校長室ブログ

2025年11月の記事一覧

鉛筆 昨日の自分に勝つ!

 2週間、間が空いてしまいました。新人大会が終わり、明日からは2学期の期末試験が始まります。新人大会での皆さんの健闘ぶりは本当に見事なもので、壮行式の時に、皆さんにしたお話が正にその通りになりました!

 その時のお話というのは、「向陽高校は生徒数の少ない小さな高校で、部活動をしている人の人数も年々減っているけれど、その少ない部員たちが挙げている成果はとてつもなく大きい。国民スポーツ大会少年男子団体で6位入賞を果たした1年生の當麻さんはじめ、各種のコンクールに臨んだ華道部、写真部も入賞・受賞を果たしている。小さいから こそ入部=即レギュラーで出場できるし、一人当たりへの先生の指導も手厚く受けられるから入賞にも近い!こんなコスパ・タイパの良い高校はないのであ~る!」というものでした。

 その後始まった新人大会は、少ない人数で本当にこれだけの賞を獲得してきたのかと目を見張るような結果でした。馬術部個人3位、アーチェリー部個人2位、バドミントン部団体・個人2位、写真部の優良賞に入選、書道部の優良賞、 弁論部の2位(R8全国総文出場!)と、運動部文化部併せて10出場したうち、6つが素晴らしい成績を収めたのですから、こんなすごいことないですよね。毎日一心に練習に励んだ皆さんだからこそ、本番で昨日の自分に打ち勝ったのだと思います。

 前回のつぶやきの最後に、「負けた悔しさを味わわずにすむ人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。」と綴りましたが、明日からの試験を前に、改めて皆さんにエールを送りたいと思います。

 5日間の期末試験。できない、解けない、わからない自分と向き合うのは怖いかもしれないけど、少しでも逃げずに努力してみてほしいです。そして、どうか昨日までの自分に打ち勝ってほしい。ライバルは昨日の自分です。甘さも弱さもずるさも自分が一番よくわかっているはず。今回はそんな自分に負けないで、頑張ってみてください。いつも皆さんを応援しています。

 

 

 

 

 

 

          卒業生から届いた綺麗な紅葉。紅葉も美しいけれど、

          それ以上にシェアしてくれようとした心の美しさに感動…。 

 

 

 

 

 

 

                                         

                                         

                                         

キラキラ 新人大会始まる

令和7年度の新人大会が始まりました。先月末に行われた壮行式でもお話ししましたが、新人大会は頼り切っていた3年生が抜けた後の新体制で頑張ってきた成果を発揮する大会です。どの高校もニューフェイスのチームで、大会名どおり初々しい感じが漂う大会です。

本校もすでに終わったものも含めて4つの運動部と5つの文化部の皆さんが今大会に参加し、活躍しています。試合などの時間を計算しながら会場を渡り歩いて、皆さんの活躍を応援したり、素晴らしい作品を味わったりするのは、本当に幸せな時間で、たくさんの元気を貰えます。

今日は悔し涙を流す皆さんの姿に触れました。厳しい練習に一生懸命堪えてきたからこそ、こんなにも悔しいんだろうなと思いました。そして、大差とか完敗でなく、もう少し自分が強ければ勝てたかもしれない試合だったからこその悔しさだったとも思います。「強い相手に負けるのでなく、弱い自分に負けてしまうのだ」…今日の涙はこの後の試合に、また大会後の練習に続き、来年の高校総体への勝利に必ずつながっていくのだろうと確信しました。

負けるかもしれない怖さと戦い、負けた悔しさを味わうことから逃げる人生もあるかもしれません。でも、逃げないで立ち向かう生き方ができる人になって自信をつけてほしい…。今回の新人大会には出ていない皆さんも、自分の生活の中にあるそれぞれのハードルと向き合ってください。乗り越えていけるよう、応援しています。

 

 

ハート 『想い』

先週は今年度2回目の避難訓練に始まり、高文連文化教室でのサルサ初体験、新人大会壮行式と続きました。週末の土曜日はいしかわ特別支援学校の文化祭があり、ボランティアで7人もお手伝いに来てくれていましたね!3連休中には表彰披露でもお伝えした写真部の皆さんの表彰式や、21世紀美術館では高校生秋の美術展が開催されていましたね。運動部の人たちも新人大会前のミニ大会に練習試合、合同練習などもあったようで、実りの秋の名のとおり充実した日を過ごしたのだろうなぁと思います。

今週は午後から保護者懇談会ということで、来年(再来年)の学びの道を決定していく大切な時間を過ごしていますね。選択した道がそれで正しいのか不安になるかもしれませんが、まずは選択できた自分に自信を持ち、選択した道が正解になっていくように努力していくことにしましょう。タイムリープができない私たちは選ばなかった方の道を試してみることができません。思わず後ろ髪をひかれそうになりますが、そこにこだわるよりは、選んだ方の道を「これよし」→「これよし」と思えるようになっていく方がずっと素敵だと思います。

美術展に出品されていた3人の作品がとても素敵でした。1枚1枚も良いのですが、3枚を見ていた時に私の頭に思い浮かんだ文字は「想」という1字でした。未来を嬉しそうに思い浮かべている「想」、懐かしく昔を思い出しているような「想」、そして大きな口で思いも何もかも飲み込んで生きようとしている「想」。3人は別々のものを描いているようで3人ともが「想」、「心」を映し出そうとしているように見えました。芸術作品というものは、絵も彫刻も書も音楽も花も写真も、きっとおしなべてそういう行為を経て生まれてくるものだと思うのですが、言葉以外のかたちで想いを表現できる皆さんが嬉しく、また羨ましくもあったお休みでした。

 

現在、インクルゾーンには、いしかわさんの文化祭の名残でたくさんの両校の作品が展示されています。一つ一つに込められた「想」を皆さんもどうぞ感じてみてくださいね。