探究日誌

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【1年総探】よりよいまちづくりプロジェクト フィールドワーク

10月15日火曜日午後より、よりよいまちづくりプロジェクト「フィールドワーク」を全8コースに分かれて実施しました。以下で活動内容を紹介します。


①水害に強いまちづくりと②データサイエンスに基づく地震防災の2コースは、治水に関する専門家および地域の防災士の計16名がグループごとに帯同し、フィールドワークを実施しました。本校は伏見川および森本・富樫断層の付近に立地しています。生徒たちはそれぞれのグループで、自分たちの研究テーマについて考えながら活動していました。

③震災後の新しいまちづくりのコースでは、内灘町役場の職員から、町内の被災の状況について説明を受け、その後内灘町立西荒屋小学校に移動し、フィールドワークを行いました。被災の状況を目の前にしながら、将来の町の在り方について考えを巡らせていました。車が地面に埋まっている、バスで移動する際に横に大きく揺られるなど、報道ではわからない現場の実態を目の当たりにし、たくさんの学びがあった様子でした。

④避難所運営についてのコースでは、講師の先生が避難所運営に関するゲームを通じたワークショップを実施しました。講師の先生からは「これから避難所のあり方を変える意味で、すぐにでも提言できるぐらい素晴らしい内容」とのお褒めの言葉を頂戴しました。生徒もこれまでにない見方や考え方を得られたと嬉しそうに語っていました。

⑤環境負荷の少ない循環型の社会のコースでは、戸室リサイクルプラザを訪問し、容器包装プラスチックの処理方法や埋め立てごみの現状について学習しました。現在使用している第4埋立地は50年後には現在いる高さまで埋まること、容器包装プラスチックにいかにたくさん違反ゴミが入っているのかなど、現地でしか聞けないことがたくさん聞けました。

⑥インバウンドの促進に関するコースでは、兼六園付近及び金沢駅東広場にて、外国人観光客へのインタビュー活動を実施しました。最初はかなり緊張していましたが、外国人観光客の方々がとてもフレンドリーに質問に答えてくれていました。石川県に来た際に困ったことや不便だと思ったことなど、普段の統計データではわからない生の声を聴けたようでした。

 

⑦DE&Iの考えが浸透した社会のコースはさらに2コースに分かれ、県立ろう学校への訪問、もしくは視覚障害の専門家によるワークショップを実施しました。ろう学校では職員および生徒と交流でき、ろう学校の生徒にとっても良い交流の機会となったことが嬉しく思います。また視覚障害については、これまでと異なるものの見方や考え方がたくさんあり、生徒のユニバーサルデザインに対する考え方が大きく変化しているように感じられました。

 

⑧地域プロスポーツの役割のコースでは、地元の商店などへのプロスポーツチームの知名度調査を実施しました。知名度は講師の先生が予想するより高かったようです。ポスターを貼ってもらうためにお願いをするなど、普段できないことがたくさんできました。お願いを受け入れていただくのも、残念ながら断られるのも、全てが良い経験ですね。

本日学んだことをもとに、今後各グループが研究テーマを決定し、本格的な探究活動に入っていきます。本日お世話になった講師の先生方、施設の方々、ご協力本当にありがとうございました。

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