進路指導室から
2年金沢大学KUGS説明会
7月1日に2年生を対象として、金沢大学KUGS説明会を行いました。
説明会では、金沢大学学長補佐 谷内通様よりKUGS特別入試についてお話をしていただきました。
【金沢大学の入試改革】KUGS特別入試などにより、多様な価値観を持つ学生の受け入れが増加。
【KUGS特別入試が求める人材】自ら課題を発見し探究でき、将来の明確な目標を、主体的に、他者と協働しながら実現しようとする強い意欲を持つ人。
【KUGS高大接続プログラムについて】「大学での学び」と「高校での学び」の両方ともレポートの基準を満たす必要がある。
2年の秋から取り組み始めるのがおすすめであることや、レポートを書く際に気をつけることなど、KUGS特別選抜での合格を勝ち取る多くのヒントをお話いただきました。
また、大学入学共通テストを課す選抜区分も多く、KUGS特別選抜の合否次第では一般選抜(前期試験)を受験することになるため、共通テストや二次試験の勉強は必須であることなどの注意もいただきました。
質問への返答では、「金沢大学に入学したいが判定が良くない人は、積極的にKUGSを受けてほしい」といった 励ましの言葉もいただきました。
3年進路講演会
6月24日に3年生を対象として、進路講演会を行いました。
講演会では、河合塾進学アドバイザー 三戸佑介様より大学進学についてお話をしていただきました。
【大学入学共通テストについて】読み取る資料が増加。しかし、基礎固めが重要な点は変わらない。
【2022年度入試の特徴】競争緩和で合格しやすい環境。資格の取れる学科(文系:法学部、理系:医療系)が人気増。
【2023年度入試の展望】積極的に挑戦できる環境がある。「行けそう」な大学ではなく「行きたい」大学を目指そう。
【入試までのスケジュール】理想的な合格する過ごし方。
【模試の振り返り】判定よりも、何ができて、何ができていないのかが大切。
「今のうちにすること」や「ここから頑張るのが受験です。」と大いなる励ましをいただきました。
また、放課後には「最難関大現役合格のために」として最難関大・医学部希望者への講演も行われました。合格者と不合格者とでは、数学と英語で差が大きいことより、「最難関大を目指すには、苦手をつくってはいけない。今日、今から苦手克服に向けて学習しよう」と話をしていただきました。
医学部志望者には、「学習姿勢・コミュニケーション力、倫理・責任感」の重要性も話されました。生徒から質問が出て、活発な講演会となりました。
2年進路講演会
6月23日に2年生を対象として、進路講演会を行いました。
進路講演会では、河合塾京都校進学アドバイザー 三宅智之様より大学進学についてお話をしていただきました。
【志望大学の考え方】自分のやりたいことや興味。資格取得など、目的をもって大学を選ぼう。
【大学入試の種類】行きたい大学の入試方式を自分で調べ、早いうちに知っておこう。
【現役合格への近道】「成功者の8割は高3の1学期までに受験勉強を始めている」スタートは早ければ早いほうが有利!
【授業中心の学習を】高校生の学習は「授業中心」 授業を大切にするためにも予習をしよう。
【夏休みの大切さ】「インプットしたことが定着しアウトプットできるまで2か月かかる」この夏にきちんとできることが1つのポイント。
「目的意識をしっかり持ち、目標を立て、1日も早く受験生になろう」「まずは5分でいいから机に向かおう」と、これからのやる気につながるお話をしていただきました。
また、放課後には「最難関大志望者の会」も行われました。気持ち新たに、目標に向かう意識付けとなったと思います。
「残された時間は、みんな同じです。行きたい大学が望んでいる学生像を常にイメージしておきましょう。勉強できる時間が少ない教科ほど、授業中にいかに集中して学校の中で勉強を済ませることができるかも大きなポイントです。」
スタディーサポート報告会
4月14日に2年生、15日に3年生、5月6日に1年生を対象として、スタディーサポート報告会が行われました。
ベネッセコーポレーション北陸支社石川県担当の山田章浩様から、事前に受験したスタディーサポートの結果とその分析をお話ししていただきました。
自分の学力と学習のバランスを確認することができ、今後どのように学習をしていけばよいかを学ぶ機会となりました。
「どりかむセミナー74th卒業生」を開催しました!
本日(3/17)、今年の国公立大学入試前期日程で、北海道大学・東北大学・東京大学・金沢大学・大阪公立大学に合格を果たした8名の生徒が、後輩たちに向けて、語ってくれました。
【 打ち合わせの様子です 】
3限目の時間は、1年生対象、4限目の時間は2年生を対象とし、文系・理系それぞれ会場を分けて行いました。
主なテーマは以下の通りです。
1年生には、
・「おすすめの勉強法」や「模試の活用法」
・「部活動との両立」、「やる気が出ないときの対処法」
・「自分が変わった」「成績が伸びた」と感じた時期(+その理由)
・2年生のうちにしておいて良かったこと、しておけば良かったこと
2年生には、
・学校での学習(授業・補習・放課後自習など)をどのように取り組み、それがどのような効果につながったか
・部活動との両立に苦しんだ、精神的につらい、成績面での行き詰まりの際に、どうやって乗り越えたか
・部活動や学校行事を全力で取り組んだことが、受験でどう役立ったか
・3年4月になる間に「これだけは必ずやっておかねばならない」ことは
学習が中心の話題となった会でしたが、一人ひとり飾らない言葉で自己の歩んできた道を語ってくれました。
在校生の心の中に何か響いたものがあることを、74回卒の先輩の活躍に続く者が大勢生まれることを願っています。
3年生への激励放送を行いました!
明日(1/15)からの共通テストに挑む3年生への激励放送を行いました。
校長先生の激励の後、それぞれの場所で、全校生徒、全教職職員が一丸となって「がんばろー三唱」を行いました。
頑張れ 小松高校3年生!!
学問・大学探究(東京大学編)
本日(10/12)の放課後、アプリケーションソフトZoomを使って、「学問・大学探究(東京大学編)」を行いました。
協力してくださった卒業生は、中川真輝さん(工学部都市工学科3年、69回)、西田亨平さん(工学部精密工学科4年、69回)、花畑三華さん(大学院新領域創生科学研究科 社会文化環境学専攻修士1年、69回)、舟見進吾さん(大学院工学系研究科 応用化学専攻修士1年、69回)、吉本匡伸さん(教育学部教育実践・政策学コース4年、69回)、中道晃平さん(教養学部学際科学科総合情報学コース3年、71回)の6名です。
昨年度と同じように、テーマに基づいたパネルディスカッション形式で行いました。
今年のテーマを紹介します。
① コロナ2年目で起こった身の回りの変化(大学のあり方、自身の考え方、etc…)
② 進振り制度の実態と自身の専門を決めた理由
③ 高校時代、これはやっておけ!
④ 浪人について(周りの経験者《※小松高校生に限らない》の話から考えること、など)
⑤ 自分の専攻を選んでよかったと思うこと
⑥ 東大にいるスゴイ人or変な人
時間の制約もあり、語り尽くしたとまでは言えないものの、後輩である小松高校生に対する彼らの想いが十分伝わってくるものでした。
「自分のやりたいこと、好きなことを見つけよう! 考えよう!」
「小松高校でしかない体験を大切に! 楽しもう!」
「もっと自分に自信を持とう!」
会の終わりには、現在、東京大学合格を目指して頑張る3年生(『Tクラブ』)への激励をしてくださいました。受験を前にした彼らが抱える悩み(質問)に対し、温かく丁寧に答えてくださいました。
卒業生の協力で、大阪大学から始まった「学問・大学探究」も今日の東京大学編で終わりとなりました。
コロナ禍のもと、オンラインという形ではありましたが、生徒が自身の進路を考える上で、役立てたのではないかと思っています。
人生の歩きかた IN こまつ since2021
2年生の本日(9/25)の土曜ゼミは、卒業生の方をお招きしました。
参加して下さったのは、飯貝誠さん、石川勤さん、鹿野晃司さん、熊田朗子さん、谷口敬太さん、寺西望さん、徳田澄代さん、土用下淳也さん、中野雄敬さん、道下知子さん、宮下真美さんの11名です。
前半は、体育館(講堂)で「高校2年向けの進路学習の授業をデザインする」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
講師が授業に向けての話し合う場(どのようなことを生徒たちに伝えたいか)を設定し、途中、生徒のスマホを使った質問も取り上げながら話をしていただきました。
講師から生徒へは
・「今、具体的にやりたいことが決まっている人はどれくらいいますか?」
・「卒業後、県内ですか? 県外ですか?」
生徒から講師へは
・「家族がいるいないで、働き方は変わりますか?」
・「一番の失敗体験?」
・「好きなことを仕事にするには?」
・「今、幸せな時間は?」
・「人生の最終目標?」 などの質問がありました。
生徒たちは、自身が感じた思いをしっかりとワークシートに綴っていたようです。
後半は、生徒が希望した講師の教室に入り、事前に提示してあったテーマに基づいてセッションを行いました。
セッションテーマを紹介します。
・「文系理系の枠にはまらないキャリア、 ・「東京とリモートでつなぐ、元理系と一緒に
東京と石川あなたならどっちで働く?」 考えるキャリア論(文系も大歓迎)」
・「医師人生の中での選択。 ・「2035年どんな教育が
大学病院勤務~クリニック医師に。」 行われて欲しい?」
・「地元で働く?都会で働く? ・「人生のターニングポイントで考えたこと」
Uターンのタイミングとは」
・「今までの自分を改めて振り返ってみよう!」 ・「社会貢献を仕事に。場所を選ばない働き方。」
選んだ講師に対する生徒の質問も事前に伝えてあり、講師の方も前もって準備ができていたようです。もっと時間が欲しかったという声も多く聞かれました。
今日のイベントが、生徒が自身の人生における問いや将来の仕事や生き方について、友人や保護者の方と話すきっかけになればと願っています。
東北大学工学部材料科学総合学科説明会を行いました
本日(9/21)の放課後、東北大学工学部材料科学総合学科説明会を行いました。
お話ししてくださったのは、東北大学大学院工学研究科マテリアル・開発系 知能デバイス材料学コース 極限材料物性学分野 須藤祐司(すとうゆうじ)教授です。
「まん延防止等重点措置」の適用のため、オンラインでの説明会となりました。
1.東北大学の紹介
2.工学部の紹介
3.模擬授業 という3つの項目で進めて下さいました。
・『研究第一』『門戸開放』『実学尊重』の東北大学
・科学技術で未来を創っていくのが工学
工学=発明(・)する学問
・模擬授業は、
『相の変化を利用すれば、材料はより賢くなる』
水の三様態(気相・液相・固相)、金属の相変態など、動画も交えながら丁寧にお話し下さいました。
「相変態を、データ量がどんどん増加する高度情報化社会にどう活かしていくか。情報(データ)を保管(記録)する電子デバイスの革新を可能にするのは、新材料(相)の登場が不可欠。」
「未来社会のカギを握るのは材料!」
など、沢山のことを熱く語って下さいました。
材料を学ぶ上で必要なこと何か?という生徒の質問に対して、
「些細なことに興味を持つこと。目の前の不思議なことに関心を持って欲しい。」
と話されたのが、印象に残りました。
学問・大学探究(京都大学編)
本日(9/14)の放課後、アプリケーションソフトZoomを使って、「学問・大学探究(京都大学編)」を行いました。
協力してくださった卒業生は、大森道也さん(法学部4回生、69回)、越田雅大さん(大学院 エネルギー科学研究科 エネルギー社会環境科学専攻修士課程1回生、69回)の2名です。
大森さんの研究テーマは「正義論」。社会全体で合意可能な正義原理について考察を行うそうです。もう少し砕くと、「我々が皆で受け入れられる社会の基本的ルールとは?」
越田さんの着目している研究は「VPP(バーチャルパワープラント)」。VPPを利用して停電を防ぎ、電力を有効に活用することができる。ただ、運用やコスト面で課題があり、この技術はまだ日本では実用化されておらず、逆にビジネスチャンスが期待されるそうです。
よく言われる「自由な学風」、「変人が多い」についての彼らなりの解説もありました。
「自由な学風」→「考え方の自由」であり、学生による多種多様な考えを受け入れる土壌がある。
「変人が多い」→良い意味での少しオタク気味の人が多い。大抵はどこかの分野に造詣が深く、豊かな知識量と個性が豊か。好奇心があり、行動力のある学生が多い。「面白そう」と思ったことはすぐやる。
彼らの後輩へのメッセージの一部を紹介します。
「自由意志に基づく選択を」
知的好奇心や感染に動機づけられた勉強を
自分を脱構築し、変身していくための主体的な学びを
自由に生きるため、読書を!
「身を置く環境で人は驚くほど変わる」
「今を楽しく生きること」
楽しく生きる=何かに夢中になっていること
国内トップの教育環境、京都という町の魅力。
オンラインというかたちではありますが、集まった生徒たちは、
京都大学の魅力の一端に触れられたのではないでしょうか?