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ほりほりの部屋Vol.70【生徒諸君にとっては一部・再掲・・・sorry!】 「文化祭のお・も・ひ・で~Dive!からの~~~C.F. & F.D.!!~男子のト・キ・メ・キ」

 昨日、本校文化祭「紫錦祭」開幕!コロナ禍のため、昨年に引き続き、一般開放できませんが、中高合わせて1300人のお祭りが絶賛開催中です!高校3年生にとっては、いよいよ高校生活最後のイベント!New normalの中ではありますが、「いい思い出」となることを心より祈っています。

 さて、総務委員からの依頼により、生徒に配布された、紫錦祭の「しおり」に「ほりほりの部屋~番外編・特別寄稿~」を寄せました。「しおり」の紙面の関係上、全文を掲載することができなかったので、カットした「p.s.」以下も含め、生徒諸君以外の読者の方々のためにも、以下に寄稿した全文(一部再掲)を載せます。実は、この「p.s.」以下がないと、タイトルの「~Dive!からの~~~」の意味が不明になってしまうのです・・・ではどうぞ。

 

ほりほりの部屋~番外編・特別寄稿~「文化祭のお・も・ひ・で~Dive!からの~~~C.F. & F.D.!!~男子のト・キ・メ・キ」

 皆さん、こんにちは。堀です。昨年に引き続き、コロナ禍での紫錦祭となってしまいました。今年は錦中との合同開催という本来の形で!総勢1300人越えの生徒で創る文化祭!みんなで仲良く、熱く盛り上がって~~~GAT!!

 今を去ること40数年前、堀が高校生の頃は、「文化祭」というものは、いわゆる「進学校」であっても、11月第1週の文化の日前後に実施するものでした。しかも、「体育祭」とセットで2日間!「クラス」対抗戦やら、学年ぶち抜きの「団」対抗戦やら、全国の高校生諸君は、それはそれは熱く盛り上がったものでした。

 日本全国統一日程で、1月中旬に、マーク型国公立大学入試が実施されるようになったのが堀の一つ上の学年から。<それ以前は、2月下旬から3月上旬に各国公立大学独自の試験があっただけ。つまり、狂乱(?)の「体育祭&文化祭」終了から受験本番まで4ヶ月くらいの時間があったのです!>このマーク型入試の日程が定着して、日本国中の、いわゆる「進学校」の3年生の担任や進路指導担当者が、「おいおい、11月に浮かれて、『お祭り』しとる場合じゃねーがんないけ~。2ヶ月後に本番やぞいや~。」的な機運が高まり、浸透していき、お祭り「しゅう~りょう~」から4ヶ月確保すべく、全国規模で、現在のような8月下旬開催となっていったようです(諸説アリ)。

 還暦目前になっても、まだ忘れ得ぬ、「文化祭」の「おもひで」の一つ、それが「キャンプファイヤー&フォークダンス(Camp Fire & Folk Dance:C.F. & F.D.)」。11月って、けっこう人恋しくなりません?人のぬくもりに「ほっ」とする季節ですよね?受験勉強で殺伐とした心境に追い込まれつつある3年生は特に!堀の母校、高岡高校は文化祭の最後、片付け作業の一環として、前日の体育祭に使った巨大「立て看<板>(「ほり部屋Vol.67」体育祭リレー写真の背景を参照のこと。一クラスにつき、一つの立て看。)」をはじめ、文化祭で使用したありとあらゆる可燃ゴミを、グランド中央に設置された巨大やぐらに集め、なんと、一斉に燃やすのです!!沈みつつある夕日をバックに、大きな大きな火柱が立ち上る様は圧巻!巨大キャンプファイヤー!(今、こんなことやったら・・・消防署や近隣住民の方々から大ブーイング&クレームの嵐必至!ネット上もまさに大炎上!ファイヤー!そして、堀はクビ、つまり、‘I should be fired’!ファイヤー!)まさに、当時スタートした「高校生クイズ」の司会者のごとく、「燃えているか~っ?ファイヤー!」なカンジ。三々五々、グランドに集まってきた若人たち。いつの間にか、キャンプファイヤーの周りに大きな二重の「わっか」が!それぞれの「わっか」は、かたや男子、かたや女子。やがて流れてくるフォークダンスの旋律。曲はそう!あの名曲「オクラホマ・ミキサー」(知らない人はググってね)。男女ペアで、前後の立ち位置で、左右それぞれの手を組んで(ココ、ポイント!)踊るんです。次々と順番に、ダンスパートナーが変わっていく、フォークダンスの定番の一曲。ちゃら、ちゃっ、ちゃっ、ちゃららら、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ。いくつになっても耳に残っている、あの前奏。いくつになっても思い出せる、開始直前の緊張感。「あのコと失敗しんと踊れるやろか・・・いや、わざとしくじって、笑いとろうか・・・とにかく印象、残さな!」青春とは、『必死』です。「あのコと踊るには、あともう2フレーズ!もうちょっと、もうちょっと!今はガマンや!でも、顔に出したらアカーン!」青春とは、『愚か』です。やがて、日も暮れて、薄暗がりの中、C.F. & F.D.も終わり。始まる前に抱いていた、あの、妙に高揚したキモチも、結局、サイダーの泡のように、しゅわしゅわっと消え去っていったのでした・・・はかないからこその、トキメキだったのかも・・・諸君!ときめいてます??

 2021年の「紫錦祭」について、2061年の錦丘高校の同窓会席上で、「あんなことあったねぇ」「こんなこともやったねぇ」「調理で、君の手が触れたとき、ドキッとしたんですよ」「あなたの~な姿にときめいてましたっ」なんていう会話が弾んだら、それはそれできっと楽しいよね。40年後は、たとえ、姿かたちは原形をとどめていなくても~~?!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!紫錦祭、楽しんでね!!!

p.s.高岡高校には、当時(今も?)、「文化祭」にはなくてはならない、「ある伝統行事」が脈々と受け継がれており、堀も在学中3回、それを全校生徒と共に、目撃し、拍手喝采していました。当時の校舎は広い中庭を中心に、教室や実験室などの特別教室がぐるりと取り巻いている構造でした。本校でいうと、「Nスクエア」がその中庭みたいなカンジです。どの教室(あるいは廊下)からも、中庭が見える、みたいな。様々な植物がうっそうと生い茂る中、中庭のど真ん中には立派な噴水もあったのです。水深もそこそこある、けっこう大きな噴水が。「文化祭」の締めくくりの「キャンプファイヤー&フォークダンス」直前、全校生徒の視線はこの噴水に注がれるのです!いったい何が??毎年、選ばれし(自ら志願した?)、3年生女子1名が、悠然と、全校生徒見守る中、現れます。白のセーラー服に、紺色のネクタイという、まさに純粋「セーラー」の姿。噴水のへりをよじ登ったあと、片手をあげて、彼女は叫びます。「いきまーす!」そうです!女子生徒が制服のまま、頭っから噴水へダイヴ!!これが「文化祭」のクライマックスの一つだったのです!水からあがってきたら、もう、万雷の拍手拍手!「なんも言えねぇ(北島風に)」姿で、走り去る彼女の様子に、男子一同、ただただ感無量・・・あの勇気に感謝・・・忘れ得ぬ、青春のワンシーンです。(絵面、強烈っしょ?)