進路日誌

進路日誌

【進路】石川県立大学体験研修会(12月27日(金))

昨年に続き、12月27日(金)1・2年生26名が石川県立大学で行われた実習に参加しました。参加したのは下記の2つのプログラムです。

1) 生物分野「リアルタイムPCR法を用いたウイルスの定量」  生物資源工学研究所  中谷内 修 先生

リアルタイムPCRは核酸の定量を行うために最も一般的に用いられている技術で、主に、遺伝子の発現量や環境中の生物・ウイルスの定量を行うために利用されています。この実験では、溶液中のウイルスの定量を、①リアルタイムPCR法、②通常のPCR法と電気泳動法を組み合わせた方法 の二通りで行うと共に、技術の原理についても学びました
株式会社環境公害研究センター調査部分析課の澤田美砂氏(本校、石川県立大学OG)もこの講座の指導者として参加されました。

2)  物理分野「身近な水力やバイオマスをいかしたエネルギー供給システムの実現に向けて」  環境科学科 瀧本 裕士 先生

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、水力資源は有効な再生可能エネルギーです。特に身近にある農業用水路を利用する水力発電は規模こそ小規模ですが、大きな土木工事を必要とせず環境にも優しいシステムです。また農業用水路は全国で40万kmもあり、多くの場所で導入できる可能性がある。授業では、小規模水力発電の仕組み、現状、未来について説明し。また体験的に学ぶことができるよう、水力発電に関する実験も行いました。
北菱電興株式会社社会システム事業部電器営業部営業第二課の安嶋克氏(本校、石川県立大学OB)もこの講座の指導者として参加されました。