寺高News

視覚障害がある方との交流会(福祉科)

12月14日(火)に、視覚障害がある3名の方が来校され、2年生・3年生の福祉の授業で交流会を行いました。

2年生の「社会福祉基礎」の授業です。

全盲の方と弱視の方が、自己紹介を兼ねて普段の様子や思いなどを話してくださいました。

白杖には用途によっていくつかの種類があり、その説明を聞いています。

 

3年生の「介護福祉基礎」の授業では、みんなで円になって座り、質疑応答を行いながら日常の生活での工夫などをお聞きしました。

スマホの拡張機能や読み上げなど、弱視の方が普段使用している機能を紹介していただき、現在ではさまざまな面でのサポートがあることを学びました。

 

この後には、アイマスクを着用し、白杖を使って実際に歩行や階段の上り下りをする体験を行いました。

「初めての体験で不安だったけど、白杖だけじゃなく援助者がいてくれるとより安心できた。」

「体験してみて、見えない方の気持ちを考えることができてよかった。」

「白杖を使っている方を町で見かけたら、声をかけて援助が必要か訪ねてみようと思う。」

との感想がありました。

 

今回の視覚障害の方との交流や体験活動を通して、生徒は障害への理解を深めることができ、相手を思いやる気持ちを養うことができたようです。

この経験を、ぜひ今後の人生に活かしてほしいと思います。