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冬の校内ビブリオバトル大会が開催されました

12月13日(金)の放課後、第2回校内ビブリオバトル大会が開催されました。

今回、発表者は4名でしたが、紹介された本は、ホラー風味のミステリ、海外SF、スポーツ小説、純文学と、バラエティに富んだラインナップでした。

見事チャンプ本に輝いた本は、『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ)でした。

今回も、大変充実したビブリオバトルとなりました。

 

【紹介された本】*発表順

『ティンカーベル殺し』(小林泰三) 17H女子

『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ) 16H男子

『タスキメシ』(額賀澪) 28H女子

『坊っちゃん』(夏目漱石) 16H男子

 

【参加者の声】

・発表者4人とも、すごく本の面白さや魅力を伝えてくれたと思います。どの本の紹介も楽しく聞かせてもらいました。

・いろんなジャンルの本が紹介されていて、どれも読んでみたくなった。自分もおすすめの本があるため、次のビブリオバトルで発表してみたい。

・どの発表者も話し方がとても上手でした。ビブリオバトルの運営もスムーズに進んでいて良かったです。どの本も読みたくなるような本だったのですが、皆さん、その本、どこで見つけたの!?と思うような本で面白かったです。

・発表者それぞれの本の好みに個性が出ていて、すごく面白かったです。自分の好きなものをもっと他の人に知ってもらいたいし、知りたいと思いました。

「relax」 vol.10が行われました

9/15(日)の午後、堀貴俊さん(高校57回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第10回を行いました。

 

今日のメインテーマは「国の機関で働くということ」。

 

堀さんが高校時代のこととしてまず挙げたものは、ラグビーと体育祭の団長。「二度とない高校時代。何かに打ち込んで熱いときを送って欲しい」という堀さんの想いがうかがえました。

関西の大学卒業後は、大手自動車メーカーの営業職として5年間を送り、結婚を機に地元石川県に戻ることとなりました。

ふるさとを離れて10年。どことなく元気をなくしたと思える地元を盛り上げたいと、縁あって加賀市役所に勤めることとなり、加賀市役所→石川県庁→加賀市役所→デジタル庁と、さまざまな機関で働き、今年の4月からは加賀市役所に戻り、現在は、市内でマイナンバーカードが使える場所を増やす取り組みを行っているとのことでした。

デジタル庁での2年間は、仕事のレベルや人のレベルの違いに戸惑い、また、単身赴任ということもあって、公私ともに赴任当初は大変だったそうですが、全国民に関わる国の政策のど真ん中に自分がいるという実感があって、ブラック労働と揶揄されるところもあるが、非常にやりがいがあって、意義のある仕事であったと話してくださいました。地方と違い国の機関は、土日は完全に休みで、そこでリフレッシュできたそうです。

さまざまな機関で働いたからこそ見えてくるもの、語ることのできるもの、それをうかがうことのできた貴重な一時でした。

relax vol.9 を行いました

7/28(日)の午後、久保出貴雄さん(高校57回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第9回を行いました。

 

今日のメインテーマは「夢を追いかけて得た挫折と経験」。

 

「プロ野球選手になりたい」という夢を持ち、部活動に打ち込んだ高校生活。早朝から夜遅くまでと、一日の中心が野球であった大学の4年間。しかし、試合に出られるようになった際に気づかされた「自分にはその先のイメージがない」ということ。

高校生のとき、プロになりたいとは言っていたが、明確なビジョンがあったわけではない。だから、君たちが将来のことを本当に考えること、イメージすることは大事。漠然とした夢もそれを細分化し、実現のための手段を考えていくと、日常生活の次元に降りてくる。徹底的に考えることが大切。

久保出さんは、自身の歩んできた道を紹介しながら、生徒に話してくださいました。

 

また、家業(木地師)を継ごうと考えるようになったのは、結婚する際に奥さんから言われた言葉がきっかけだったそうです。今は、伝統工芸の技術継承はもちろんのこと、それをどう知ってもらえるか、広めるかに力を入れているとのことでした。

木によって、堅さや粘りが違うこと、また、同じ木でも場所によって性質が異なること、木目の見えるものと少ないもので使われるさきが異なることなど、木の感触を実際に確かめながら生徒は興味津津で久保出さんのお話に聞き入っていました。

校内ビブリオバトル大会が開催されました

7月12日(金)の放課後、第1回校内ビブリオバトル大会が開催されました。

発表者は10名と、校内ビブリオバトル大会始まって以来の最多人数でした。発表された本のジャンルも、ミステリーあり、恋愛小説あり、SFあり、純文学あり、生物学の専門書ありと幅広く、興味深いものばかりでした。

見事チャンプ本に輝いた本は、『真夜中のマリオネット』(知念実希人)でした。

多くの観戦者にも恵まれ、大変充実したビブリオバトルとなりました。

 

【参加者の声】

・自分だったら手に取らないような本でも、読みたくなるようなステキな紹介を聞けて良かった。本当に、どの本も

 読んでみたくなったので、手に取ってみようと思います。

・出場した人が皆、本の要所をしっかり押さえて紹介していて、本当にその本が好きというのがひしひしと感じられ

 た。何より、自分がまだ出会えていなかった新しい世界を知ることが出来たのが、とても嬉しい。自分も本の紹介

 をしてみたいと思った。

・3年生になって初めて参加して観戦しましたが、面白かったです。質問もいくつかしてくれて、やりやすかったで

 す。自分の知らなかった本ばかりで、魅力がとても分かる紹介が聞けて良かったです。いろんな学年の人と関われ

 て楽しかったです。

relax Vol.8 を行いました

5/19(日)の午後、入山知香さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第8回を行いました。

 

「能登半島地震を経て考える、今私たちにできることは?」をメインテーマに、会が進行しました。

①さまざまなキャリアを歩む中で、その時に自分が何を考え、何を選択したか

②能登半島地震を受けて、復興のために自分が加賀市でできることとして取り組んだイベント

 のお話を伺った後、

 「もし、自分だったら何ができるか? 何をしたいか?」をテーマに、入山さんは生徒一人ひとりの思いも汲みながら話してくださいました。

「正解はないものの、失敗する後悔よりもやらない後悔のほうがよくない。今の目の前にあることに対して頑張ることが未来に繫がる。自分の成長が未来の誰かの役に立つ。」

「頑張り方はいろいろ。これってものを見つけたらフルコミット。自分の強みを活かし、輝いてください。」という入山さんの言葉は、参加した生徒に響いていたようです。

relax Vol.7 を行いました

3/24(日)の午後、ひらき司法書士事務所代表 開絵莉子さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第7回を行いました。

会の進行中、「弁護士と司法書士はどう違うのか?」という質問をした生徒がいましたが、高校生には聞き慣れない「司法書士」という世界(仕事)に触れた貴重な一時でした。

開さんが司法書士という仕事を考えるようになったのは、大学生の時。法律関係に興味があった開さんは、公務員を目指す人たちが多い中、所属していたサークルが行っていた法律相談やインターンシップを通してその思いを強めたそうです。

また、司法書士の試験に合格し、全国の研修会に参加した際、大学生から70歳代の人まで、年齢だけではなく、理系の人、四年制大学(学士)を出ていない人、企業を辞めて新たに歩みを進めた人等、さまざまな方がいたそうです。開さんの「試験に受かれば誰でもなれる」という言葉は、生徒にとって意外だったようです。

 

会では、六法を使って簡単な法律問題を解決するという演習を行いました。

 相談① テーマは「相続」

      ・被相続人とは? その子とは?

      ・相続分とは? → 相続人が誰かによって変わってくる

      ・遺産の放棄とその手続きは? 借金がある場合は? 等々…

 相談② テーマは「契約」

      ・17歳の高校生がしてしまった契約は解約できるか?

      ・来週18歳の誕生日を迎えるが、18歳になってからも間に合うか? 等々…

 

それぞれについて、民法の該当する条文を探し、読んでいきました。漢字、カタカナ、日頃聞き慣れない言葉等、苦労していたようですが、開さんの解説を聞いて納得していたようです。

 今回、「名刺」というものを初めていただいた生徒が多く、ぎこちない仕草も微笑ましいものでした。

冬のビブリオバトル大会

2月7日(水)の放課後、第2回校内ビブリオバトル大会が開催されました。

発表者は1年生3名で、今回も本のジャンルや発表の仕方がバラエティに富んでおり、レベルの高い発表ばかりでした。

見事チャンプ本に輝いた本は、『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)でした。

 

【参加者の声】

・とてもレベルが高く、どの本もおもしろそうだなと思いました。発表者のみなさんは、簡潔にその本の良いところ、オススメポイントを伝えてくれて、とても聞きやすかったです。また、自らの体験を交えていて、自分のことのように思いながら聞けました。

・自分と本とを照らし合わせることで、考え方が変わったり、助けられたりするというのがいいなと思った。皆、本の世界に引き込むのが上手いと思った。

・自分の好きなセリフや、本の朗読、構成など、いろいろな角度からの本の紹介で、聞いていてどれもとても楽しかったです。一度読んだことがある本も、もう一度読み返したくなりました。また、本を紹介する時、そういう言い方があるんだな、とプレゼンの勉強にもなりました。

relax Vol.6を行いました

 12/3(日)の午後、合同会社DMM.comにお勤めの東藤美沙紀さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第6回を行いました。

 

 今回のテーマは「やりたいことの見つけ方」。「デザイナーから見たAI時代にも必要な力」をサブテーマに、考えている(考えてきた)こと、行動している(行動した)ことを中心に話してくださいました。

 

・「『やりたいこと』は『好きなこと』と『得意なこと』の掛け合わせ。 『やりたいこと』=職業名はもったいない。」

  『好きなこと』は「夢中」、『得意なこと』は「無意識」を例に説明してくださいました。

 

・「自分はどんな人か?  自分は何がやりたいのか? それをどんどん言葉にしてみよう。

 『これだっ』と腹落ちするワードを見つけて自分の宝物にしよう」

 

 東藤さんは、『自分が作ったものをたくさんの人に使ってもらうって良いよな!』という想いから高校2年の時に美大進学を目指し、卒業後入った会社でゲーム開発のエンジニアの仕事をしながらデザイン学校で学び、現在の仕事に就くことを機会にふるさと石川に戻ってきました。高校時代に抱いた想いは、自分の軸として今も変わらないそうです。

 また、これから必要な力として『言語化能力(自分の気持ちや理想を言葉にする力)』をあげ、「AIに言葉で指示を出すのは人間。言語化能力を高めていかねばならない。」とおっしゃいました。AI画像生成サービスを使って実際にイラストを作成し、東藤さんの指示に従ってAIが作成するイラストには、生徒からの驚きの声があがっていました。

relax vol.5を行いました

10/15(日)の午後、ビーケージャパンホールディングスにお勤めの新谷好生さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第5回を行いました。

 

今回のテーマは「好きなことを深掘りする大切さ」。「JICA海外協力隊で気づいたこと」をサブテーマに話してくださいました。

 

自分が何に興味があるのか? それを仕事にするのはどのようなやり方があるのか?

自分が何をして楽しいのか? 何をして生活していくのか?

楽しいことには夢中になれる。夢中になれるものを仕事にする。

 

大学卒業後、就職した地元の金融機関を1年で辞め、教育関係の仕事や海外協力隊、その後海外での仕事を経て、現在の仕事に至る中で自分が考え、行動したことを話してくださいました。

 

細かく細分化された600種余りの職種内容から自分が関わりたいことを選ぶ。

主役は現地の人、自分は黒子となって彼らが自走できるようサポートする、大学で学んだマーケティングの知識を活かし、売れる仕組みを作っていくのが新谷さんが取り組んだこと。

現地(フィリピン)では、単に農業生産物を売るのではなく、加工することでより高い値段で売り、彼らの収入をアップさせる。

めったに聴くことのできない海外協力隊でのお話は生徒にとって興味深いものでした。

 

自分の好きなもの、嫌いなもの=自分の価値観はもしかしたら、○○から植え付けられたものかも知れない…。

「relax」 vol.4が行われました

9/10(日)の午後、小松鋼機株式会社取締役 木村竜樹さん(高校60回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第4回を行いました。

 

今回のテーマは「『経営者』としてのキャリア」。

木村さんの考える「キャリア」とは、“その人の価値観、人生の歩み”。

事業継承のため、それまで勤めていた大手食品会社の仕事を辞め、改めて大学院に進学し、経営者としてのスキルやマインドセットを学びんだこと。2018年に地元石川県に戻り、現在は「最も注目されるモノづくり応援企業」を目指し、日々頑張っていることなど、話してくださいました。

生徒との質疑応答の中で、

・「その人の良さを引き出すために、外からのキャリアだけでなく、内からのキャリアを知ろうと努力している。」

・「現状維持は難しいことであり、むしろどう成長するか。守っていては勝てない(=価値を生めない)。」

・「答えがない中で、自分なりに考え、自分の考えを自分の言葉で発信する勇気や度胸が必要。」

・「自分の強みや好きに気づくことで、地元を盛り上げる応援の仕方が見つかるのでは。」……

生徒一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださり、とても和やかな会になりました。