探究日誌

【1年探究】外部講師による特別講義(地域探究)

本日6,7限目に地域探究「よりよいまちづくりプロジェクト」の「外部講師による特別講義」を実施しました。本プログラムでは、以下のイメージ図にあるように8つのテーマに分かれ、それぞれのテーマの講師をお呼びして、専門家として講義およびワークショップをしていただきました。

今回の特別講義は、地域探究を始めるにあたって、そのテーマに関する理解を深めるとともに、解決すべき課題を見つけるヒントを得ることが目的です。10月9日(木)に実施されるフィールドワークに向けてのよいきっかけづくりになったのではないでしょうか。

以下に生徒の感想を一部掲載します。(抜粋)

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自分は祖母が珠洲市の人で地震のことや能登の里山についてよく話を聞いていたが、今回の講演を通してより能登半島地震及び能登の里山についての見聞が深まりました。復興という大きなゴールを達成するためには、集落の住人やJAの管理者などの積極的なセッションとコミュニケーションが必須だと考えました。もし仮に能登が震災前の雰囲気に戻すということが復興ならば、震災後の人口減少や復興意識の低下などの人間的な課題と、家屋の倒壊による建物の再建や道路やインフラの改善といった物理的な課題の2つに分けられると思います。自分たちのグループは今後どういった形で復興を達成するのかをよく考え、テーマ設定をしなければいけないと思いました。(のとの里山復興)

今まで海のプラスチック問題について色んなところで聞く機会があったけれど、今回の講義を受けてその問題がより深刻なものだったと気付いた。特に、日本はごみの分別、リサイクルに力を入れていると思っていたけれど、狭い国だから、集めたゴミはほぼ燃やされており問題視されていることを知り驚いた。その他にもマイクロプラスチックの利用などでヨーロッパ、アメリカでは当たり前のことでも日本はできてないことがたくさんあると分かった。これからの社会はリサイクルを前提としたデザインをすることが大切だと思った。またSDGsに変わる新たな目標「ネイチャーポジティブ」の達成に向け地球でクラス一人一人が環境を大切にするという意思をもつのが大事だと考えた。私は今まで環境問題について深く考えたことがなかったけど、これからは今何が起こっているかをニュースで確認したり、身近でできることに取り組んで行きたいと思った。(プラスチックと海の未来)

中学生の時に初めてLGBTQを知って、他の子達よりはほんの少しだけ分かっているつもりだったけれど、実際に当事者である外部の講師の話を聞くと知らないことが沢山あった。LGBTQのそれぞれの意味は知っていたけれど、ホモセクシュアルの反対であるヘテロセクシュアルや、トランスジェンダーの反対のシスジェンダーなど知らない単語も今日で知ることができた。今回はトイレの利用という私達にとっても身近な話題だったため、より深く物事を考えることができた。公共トイレはLGBTQでない私ですら不満を抱くことがあり、LGBTQの方々、特にトランスジェンダーの方々はもっと色々思うことがあるのだと感じた。周りの目を気にして自認の性別のトイレに入れないこと、そもそも公共のトイレを利用しない人、身近な生活でトランスジェンダーの人々が苦しんでいることを知った。どうしてこのようなことになるのだろうと考えたとき、やはり時代が進んでいるとはいえ、まだまだ差別化の改善がされていないからではないかなと思った。LGBTQの方々の自己肯定感は著しく低いと聞いたことがあり、周りと違うというだけで不信の目を持たれがちなので、怖いや気持ち悪いなどの言葉がより深く刺さってしまうのではないかと思った。今回の講義などを通して、私達ひとりひとりがLGBTQに対する理解を深めていくことが大切だと思いました。(DE&I~共生社会の実現)

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今回の講義が生徒の心に響いていることがよくわかります。お越しいただいた講師の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました!