰かによって変わってくる
・遺産の放棄とその手続きは? 借金がある場合は? 等々…
相談② テーマは「契約」
・17歳の高校生がしてしまった契約は解約できるか?
・来週18歳の誕生日を迎えるが、18歳になってからも間に合うか? 等々…
それぞれについて、民法の該当する条文を探し、読んでいきました。漢字、カタカナ、日頃聞き慣れない言葉等、苦労していたようですが、開さんの解説を聞いて納得していたようです。
今回、「名刺」というものを初めていただいた生徒が多く、ぎこちない仕草も微笑ましいものでした。
冬のビブリオバトル大会
2月7日(水)の放課後、第2回校内ビブリオバトル大会が開催されました。
発表者は1年生3名で、今回も本のジャンルや発表の仕方がバラエティに富んでおり、レベルの高い発表ばかりでした。
見事チャンプ本に輝いた本は、『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)でした。
【参加者の声】
・とてもレベルが高く、どの本もおもしろそうだなと思いました。発表者のみなさんは、簡潔にその本の良いところ、オススメポイントを伝えてくれて、とても聞きやすかったです。また、自らの体験を交えていて、自分のことのように思いながら聞けました。
・自分と本とを照らし合わせることで、考え方が変わったり、助けられたりするというのがいいなと思った。皆、本の世界に引き込むのが上手いと思った。
・自分の好きなセリフや、本の朗読、構成など、いろいろな角度からの本の紹介で、聞いていてどれもとても楽しかったです。一度読んだことがある本も、もう一度読み返したくなりました。また、本を紹介する時、そういう言い方があるんだな、とプレゼンの勉強にもなりました。
図書室通信1月号
図書室通信1月号を発行しました。ご覧ください。図書室通信1月号.pdf
図書室通信12月号
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relax Vol.6を行いました
12/3(日)の午後、合同会社DMM.comにお勤めの東藤美沙紀さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第6回を行いました。
今回のテーマは「やりたいことの見つけ方」。「デザイナーから見たAI時代にも必要な力」をサブテーマに、考えている(考えてきた)こと、行動している(行動した)ことを中心に話してくださいました。
・「『やりたいこと』は『好きなこと』と『得意なこと』の掛け合わせ。 『やりたいこと』=職業名はもったいない。」
『好きなこと』は「夢中」、『得意なこと』は「無意識」を例に説明してくださいました。
・「自分はどんな人か? 自分は何がやりたいのか? それをどんどん言葉にしてみよう。
『これだっ』と腹落ちするワードを見つけて自分の宝物にしよう」
東藤さんは、『自分が作ったものをたくさんの人に使ってもらうって良いよな!』という想いから高校2年の時に美大進学を目指し、卒業後入った会社でゲーム開発のエンジニアの仕事をしながらデザイン学校で学び、現在の仕事に就くことを機会にふるさと石川に戻ってきました。高校時代に抱いた想いは、自分の軸として今も変わらないそうです。
また、これから必要な力として『言語化能力(自分の気持ちや理想を言葉にする力)』をあげ、「AIに言葉で指示を出すのは人間。言語化能力を高めていかねばならない。」とおっしゃいました。AI画像生成サービスを使って実際にイラストを作成し、東藤さんの指示に従ってAIが作成するイラストには、生徒からの驚きの声があがっていました。
relax vol.5を行いました
10/15(日)の午後、ビーケージャパンホールディングスにお勤めの新谷好生さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第5回を行いました。
今回のテーマは「好きなことを深掘りする大切さ」。「JICA海外協力隊で気づいたこと」をサブテーマに話してくださいました。
自分が何に興味があるのか? それを仕事にするのはどのようなやり方があるのか?
自分が何をして楽しいのか? 何をして生活していくのか?
楽しいことには夢中になれる。夢中になれるものを仕事にする。
大学卒業後、就職した地元の金融機関を1年で辞め、教育関係の仕事や海外協力隊、その後海外での仕事を経て、現在の仕事に至る中で自分が考え、行動したことを話してくださいました。
細かく細分化された600種余りの職種内容から自分が関わりたいことを選ぶ。
主役は現地の人、自分は黒子となって彼らが自走できるようサポートする、大学で学んだマーケティングの知識を活かし、売れる仕組みを作っていくのが新谷さんが取り組んだこと。
現地(フィリピン)では、単に農業生産物を売るのではなく、加工することでより高い値段で売り、彼らの収入をアップさせる。
めったに聴くことのできない海外協力隊でのお話は生徒にとって興味深いものでした。
自分の好きなもの、嫌いなもの=自分の価値観はもしかしたら、○○から植え付けられたものかも知れない…。
図書室通信10月号
図書室通信10月号を発行しました。ご覧ください。図書室通信10月号.pdf
「relax」 vol.4が行われました
9/10(日)の午後、小松鋼機株式会社取締役 木村竜樹さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第4回を行いました。
今回のテーマは「『経営者』としてのキャリア」。
木村さんの考える「キャリア」とは、“その人の価値観、人生の歩み”。
事業継承のため、それまで勤めていた大手食品会社の仕事を辞め、改めて大学院に進学し、経営者としてのスキルやマインドセットを学びんだこと。2018年に地元石川県に戻り、現在は「最も注目されるモノづくり応援企業」を目指し、日々頑張っていることなど、話してくださいました。
生徒との質疑応答の中で、
・「その人の良さを引き出すために、外からのキャリアだけでなく、内からのキャリアを知ろうと努力している。」
・「現状維持は難しいことであり、むしろどう成長するか。守っていては勝てない(=価値を生めない)。」
・「答えがない中で、自分なりに考え、自分の考えを自分の言葉で発信する勇気や度胸が必要。」
・「自分の強みや好きに気づくことで、地元を盛り上げる応援の仕方が見つかるのでは。」……
生徒一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださり、とても和やかな会になりました。