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蒼頡は鳥の足跡で文字を創ったそうだ(校長日記)

みんなの学校

 おはようございます。冷たい雨からのスタート。暑かった夏が嘘のようですね。

 今日も一日いい日でありますように。

  

 映画「みんなの学校」大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんはご存じでしょうか。障害の有無にかかわらず、すべての子どもがともに学び合い、育ち合う学校。「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」を唯一の教育理念として校長を務めた方です。

 映画も実際に見たことがあるのですが、けさ、本棚を見渡したときにふと目につき、手にしました。初めてこの映画を見たときにかなりのショックと、自分自身が持っていた教師、教育、生徒指導の概念ががらがらと音を立てて崩れ落ちたことは、未だ記憶に新しいところです。

 この書籍の70ページには、「自ら学ぶ力をどう育てるか」という章の一番初めが、「知識やスキルではなく『学び方』を教える」で始まっています。

 私は、「学び方のまなび方」ということについて、学校教育ビジョンで触れています。これをとても大事に思って学校経営、授業改善、そして加賀市学校教育ビジョン「Be the player」の具現化に向かっています。最近そのことについてずっと思い悩み、思案していたところに、ひょいと現れてくるんですね。思わず読み進めてしまいました。おかげでいろいろと参考になりました。

 教育学者の森信三先生は、

「人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。しかし、うちに求める心なくば、眼前にその人ありといえども、縁は生じず。」

 とおっしゃっています。人でなくともこのような書籍も一緒なんだなと思いました。不思議なものです。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命

KAGA STEAM Presentation 2024 無事に発表できました

 おはようございます。今日は遅くからの更新となってしまいました。先週末は時折雪まじり、ミゾレ交じりの天気で、気温もぐっと下がってしまいました。体調はいかがですか?

 今日も一日いい日でありますように。

 12/14(土)は、KAGA STEAM Presentation 2024でした。ホテルアローレで市内小中学校すべてから発表者が集まりました。各学校ともそれぞれ特色ある取り組みを発表していました。本校といいますと、

まずは、「暗い道を安心して通れるように」というテーマで探求したグループが、

 

 

 

 

校区は街灯が套が少なく、暗い道が多いので、事故の原因となるということで、通りを明るくする計画。合わせて観光スポット化も目指そうという発表でした。

もう一つのグループは、町のポイ捨てごみの問題を扱っていました。どうしたらポイ捨てがなくなるかをゴミ箱をテクノロジーで工夫して、誰もがごみを捨てたくなるようなゴミ箱を考えてくれました。

 

 

ゴミをを捨てる者の立場に立って「こうしたらごみ箱に捨ててくれるのでは…。」といった工夫を凝らしたゴミ箱を開発しようと、センサーを取り付けたりなどして、誰もがゴミを捨てたくなるようなゴミ箱とはどのようなものなのか、追及していました。いずれにしても、ただ道を明るくするとか、ゴミ箱を設置するとかではなく、それぞれの問題点に対して「どうとたら良いのか?」という工夫をSTEAMを活用して考えていました。

 テクノロジーを使って身近な問題点に対してその解決を図る。私たちが中学生のころは、ポスター掲示や〇〇運動習慣といった啓蒙活動オンリーの時代。工夫といっても限度がありました。今の生徒たちは、プラス テクノロジーで物事を解決する方法を学んでいます。考え方によっては、工夫の数は無限大だと思います。参加した生徒の皆さん、引率の久世先生、本当にお疲れさまでした。そして参観にいらした先生方、保護者の皆様、ありがとうございました。

 「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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 今日も楽しく一生懸命

 

 

 

 

やっぱり師走です

 おはようございます。雨がパラパラ降ってます。昨日ほどではありませんが、やっぱり寒いです。こんな日はどうしても体が縮こまり、猫背になってしまいますね。思いっきり体を伸ばしたい気分です。

 今日も一日いい日でありますように。

 一週間が速く感じるこの頃。やっぱり「師走」なのでしょうか。毎日何かしら忙しくしていて、学校を空けることもたびたび。書類の嵐にうんざりしています。パソコンに向かう時間も長くなっているかなぁ。これもまた背中が丸くなってしまいます。

 最近、朝の散歩で出会う珍客たち。真っ暗なので、写真こそ取れませんが、私のライトに反射する両目。

 ハクビシンだったり、テンだったり、この散歩コースは過去にクマの目撃情報あり。幸いまだクマには出会っていません。そうそう、こんなこともありました。真っ暗闇の中、50mほど先にかすかにわかるぐらいの人影?ライトを当ててもぼーっと白い影。動いていません。恐る恐る近づいて「おはようございます。」とあいさつしたら、「おはようございます。」と返ってきました。杖をついたおばあさんでした。真っ暗闇にライトも持たずに散歩?振り返ると、とぼとぼと歩いていったので、ホッとひと安心。

 週末です。皆さん、よい週末を。土曜日はホテルアローレでSTEAMの発表があります。時間がある方は是非。

KAGA STEAM Presentation 2024

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命

from terminalって?

 おはようございます。今朝も冷え込んでいます。通勤時には細かい雪がフロントガラスに降ってきました。天気予報では、県内では所によっては☃マークが。寒いわけだ。

 今日も一日いい日でありますように。

 昨日の吉田先生の「生と性の講演会」は3年生対象でした。「思春期のあなたへ ~知ってほしい性のこと~」をテーマにお話ししていただきました。 

 

 このスライドに引っ掛かりました。このスライドを見たときに、ふと読んだことのある書籍の一節が浮かびました。

 それは現象学的精神医学者であるヴァン・デン・ベルグ氏の講演について記された一節です。

 「私たちは一人一人が等しく「dying」な存在である。私たちは生まれた瞬間から死に向かって歩き始めている。人間は「living」であり「dying」である。この最も自明でありながら、無自覚な事実をしっかりと受け止めることによって、私たちは真の意味で充実した生を生きることができるのです。多くの人々は"from now"、つまり現在から未来を見ようとします。しかし、"from terminal"、つまり終わりから今をみるようにしてはいかがでしょうか。こうすることによってこそ、私たちは今ここに与えられた現在を本当の意味で生きることができるのです。

 皆さんはどうでしょうか。私は「生と性の講演会」の一場面からこれまでの「学び」という点と点を線でつなげることができました。学びを深めることができた時間でした。

 生きるとは、有限の自分の時間、誰かのための時間を大切にすることです。

生きるとは"from terminal"だと理解できれば、私たちが今ここに与えられた現在を本当の意味で生きることができるのです。

最後まであきらめない

 おはようございます。今朝はどんより曇り空。しばれるような寒さではないにしろ、外に立っているとじわりじわりと寒さが伝わってきます。寒空の中、母親委員会の皆様には、あいさつ運動ありがとうございました。

 今日も一日いい日でありますように。

 学校の周りのケヤキ並木もすっかり落葉。冬景色です。

 路面はしっとり雨に濡れています。

 水たまりに映るケヤキの影に花が咲いているようにも見えます。

 北陸の長い長い冬がやってきます。この冬を過ごす北陸人。粘り強く、粘り強く寒さにめげない心を育んでいきます。

 ずいぶん前に先輩先生から聞いたことがあります。「北陸の人間は、最後まであきらめない。どれだけ競ったとしても、粘り抜いて最後に勝つことが多い。」

 「最後まであきらめない。」

 なかなか難しいことではありますが、本校の生徒たちには、そのような人に育ってほしいと願っています。

「がんばろう のと がんばろう いしかわ」

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今日も楽しく一生懸命