校長室ブログ

2025年9月の記事一覧

ハート 秋の行方

 22日(月)は、小さい秋見つけた…を一気に飛び越して大きい秋が来たような1日でした。このまま一気に秋深まるのかと思いきや、昨日・今日と日中はまだ暑い時間があり、今週末までこの暑さは続くようです。朝晩は半袖のTシャツだともう寒いので、1日の中の寒暖差で体調を崩さないように気をつける必要があります。

 暑すぎる夏、そして長すぎる夏は、この後楽しみにしている人も多い「紅葉」にも影響を及ぼしているようです。木が猛暑から自らの命を守るため、通常より早く紅葉し、そのまま落葉してしまうという現象が起きているのだそうです。紅葉とは違う茶褐色に染まった山を見ることがありますが、「ナラ枯れ」と呼ばれる現象も併せて各地で多く起きており、異常気象は生態系に大きな影響を及ぼしているようです。我々人間はというと、この暑さをしのぐため、例年以上に冷房を稼働させ、多量のCO2を排出…だから地球温暖化(もう高熱化か?)がまた進み、猛暑の日が長くなる…。もはや断ち切れない悪循環のループにめまいがしそうです。

 私たちの国の大きな特徴の一つに四季がはっきりしているということがあるのですが、その様相が年々変わっていくことが本当に心配になります。でも多くの大学や企業で、便利さや快適さの追求と同時に、資源の確保やCO2の削減につながるリサイクルの徹底を並び立たせていく研究や開発・発明に汗を流している人たちがいます。卒業した後、さらに勉学に励むことや社会に出て働くことが、自分のまだ見ぬ家族の未来を守っていく…そんな生活をしていきたいものですね。高校生という年代で出来ることは少ないかもしれませんが、ごみの分別は想像以上にかなり大きな貢献になります。ごみの素材・材質を均一にしておくと、その後の再生処理が格段に楽になるからです。今年の秋の行方が明るい明日に繋がっていくように、皆で小さな貢献を心がけていきませんか?