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ほりほりの部屋Vol.27「From Russia with love~007も真っ青?!ロシア大使館を弄んだ女?!~」

  皆さん、こんにちは。堀です。週末!疲れがたまってるけども!もうひとふんばり!GAT!

 9月11日(金)、午前6時半頃の本校駐輪場の様子です。堀は大体6時半から7時頃に校長室での執務を開始します。完全朝型人間です。昔から変わりません。朝の思考回路って極めてポジティブに動くので。普段は1台も駐輪していない時間帯ですが、これだけの密度で、他の駐輪場もいっぱいでした。昨日、部活帰りの時間帯、突然のゲリラ豪雨!シャワーを浴びるがごとく、強行突破した者もいたようですが、大半の生徒は、自転車は学校にお泊まり、ということだったようです。いつもと異なる風景に思わずパチリ。3階の窓にもご注目を。3年生の教室ですが、この時間には全て、半開状態。廊下側も同様で、3年生の教室は朝のfresh airで満ちています。堀以上の朝型人間(教員)が本校には相当数存在し、彼らの一部が、諸君のことを思って、自発的に、換気を行っています。錦には、こんなところにも、‘silent partners’(「物言わぬ同伴者」つまり「縁の下の力持ち」、「勝手にヒーロー」)がいます。目に見えぬ好意に、心の中だけでも感謝できる諸君であって欲しい、と願っています。

 朝の挨拶で玄関前に立っていると、ちょっとしたチャットが起こることがあります。先日、挨拶の際、近づいてきて、こんなことを話しかけてくれた3年生がいました。「校長先生は、集会とかで、『なりたい自分』が見えてきましたか?、とか、大学卒業した後の姿を想像していますか?、とか、よく言われてますよね。実は、私、あんな風に尋ねられるまでは、大学に入ることしか考えていませんでした。最近、『なりたい自分』が見えてきました。今、その夢に向けて頑張れています。ありがとうございました!」「校長の話は長くてつまらない。」という生徒アンケートの自由記述にがっくりしょげていた身には、一筋の光が差すコトバでした。人は、コトバで刺されることもあるし、コトバで救われることもあるんだなあ、と改めてしみじみと感じ入った次第です。今朝、ある生徒との会話。「ん?なんか元気ないじ?大丈夫か?」「疲れてるんですっ!先生は、金曜日って疲れたまりませんか?」「わかるわかる。毎週金曜日はいつもより出勤時間10分くらい遅いんや~。疲れたまるよね~。」「えっ、先生でもそうなんですか?それにこれ。荷物も重いんで。」「フム。そうか・・・金曜日って、背中に、いろいろ、しょっているんやねえ?」(と、ちょっと意味ありげに言うと、彼女はにっこり笑って)「そうなんです!いろいろしょってるんで!」「はは。もう1日やし。今日1日、がんばって!!」「はーい!がんばってきま~す!」と元気に玄関へと消えていきました。少しは元気、分けてあげられたかな?数十秒のコミュニケーション。でも、これがあると、堀は1日、GATでがんばれます。だれかの役に立っている、という実感が(たとえ、勘違いだとしても)少しでもあれば、少々のことではへこたれません。諸君もそうではありませんか?『なりたい自分』がまだ見えない諸君!ヒントはそういうところにもあるのでは?悩んでください。それこそ、高校生ですから。

 さて、お便り紹介。

 英語読みすると、「セント・ピーターズバーグ」、ロシア語読みすると、「サンクト・ペテルブルグ」から届いた絵はがき。この生徒は、泉で2年生の時、ホーム担任をし、1・3年生の時は授業を担当しました。東京外大用の個人添削も、最後まで担当しました。個人面談で、いかにロシアを愛しているか、熱く語っていましたっけ。「国連で働きたければ、第2次世界大戦・戦勝国言語を選ぶこと!大使館上級職員を目指したければ、国家公務員上級試験に対応するため、法学部を選ぶこと!通訳職を目指すなら、外国語学部を!」彼女の選択は、東京外大。東京外大進学の特権を1つ紹介。マイナー言語に特に顕著ですが、在学中に、東京の在外大使館に招待され、本場のお食事会付きの、大使主催の懇親会に参加できます。大使館側からすれば、公共のお仕事であれ、本国の企業への就職であれ、本国と日本との架け橋となる人材なわけで、それくらいの歓待はお安いご用なのです。ちなみに、大使館の敷地内は日本であって、日本ではない区画となります。完全治外法権で、誰でも入場できるわけではなく、入退場は厳しく管理されています。門の前には、必ず警察官が24時間体制で警護の任に当たっています。大使館入館というのは、国際空港で、パスポート提示して、出国手続きするのと同じことなのです。彼女との会話。「先生。本場のピロシキって食べたことあります?めっちゃ美味しいんですよお。」「ありませ~ん。ロシア、行ったことないし。」「私もまだ行ったことないんですけどお。この前、また、大使館に招待されてえ。美味しかったあ。できたて、最高なんですよお。」彼女、007のごとく(?)、確実にロシアに接近してました。『なりたい自分』になるべく、学歴を踏み台に、その特権や人脈を存分に「利用」し尽くしてました。もともと、肌が白い子で、北欧っぽい顔立ちだったなあ。(ちなみに、英語の「St」<saintの略:読みは「セイント」or「セント」っぽく>や「San<読みは「サン」>」、「Santa」<読みは「サンタ」>は、日本語では「聖」の意味で、宗教色強し。その後にくっつくのは、最初にその地の入植した宗教家<キリスト教多し。植民の歴史とも関係大。>の代表者の名前が多く、地名となっている例多し。例えば、「セント・ルイス」「サン・フランシスコ」「サンタ・モニカ<モニカは珍しく女性名>」等のアメリカの地名のみならず、世界中に点在。こういう視点で言葉を意識すると「あっ」て気づくことが爆発的に増えます。「セント・バーナード」という寒さに強く、気は優しく力持ちの大型犬は、ヨーロッパ山中の雪深いところにある有名な巡礼地「セント・バーナード寺院<バーナード修道僧が開いた寺院>」で開発された犬。冬、大雪が降っても、お参りに来る人が絶えず、吹雪の中、遭難する人が続出。その救難活動において、遭難者を発見したら、そりに乗せ、寺院や麓まで運ぶ。そんな時、真冬でも力強く、黙々とそりを引っ張る人命救助犬だったのです。「バーグ」は「街」の意。なので、「セント・ピーターズバーグ」は「ピーター修道僧の街」くらいの意味なのです。「サンクト・ペテルブルグ」は「ペテル修道僧の街」くらい。「セント・フォース」はキレイなニュースキャスターの集まり。なんのこっちゃ?)今日はこの辺で。CU ASAP! & TGIF!!

*CUはSee you の発音を活かした、くだけた表記。「またね」「また会いましょう」

*ASAP(「エイサップ」っぽく発音)はas soon as possibleの略表記。「できるだけ早く」

*TGIF(「ティジーアイエフ」っぽく発音)はThank, God! It’s Friday!の略表記。「ありがとう、神よ!今日は金曜日だ!」の意。金曜日の学校や職場で、同僚や仲間に、放課後や仕事終わりで分かれる際にかけるコトバ。「良い週末を。」位のニュアンスで使うのです。チャンスがあれば、ハナさんやルイスさんに使ってみよう!以前、これをもじって、TBIF!とかALTに声かけしてましたっけ。Thank, Buddha! It’s Friday!の略。「神」を「仏」にしたわけ。仏教徒なんで。