校長室ブログ

2024年11月の記事一覧

お知らせ 何事にも準備が大事

 今日は11月24日(日)2年生11名が、「ビジネス文書実務検定」試験を受けに来ています。

 楽しかった修学旅行から帰ってきて、今週の木曜日からは期末試験…。そのはざまを縫っての検定試験です。答案や画面に向かう背中はみな真剣そのもの。頑張ってきた成果を全員が手にしてくれると良いなと思います。ここで取得できる資格は、10か月後のあなた方をグイっと後押ししてくれますからね。

 皆さんには、頑張った自分を、ほかでもない自分で褒めてあげてほしいと思うのです。その時には何事にも準備が大事です。ここのところ、部活動では、運動部も文化部も成果を上げてくれている皆さんです。日々の練習(=準備)の賜物(たまもの)です。自分を試す機会が目の前にある時には、それに向かってまずは、諦めずに努力する自分でいてほしい。その上で、前回の自分よりほんの少しでも頑張れた自分に成長できるとすごく良いですよね。勝負すべきは昨日の自分です。木曜日から始まる試験に向けた準備、今回は前回よりも頑張ってみてください。

 学校も毎日色々なところが新しくなっています。そのために頑張って下さっている方々がいます。これも大切な準備ですね。

 

      

      

  教室のプレートや トイレのプレート 階数の表示なども 次々に新しくなっています。

  陶芸実習室もこんなにきれいになりました。木工実習室から見たいしかわ特別支援学校の校舎も青空に映えて素敵です。

  

虫眼鏡 それぞれの探究活動DAYS

 先週の新人大会の余韻も冷めやらぬ中、今日から2年生は北九州方面への修学旅行に出かけていきました。また、1年生は金沢学院大学でDXセミナーを受けてきましたし、3年生は金沢学Ⅱの学びの集大成に向けて、金沢市内や森本地区へのフィールドワークに励んできました。

 ネットやチャットで本当に多くのことを知ることができる時代ですが、生身の体を通して「見る」「聞く」「話す」「触れる」「味わう」体験というのは、自分の中に鮮烈に残るものです。世の中にはまだまだ知らなかったこと、思い違いをしていたこと、想定を超えてくることなどがあふれています。(もっと知りたいかも…)とか(何でこうなるんだろう…)と思えることを大切にして、ネットやチャットを使って情報を集め、もう一度自分の頭や心で考えてみることや、それを友達に話してみて感想や意見をもらいながら考えを補強していくことで、人はグンと豊かになります。

 「探究活動」とは、自分の体感や実感を大事にしながら、自分(の考え)磨きや自分づくりを楽しむ生き方そのものなのではないかと、皆さんの様子を見ていてそう思います。

 この世に一人しかいない自分づくり…せっせと磨きをかけていきましょうね。

ハート 地域ボランティア清掃

 今年も向陽高校恒例の地域ボランティア清掃が、教育ウィーク中の11月5日(火)の半日を使って行われました。

 1年生は湖陽町の湖陽緑道公園を、2年生は湖陽児童公園や大場町コミュニティセンターを、そして3年生は森本駅とその周辺の清掃を行いました。急に気温も下がり夜来の雨も心配されましたが、草むしりやゴミ拾い、窓ふきなどに黙々と取り組む頼もしい姿があちらこちらで見られました。ここに本校があることをいつも温かく見守って下さっている地域の方々への感謝の気持ちを、今年も清掃活動というカタチで少しでも表すことができて良かったです。

 ところで、昨年もこの日の皆さんの姿を見ながら、何か温かい飲み物で迎えられたら良かったなぁと思っていた気持ちを、今年は、PTAのお父様やお母様方のご協力を得て、形にすることができました。「あたたかい炊き出しでお迎えプロジェクト」は多くの保護者様からいただいたたくさんのお野菜を使って、6つの大鍋にめった汁を作り、肌寒い中、掃除に励んで帰ってきた子供たちや教職員の心と身体を温めることができました。

 一心に掃除に励んでくれた生徒の皆さん、お疲れさまでした。様々なかたちでご協力いただきました保護者の皆様には、本当に有難うございました。

            

お知らせ 大人になる者として

 今年も早いもので残り2ヶ月となりました。1日ずつ年を取り大人にならんとしている皆さんに、3つお話ししようと思います。

 1つ目は先週末の選挙です。というよりも、その選挙に向けて、本校の選挙管理委員の皆さんがお昼休みに呼びかけてくれていた放送の話です。本当に素晴らしい呼びかけでした。文章も素晴らしかったですが、それをマイクに向かって読み上げている選管さん一人一人の声が本当に良かったです。「若い私たちの声が届く人を、若い私たち自身がしっかり選んで、若い私たちにとっても住みやすい世の中にしていきましょう…」。

 まさにその通りです。彼らの声は、このことをスッと胸に落としてくれて、選挙に行こう!しっかり選ぼう!と思わせてくれるものでした。先週の選挙では、有権者全体の投票率が53.85%でした。10代に限定して見てみると、18歳の有権者は49.21%の人が投票していますが、19歳が36.67%と低く、10代投票率は43.06%。前回の選挙を下回りました。投票は大人の一人として与えられている権利です。期日前投票などもありますから、皆さんには有効にこの権利を行使してほしいと思います。

 2つ目は昨日の避難訓練のお話です。金沢市駅西消防署から来て下さった消防士さんが何度も「今日お家に帰ったら、何か一つでも良いから防災への備えをお願いします。」と仰ってくださいました。皆さんは昨日、何か一つ意識を持って家族と話をしたり、場所の確認をしたり、いつも身につけておきたいものを確認したりしましたか?訓練に真剣に臨んでおくことの大切さを、私たちは痛いほど味わいました。訓練が訓練であるうちに、頭で考え体できちんと覚えておくことが、本当の災害であなたを守り、家族を守り、周囲の人々を守ります。周囲の人を助けられる年齢のあなた方には、できる限り早く避難する、友の安否を確認しながら避難する、避難場所に着いたらスグにいない人の救助を要請するということを、他人事ではなく自分事としてしっかりと心に留めておいてほしいと思います。

 3つ目は本日11月1日より罰則規定が厳しくなった自転車の運転マナーのお話です。自転車の運転中の携帯電話の使用は6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金ということになりました。まして、それが原因で交通の危険を生じさせた場合には、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。これに違反したり、※このほかの危険行為を反復して行ったりしたら「自転車運転者講習制度」の対象となり、講習を受けなくてはいけません。まさに自動車の免許を持っている我々大人と同じ扱いですね。自転車は高校生にとって必要不可欠な乗り物です。大変便利ですが、乗り方を誤ると大変危険なものにもなります。罰則規定があるからではなく、自分も相手も安心・安全に過ごせるように、ルールを守って運転することを心がけましょう。(※ 信号無視、指定場所での一時不停止、遮断踏切立入、安全運転義務違反、通行区分違反など)

 3つのお話、哀しいことですが、大人でも大丈夫かな…という人はいます。だからこそ、皆さんには権利や責任、ルールといったことを受け止めて、真摯に大人になっていってほしいと、そう願っています。長いうえに説教臭い話になりました。でも、選管さんたちの堂々としたまっすぐな声をこのまま大切にしてくれる大人になってほしい、そう思ったら止まらなくなっていました。次回は短め・軽めで頑張りますね。