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錦高日記12月21日(月) ~1年生 石川県立大学に行ってきました!~

 12月19日(土)に、1年生の自然科学部員の希望者と1年生有志計26名が、研修会として石川県立大学に行ってきました。
 現在のコロナ禍のなかでは、”PCR検査”という言葉をよく耳にするのですが、下水設備の整った欧州等の国では、下水中の新型コロナウイルスのDNA量を適宜調査し、その潜在保菌者の数を把握していっております。今回、県立大学生物資源工学研究所の中谷内修先生や学生の方々のご指導のもと、「PCR反応による環境DNAの定量」、「電気泳動法による増幅DNA断片の分離」の実験を行い、このような調査の一部分を実体験してきました。

 生徒らは、一人1本渡されたマイクロピペットの使い方を学んだうえで、与えられたサンプルにDNAを増幅する酵素を加え、遺伝子増幅装置にかけた後、長さの異なるDNAを、電圧をかけた寒天の入った装置に入れ、それらが移動した距離を別の装置で撮影し自分のスマホに記録しました。休日返上で科学を学びにきた生徒らの集中力は大変高く、マイクロピペットを用いた実験では非常にスムーズに進行し、中谷内先生を驚かせていました。(本当に1年生??)

 また、実験の間には先生から”実験実習で大切なこと”、””高校と大学との学びの違い”、”県立大学生の魅力”など、今後の進路選択や学習を行っていくうえで、大変役に立つお話をしていただきました。
 お世話になりました石川県立大学の先生方、学生の方々、本当にありがとうございました。

《生徒の感想・意見》

・大学では想定外の事象に対応できるようになることが求められるので、高校でも研究をするため役に立つ様々な経験を積んでいきたい。間違えてもいいから、自分オリジナルの考えをしっかり持てるようにしたい。

・自分の好きなことを一生懸命やることが、結局自分の力や誰かのためになっていくことや、自分のしていることが何の役にたっているかわからなくとも、自分でその価値を見出すことこそが大切であるということを学べた。

・県立大学の自由で個性のあるところが素敵だと感じた。また、先生が心底この大学や生徒さんが好きだということも感じることができた。一生懸命準備等してくださった先生や学生さんに感謝!