R7年度_4月_歳時記
思いやり
本日(4月30日)、家庭科の授業で「家庭内事故防止」について学ぶことができました。この背景には、近年、高齢者の家庭内における事故が多発していることから始まっているそうです。年配の方々の目線に立って実際に体験してみることで、高齢者の方々のみならず、体が不自由な方に対する「思いやりの精神」を感じることができたと思います。
宮澤章二さんの「行為の意味」という詩をご存じでしょうか。最近あまり目にしなくなったのですが、一時期よくテレビのコマーシャルに流れていました。
「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える
あなたのこころはどんな形ですか
とひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にもこころは見えない
けれどほんとうに見えないのであろうか
確かにこころはだれにも見えない
けれどこころづかいは見えるのだ
それは人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の思いは見えない
けれど思いやりはだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為だから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
心も思いも 初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ