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蒼頡は鳥の足跡で文字を創ったそうだ(校長日記)

人の役に立つこと

 おはようございます。今朝は冷え込みました。日中はお日様も顔を出すようですが。

 今日も一日いい日でありますように。

 「防災教育」無事終了しました。自衛隊の方々にお話をいただきました。災害が発生した場合、どんな時でもまず自衛隊員が現地に派遣されます。もちろん、消防や警察、そして市職の方々も派遣されます。一日も早く災害からの復旧を目指し、どろどろになりながらも必死に務めてくれています。生徒たちには将来「人の役に立つ人間」になってほしいし、「人の役に立つ仕事」についてほしいと思います。どのような仕事でも、その目的は「人の役に立つ」ことです。その「役に立つ」ことがどの場面なのかです。

 この機会を通して、ぜひ考えて欲しいと思います。

自衛隊の皆様、ありがとうございました。

 

 

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

ワクワクを楽しもう

今日も楽しく一生懸命

 

 

 

 

防災・減災教育

 おはようございます。冷たい雨が降っています。

「春遠からじ。」

春の足音がだんだん聞こえてきそうな気がします。

 今日も一日いい日でありますように。

 本日、金沢より陸上自衛隊の方々をお迎えし、1年生を対象に「防災・減災教育」の一環として講話をお願いしています。

 本校では、校舎が新しくなってからずっと、新入生は乾パンと飲料水を備蓄として購入しています。何かあった時にはそれを利用し、緊急事態に備えられるように、そして特に災害もなく使うことがなければ、3年の卒業時に各自が家に持ち帰ることになっています。

 今日の取り組みは、学校としての「災害教育」の一環で、今年は自衛隊の方に能登半島地震や能登半島豪雨の様子などを語ってもらい、生徒たちの災害に対する意識を少しでも高め、何かあった時はすぐに行動できるように、その力を身につけることを狙いとしています。

 常日頃から「災害・減災教育」を念頭に置きながら、学校としてどのようなことができるのか。また、どのような力を身につけさせればよいのか模索しています。学校教育の中でどこまでできるのか、そして最低限身につけなければならない力は何なのか。これからの未来を生きる生徒たちのために、今できることをやらねばならないと思っています。

 さて、どのようなお話が聞けるのか、とても楽しみです。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命

反省

 こんにちは。今日は遅い投稿です。3連休いかがお過ごしでしたか?積雪も思ったほど多くなく、ホッとしています。さぁ、2月最終週です。週末は3月です。

 今日も一日いい日でありますように。

 個人的な話ですが、バスケットボール指導者の資格(JBA公認C級コーチ)を保持しているのですが、この資格を保持するために毎年研修が行われています。その研修を受講することで、コーチ資格の更新がなされていくのですが。最近の研修内容は、「コーチの資質向上」についてが主な内容です。体罰、暴言、ハラスメント・・・。

 スポーツの世界は変わろうとしています。昭和の時代では許された?ことは、今ではナンセンスなことばかりです。「根性」だけで選手たちが上達するわけがありません。精神を鍛えるという名目で、練習中苦痛を与えたり、我慢を強いることは何ら効果はありません。

 研修会にて、「プレイヤーズ・センタード・コーチング」という言葉を知りました。昭和の時代は「コーチズ・センタード」です。「俺について来い。」なんて言葉も流行りました。当時は結果が出ていたので良かったのですが、令和のこの時代、それでは結果が出るどころか、選手たちがいなくなってしまいます。時代にあった、選手たちにあったコーチングが望まれています。

 その研修会で紹介された本が

 

 興味深い題名ではありませんか?ざっくり読みましたが、今度はじっくり読ませていただきます。

 学校の教員は、よく反省させますから、ちょっとドキッとしました。もう少しじっくり読んでみたいと思います。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命

 

今日の文章は長いよー

おはようございます。今朝も冷え込みました。霧に囲まれながらの通勤。路面は鏡のようでした。

 今日も一日いい日でありますように。

今日は、職員向けの掲示板に掲載したものを少し加除訂正し、改めて掲載させてもらいます。

以下

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昨日、3年生の進路(国公立・私立)が確定した生徒たちに話す機会がありました。ありきたりの話をさせてもらったのですが、(また長話ですみませんでした。)
話しているうちに頭に浮かんできた言葉が、「孟母三遷の教え」生徒たちには???の話だったと思いますが、皆さんはご存じだと思います。ザクっと簡単に言うと、

孟子の母親は、孟子のために三度引っ越しをしたということ。
一度目はお墓の近く、孟子は死人を埋葬するような「葬式ごっこ」をして遊んだ。母は、孟子のためにならないと考え、商店が立ち並ぶ街中へ二度目の引っ越しをした。すると孟子は「商売ごっこ」をして遊び始めた。
これも母は孟子にふさわしくないということで、三度目の引っ越しを決心した。三度目に選んだ場所は、学校の近く。すると孟子は、勉強(礼儀作法)をし始めたという。

 人には、環境が大切ということの例えとして話しました。まだ進路が決まっていない3年生もたくさんいます。その仲間、友達に皆さんはどうしなければならないのか、必死に頑張っている友達を応援する方法を自分事としてとらえてほしいという思いで話しました。

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という内容でした。さらに、

 「集団の中の個人の在り方。」ということについても話しました。

 20数年前の話ですが、沖縄へ県中体連派遣事業でバスケットボールの研修に行ったときのこと。コザ中学校の満島先生からいろいろなことを学ばさせていただきました。先生は、バスケットボールの指導の場面でよく「集団の中個人の在り方。」ということを生徒たちに話していました。

 沖縄の子たちは、身体能力がとても高く、個人技に優れた選手がたくさんいるそうです。ですから、ゲームの場面では、個人技で難なく得点でき、一定のレベルまでは勝ち進むことができるそうです。ところが、全国大会でベスト4、準決、決勝ともなるとそうはいかない。個人技対個人技の争いとなってしまうと、最終的に体格・身長の差(どうしても詰めることができない差)で負けてしまいます。

 満島先生は、「集団の中個人の在り方。」という言葉を通して、どのような場面でもチームプレイに徹する姿勢を身につけさせ、チームプレイの中で個人の能力を最大限発揮できる選手たちを育てていました。

 その成果は、全中大会2回の優勝という形で現れました。

 またまた古い話になってしまいますが、シカゴブルズ全盛期に、マイケルジョーダンという選手が在籍していました。彼は今でもNBA選手として伝説的に語られています。とにかくすごい個人技の持ち主でした。当時の監督はフィルジャクソン。ジャクソン監督のオフェンスは「トライアングルオフェンス。」全員が協力し、全員で得点を取るというタイプのオフェンスシステムです。

 ジャクソン監督は、選手全員に、「私たちのために私を捨てよ。」と、全員に徹底したチームプレイを訴え続けました。

「チームのために自我を捨てて自分の役割を果たすこと。」

 ジョーダン選手はそのようなことをしなくても得点を取ってくるような選手です。ところが、一番それを理解してくれたのが、ジョーダン選手だったそうです。その結果1991年から93年まで、全米優勝を成し遂げることができました。

「集団の中の個人の在り方。」

「私たちのために私を捨てよ。」

「チームのために自我を捨てて自分の役割を果たすこと。」

 世の名将たちが大切にし、徹底して追及していくところは一緒なんだなと思っています。

 これは何もバスケットボールの世界だけの話ではありません。学校生活の中、組織での在り方いろいろな場面で大切なことだと思います。

 長かったですねー。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命

 

PROJECT 02 誰一人取り残さない「出席扱いの日数が年間10日以下の児童生徒をゼロにする」

 おはようございます。ふわりふわりと舞い降りる雪の中を、生徒たちは元気よく登校しています。

 今日も一日いい日でありますように。

 加賀市では、今年度よりBE THE PLAYERの取り組みの中にある「PROJECT 02 誰一人取り残さない」を実現するために積極的な不登校支援に取り組んでいます。

 不登校支援プランを新たに作成し、教育総合支援センター内に「Being」を設置し、学校に通うことが難しい子どもたち向けに、自分のペースで学習や活動できる環境を用意しています。また、生徒たちが持つPC 端末には、加賀市内の子どもや保護者が匿名で相談できるチャット相談「ブリッジ」も設置しています。

 また、引きこもりがちな子供たちへの支援として、NPOカタリバとの協力体制を築いています。具体的には、

①サテライトスクールとして、各地区に既存の施設としてある児童センターを指定。

②メタバースを運営し、その仮想空間へ児童・生徒が作成したアバターで通学する。

③SSR(スクールサポートルーム)を各学校に設置。

 ここでは専任の支援員を配置しています。

このように加賀市では、「出席扱いの日数が年間10日以下の児童生徒をゼロにする」を目標に、学校内外における支援を展開しています。

 不登校支援をここまで手厚くできている加賀市教育行政の取り組みは、本当に素晴らしいことだと思っています。

 BE THE PLAYERを実現するために、私たち学校側としても学校ビジョンと進むべき方向性、目指す生徒像、目指す学校像を明確にし、教職員同士で共有することが大切だと、今更ですが思っています。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命