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錦高日記1月25日(月) ~2年生現代文で研究授業が行われました~

 本日の5限目に、24・25H(文系)の現代文で研究授業が行われました。題材は、夏目漱石の『こころ』。筆者が高校生の時にも教科書に載っていた現代文教材の代表的な作品です。

 『私』によって語られる『K』とのお話しには、筆者が高校生当時には思いもしなかったような様々な「なぞ」があるようです。今日の授業は「これまでの授業を通して、あなたは、『K』はいつ自分が死ぬべきだったと考えていたと思いますか。また、そう考える理由はどのようなものですか?」に対してグループで意見を出し合い、みんなの考えをまとめ、発表するというものでした。グループワークでは、それぞれが自分の考えに加え、筋の通った理由を堂々と述べていました。答えのない問題に自由な発想で意見を述べ合う、筆者が高校生の頃には経験できなかった授業内容でした。あのような活動を重ねていけば、物語の行間を読む力や、人間や物事に対する洞察力も鍛えられるのはないかと思いました。

 次の授業で、どのような「まとめ」になるのでしょうか。もうしばらく議論は続きそうです。