2025年度
アート田観察会
田植えから3か月、今日はアート田の観察会です。少し雨の日が続いて予定より遅くなってしまいました。
今日も雨です。本手先生が待っていてくださいました。
子どもたちと本手先生とで考えたデザイン画はこれ。「のと」の文字、笑顔満開のスマイルと幸運を表す四つ葉のクローバー、復興を表す上がる矢印です。
緑米・赤米・コシヒカリの3色で模様がくっきりと浮かび上がっています。
矢印とスマイルの口の部分に植えた赤米は花が終わってしまったので色が少しくすんでいます。ちょっと残念。
でも想像していた以上にはっきりと色の違いが出ていますね。
本手先生が稲の穂を刈って見せてくださいました。
白い小さな粒のような稲の花。
10月半ばに稲刈りをします。それまでしっかり育ってほしいですね。収穫が楽しみです。
『石川能登こどもえがおプロジェクト』として図書をいただきました
株式会社マルエー様、一般財団法人Tom&Risa様より、『石川能登こどもえがおプロジェクト』として、学校に13冊の本を寄贈していただきました。このプロジェクトについて子どもたちにもお話をしてくださるということで、贈呈式を行いました。
(株)マルエー常務取締役の小賀様から、プロジェクトについてわかりやすくお話をしていただきました。
お店のお客様に、家にある使っていないものを提供していただいて、海外の必要としている方に届け、その収益で日本の子どもたちに本を届けているとのことでした。
そのあと、Tom&Risaの中谷様からも、紙芝居を使ってわかりやすく説明していただきました。
家にある鍋やカトラリーなどの台所用品、茶碗などの陶器、ぬいぐるみなど、使わずにおいてある物が海外で喜ばれ役に立っているということや、自分たちが支援していただくだけでなく、海外の方の助けにもなっていたというお話を、子どもたちは興味深そうに聞いていました。本をいただいたお礼に、五千人の祭典で踊る予定だったダンスを披露しました。
いただいた本は、大切にみんなで楽しみます。ありがとうございました。
本のプレゼント、ありがとうございます。
震災後からずっと継続してご支援下さっている藤本透様から、書店のなくなった輪島市の子どもたちに、「読みたい本をリクエストしてくれれば支援します」とうれしいメッセージをいただきました。
これが子どもたちの書いたリクエストカードです。
インターネットで調べてほしい本を見つけた子もいれば、「おまかせ」として興味関心のあるジャンルをお伝えし、支援者の方に選書していただくという子どももいました。
カードをお送りしてからほんの数日でそれぞれのリクエストがかなって本が届きました!マンガや映画のノベライズ、ゲームの攻略本など学校の図書室にはない本もOK、支援者のみなさまからのメッセージカードが入って1冊1冊ていねいに梱包されていました。
どの学年の子どもも手に取るなり歓声を上げていました。
ご支援下さったみなさま、本当にありがとうございました。
合同体育祭 スローガン発表
小中学生のアイディアを基に今年の体育祭のスローガンが決まりました。
『心ひとつに一致団結 ~Don't forget smile 地域でつなぐ絆のバトン~』
さすが、中学生がリードしてくれるとスローガンもかっこいいものになりますね!
スローガン発表の後に、プログラムと競技の説明がありました。
「ダンシング玉入れ」「先生運びレース」など初めて見る競技のタイトルに興味津々、今年はまちの保育園のみなさんも一緒に参加してくれます。「うさぎちゃんTOSS!」など競技名もかわいい。
今後の練習・準備の日程の連絡も聞き、いよいよ体育祭に向けてエンジンがかかった子どもたちです。
ペッパーくんがやってきた!
人型ロボット「Pepper」が町野小学校にやってきました。輪島市教育委員会がソフトバンクと契約し、市内の小中学校に貸し出してくれたものです。町野小・東陽中には10月31日までいます。
ソフトバンク株式会社の松本さんに来ていただいて、子どもたちが自分で作ったプログラムでペッパーくんを動かす方法を教えていただきました。
子どもたちも使ったことのある「Scratch」を使い、用意されたたくさんの動きや音を組み合わせてプログラミングします。自分で考えたセリフを言わせることもできます。
プログラムができたら、ペッパーくんに送って、思い通りに動くかどうか試します。
友達のプログラムを見て、また自分も工夫します。トライアンドエラー、何度も試してプログラムをよりよくしていくのも楽しいです。他にもいろいろな活用の仕方があるとのことで、これからもっとペッパーくんと仲良くなって、プログラミングやAI、情報について学んでいけるといいですね。
中学生と一緒に
隣の東陽中の復旧工事が始まるとのことで、東陽中の生徒8人が9月1日から町野小校舎で学習をしています。
校舎1階は小学生、2階は中学生の教室となっています。
昨年度と同様に、昼休みにはドッジボールで一緒に遊んでくれる優しい東陽中の生徒たち。
今日はALTのトラビス先生も3年生に誘われて一緒に遊んでくださっています。
休み時間の遊びだけではありません。9月28日の合同体育祭に向けて生徒会・児童会も協力して活動しています。
今日は体育祭のスローガンについての話し合いが行われています。体育祭の目標と児童生徒の思いをどうやってスローガンにまとめていけばいいでしょうか。
これから、合同練習も行われる予定です。心ひとつに、思い出に残る体育祭にしてほしいですね。
人形芝居 燕屋さん、再び!
人形芝居 燕屋さんが来てくださいました。実は、昨年度柳田小で過ごしていた時に、能登町を訪問された燕屋さんのステージを見せていただいたことがあったのです。
今回は輪島市への訪問、町野っ子にとってはまさかの2度目のご縁です。子どもたちはよく覚えていて、「めっちゃ楽しかった!」「カンクロ―おもしろかった」と言って待っていました。
燕屋さんも、「そういうことでしたか」とびっくりしておられました。柳田では『3まいのおふだ』の人形劇でしたが、今回は『ねずみのすもう』を準備してくださっていました。
腹話術『ハロー、カンクロ―』
まるで本当に生きてしゃべっているようなカンクロ―と演者のくすのきさんとの掛け合いがおもしろい!始まりから終わりまで、みんな大笑いで楽しみました。
次は人形劇、『ねずみのすもう』。
よく知られている昔話とは一味違ったおもしろさ。一人芝居での声色の使い分けや、投げ飛ばされたねずみを小さな人形に代えて遠近感を出すなどの凝った演出などに、大人も子どもも感心させられながら大笑いして楽しみました。
鑑賞後は、たくさんの児童から感想発表の手が上がりました。
お礼を言って教室へ帰る子どもたち一人一人にカンクロ―の絵はがきをいただきました。
人形芝居 燕屋さん、この後は九州にまで遠征して公演を行う予定になっているとのことです。
これからのご活躍を応援しています。燕屋さん、楽しいステージをありがとうございました。
みんなそろって2学期スタート!
9月1日、2学期のスタートです。輪島市は管理規則により8月30日から2学期ですが、今年度は8月末が土日なので今日から2学期です。21人全員の元気な顔がそろいました。
旅行やキャンプ、イベントなどおでかけを楽しんだり、家でゆっくり過したり、どのクラスもそんな夏休みの思い出話に花が咲いたようです。
中には、「宿題全部終わらんかった…」と話してくれた人もいます。うまくいかないことがあっても、何度でもやり直せるのが学校のいいところ。大丈夫、大丈夫。気持ちを切り替えて、2学期も「笑顔満開!なりたい自分になろう!」です。
玄関ホールには、夏休みに取り組んだ工作・手芸・自由研究などの作品が並んでいます。
親子で楽しんで作っている光景が目に浮かぶような作品もありほほえましいです。
東陽中学校の復旧工事が始まる予定のため、2学期から東陽中生徒もこの校舎で学習します。9月末には合同体育祭を予定しています。中学生の学習する姿と温かい交流から多くのことを学んでほしいと思います。
校章作成ワークショップ②
4月からスタートする新しい学校の校章を考える第2回のワークショップが29日に開かれました。
今回は、第1回に子どもたちが語った町野の思い出やイメージを基に、金沢美大の学生さんたちが考えてくれた21の校章案を聞き、意見を伝え合う会です。
21通りの校章案のコンセプトを1つ1つ説明してもらいます。
例えばこのデザイン、輪島の「ワ」を夕日に見立てた円いラインにして、下に海を表す波線を配したものだそうです、東陽の東の文字も入っています。
子どもたちも感心しながら聞き入っていました。
紹介が終わると、付箋に自分の意見を書いてそれぞれのデザインの周りに貼っていきます。ひとりひとり、気に入った理由も違います。また、「真ん中が空いているのが気になる。文字が入った方がいい」など建設的な意見もあり、美大生のみなさんもうなずきながら子どもたちの意見を聞いてくださっていました。
次回第3回は21案の中から数種類に候補を絞り込んで、話し合いの末、投票になるとのことです。自分たちの意見を取り入れて作ってもらう校章、どんなものに決まるのか楽しみですね。
色とりどりの付箋が貼られた校章案とプロジェクトメンバーのみんなで記念撮影をしました。
祭典中止で残念…
本日8月10日、市内に大雨・洪水警報が発令され、この日のために頑張って練習してきた子どもたちの歌・ダンス・太鼓・学習発表は残念ながら中止となりました。
子どもたちのデザイン画を基に作った『町野っ子Tシャツ』も、好きな色を選んで準備したバンダナも、お披露目は延期になってしまいました。
地域のみなさんに元気を届けたいという思いで、多くの方からいただいたご支援を基に準備させていただきました。ありがとうございます。
いつもご支援くださっている町野大好きさんからは、この日のためにと大きな三浦スイカが届いておりました。学習発表会のあと、子どもたちと保護者・地域のみなさんとで冷えたスイカを食べようと楽しみにしていましたがそれもかないませんでした。
冷蔵庫の中で出番を待っていたスイカたちですが…。
このあと児童たちが登校する予定はないので、届ける方法を考えます。
夜の部の『五千人の祭典』も中止です。PTAのみなさん、公民館、地域の区長会さん、自治会さん、婦人会さんもこの日のためにいろいろと準備をしてきたのですが、残念です。でも、「地域を盛り上げるためにできることがある!」と動き始めた歩みはこのあとも続いていくはずです。
子どもたちと共に、「これから自分たちにどんなことができるかな」 ということを考えていきます。
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