自彊日新

2021年12月の記事一覧

残業未払い8億6990万円

 今朝も冷たい雨からのスタート。地上で雨なら、山の上は雪なんでしょうね。晴れたときには白山の白さがより際立っているかもしれません。

 今日も一日いい日でありますように。

 最近は夕暮れも早くなり、下校時には真っ暗になっています。運転者の視界も悪くなるのがこの夕暮れ時です。生徒はくれぐれも交通安全に気を付けて下校しましょう。勿論、安全タスキの着用を。教職員は、出退勤時、車の運転には十分気を付けてください。

 安全第一です。

 昨日の北國新聞記事。「残業未払い8億6990万円」何のことかと読み進めると、国立大学18法人に労基署是正勧告とありました。

 国立大は2004年に国立大学法人となり、その付属学校園の教員はその法人化により教育公務員ではなくなりました。教育公務員であれば、「給特法」が適応され、教職調整額の4%が支給されます。(これで残業代を支払っているから大丈夫ではないのですが)しかしながら、法人化により、付属学校園の職員にはそれが適応されないので、時間外労働に対する割増賃金を支払わなくてはならないのです。その額が8億6990万円にのぼるのだそうです。

 金額も金額ですが、やはり大事なのは、地方公務員である私たちと、国立大学法人である付属学校園の職員もみな「教員」であるということ。「教員」の働き方が一番の問題だと思うのです。仕組みや制度的なものについてとやかく言っても、急には変わりませんし、変えられませんから、まずは私たち教員の方から、自分の働き方について「見つめ直す」必要があると思います。

 私的な見解ではありますが、最近は人生100年時代と言われています。私が働いてきたのは定年を60歳で迎える働き方でした。60歳でいったんゴールイン。一線を退きますよという働き方。この私も定年はおそらく63歳です。今までの働き方では63歳まで身体がもたないのではと感じています。今の職場の教職員のほとんどは、65歳で定年を迎える方ばかりです。私と同じ働き方をしていると、65歳まで身体がもたないのではと心配になります。各々が、65歳定年ということを念頭に置いて自身の働き方を見つめ直す時期に来ているのではないでしょうか。 

 今日も生徒の笑顔と夢の実現のために、教職員一同太陽作戦で顔晴ります。