理療科では、見えない・見えにくい方の職業自立を支援するため、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の養成を行っています。
3年間の学業期間を経て国家試験を受験します。
入学金・授業料は必要ありません。スクールバス・寄宿舎を利用することができます。
令和6年1月19日(金)に理療科で杉山奥村祭を実施しました。
理療科では、視覚に障害のある方へのあん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの教育に貢献された杉山和一氏、奥村三策氏の偉業をたたえて、学習した理療の知識・技術の発表会を実施しています。
今年は、制限時間内に経穴(身体のツボ)を正確に説明しながら取ること(取穴)と,
2分間でできる限り多くの経穴名を暗唱する、課題に取り組みました。
生徒は冬休み前から、課題となる経穴の学習に集中的に取り組み、それぞれが日頃の学習の成果を発表していました。
(課題となる経穴をくじで決めています)
(2分間で最大361穴ある経穴をどこまで暗唱できるかに挑戦しています)
今年度は9月14日(木)に開催される予定でしたが、県内の感染症の状況を考慮し、11月13日~17日に代替日を設け実施しました。
生徒たちが心を込めて、地域の方々へ施術を行いました。初めてマッサージを体験された方は「こんなに気持ちの良いものなんですね」などのお褒めの言葉をいただきました。
令和5年10月28日(土)にイオンモール白山で開催された、いしかわ産業教育フェア2023に理療科が参加しました。
いしかわ産業教育フェアは、石川県の産業教育に取り組んでいる学校が集まり、自分たちが専門としている分野で、制作した作品、生産物、商品等の展示、成果発表、販売活動等、また体験活動を通して、県民の方々に石川県の産業教育について広く知ってもらうためのイベントです。
本校理療科は、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの医業に関わる分野を扱う学校として、産業教育フェアに参加しました。
内容は、来場された方々に10分間のマッサージ施術を受けていただく体験と、はり治療で使う実際のはりを用いて操作する体験を実施しました。
どちらのコーナーも、多くの方に体験していただき、理療について広く知っていただく良い機会となりました。
今年度、より多くの方々に盲学校・理療科を知っていただくために理療科啓発ポスターをリニューアルしました。自分の周りに、視覚に見えにくさがあり、生活や仕事等で困っている方がおりましたら、ぜひ、盲学校をご紹介ください。随時、相談をお待ちしています。
今年度も盲学校・理療科を宜しくお願い致します。
【理療科啓発ポスター】
石川県立盲学校では視覚障害者に理療を普及した杉山和一、奥村三策両氏の偉業をたたえるとともに、国家試験に向け理療の知識を深めることを目的に、毎年1月に記念コンテストを開催しています。内容は、理療科生徒全員で経穴の知識・技能やあん摩マッサージ指圧の技術を競い合います。
緊張しながらも、一所懸命日頃の成果を発揮しました!
【手技コンテスト】
5分間で患者役の教員の肩背部にあん摩施術を行い、術式の構成や手技の熟練度を競います。生徒それぞれが、5分間で最大の治療効果を出せる術式を考えてコンテストに取り組みました。
【経穴コンテスト】
課題となる経穴(ツボ)をくじで選び、時間内にツボの場所を説明しながら試験官の身体でその場所をおさえます。
理療科職場実習(ヘルスキーパー)
期 日:令和4年12月15日(木)、16日(金)
時 間:14:00~16:00
場 所:北陸電力株式会社 石川支店
実習生:専攻科3年生 2名
社員の方々にマッサージ施術を行う「ヘルスキーパー」の実習を行いました。1日に6名、2日間で計12名の方に施術をさせていただき、「気持ちよかったです」、「身体が軽くなりました」等の声をかけていただきました。実習を引き受けていただいた北陸電力株式会社石川支店の皆様、大変ありがとうございました。
臨床報告会は保健理療科・理療科の3年生の校内臨床実習において、外部の患者様を施術させていただく中で、患者様が最もつらいとしている症状の治療に取り組み、治療経過や結果、継続して治療していく中で学んだことを発表する会です。今年度は2名の発表があり、どちらの生徒も坐骨神経痛の症状の改善に取り組み学んだことを発表していました。
臨床報告会を通して、患者様がつらさを感じている症状を改善し、結果を出すことの難しさや、はりやあん摩・マッサージで坐骨神経通の症状を改善するには、神経痛の原因を的確に把握し、患者様にあった治療法を選択する必要があるなど多くの事を学びました。
また、発表後は実際に行った施術内容を生徒間で共有し、理療施術について学びを深めました。
【実技交流の様子】
期 日:令和4年11月6日(日)
場 所:石川県産業展示館2号館
参加者:本校理療科生徒・教職員
内 容:
新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いていた「いしかわ産業教育フェア」が3年ぶりに開催されました。本校はこれまでマッサージ体験コーナーを出店していましたが、今年度は感染予防のため、直接肌と肌が接触しないよう、以下の内容で取り組みました。
1 健康体操の体験
・肩こり体操の紹介
・臨床で行う検査法の紹介
2 健康相談コーナー
・身体のツボを用いたセルフケアのアドバイス
3 本校理療科の紹介
・理療科でどのようなことを学習しているかの紹介
予定通りにいかないこともありましたが、何度も練習した甲斐があり、臨機応変に対応することができ、48人の方にお越しいただき、みんながやって良かったと思える企画となりました。
【健康体操】
お客さまと一緒に肩こり解消のための健康体操を行いました。
【健康相談】
いしかわ産業教育フェアのマスコットキャラクター「としいえ君」も相談を受けに来てくれました。
9月16日(金)、敬老の日にちなんで恒例の「敬老マッサージ実習」を開催しました。新型コロナウイルス感染症のため2年ほど実施できずにいましたので、今年は理療科の生徒職員全員、14名のお客様に心を込めた対応をしました。
日 時:令和3年11月4日(木)
14:15~15:05
発表者:専攻科理療科3年生
参加者:理療科生徒及び教職員
テーマ:「全身調整による不眠症への
アプローチ」
内 容:
普段、臨床実習の授業で診ている患者様へのはり・きゅう・マッサージ治療について、実技を交えた発表がありました。「奇経治療」という東洋医学的な考え方からアプローチしたもので、とても専門性の高いものとなりました。
感染予防対策として半数以上の教職員はリモートで職員室から参加し、質疑応答等を行いました。
生徒同士が学び合う様子
理療臨床室は、はり・きゅう・あん摩・、マッサージ・指圧の施術所です。
理療臨床室は、昭和59年に、石川県知事を開設者として開設されました。
当施術所は、生徒の臨床実習の場として設置されたものです。
はり、きゅう、あん摩、マッサージ、指圧の施術を希望される方は、下記の臨床室にお問い合わせください。
お問い合わせ先
施術料金