進路指導室から

進路指導室から

学問・大学探究(北海道大学編)

本日(8/19)の午後、アプリケーションソフトZoomを用いて「学問・大学探究(北海道大学編)」を行いました。

協力してくださった卒業生は、西田圭吾さん(70回、経済学部4年生)、木本佳樹さん(69回、大学院 農学院 修士前期課程1年)の2名です。

「経済学を学ぶことによって、人々の暮らしを通して幸福のあり方を解明する能力を身につけることができる」

西田さんの研究テーマは、「開発経済学」。途上国の経済問題の分析等、扱うトピックはとても幅広いそうです。「貧困線」を例に、わかりやすく説明して下さいました。

 

「農学部とは、農林業やその他関連産業の発展のための研究をする」

木本さんの研究テーマは、「圃場排水」。生徒にはなじみのない言葉ですが、「作物には水が必要だが、多すぎると悪影響を及ぼす。健全な生育のために適度な排水が必要。効率よく排水を行うための研究を行った。」と話して下さいました。

また、「実際の農地で研究を行えるので、自分の研究が社会に役立っていることを実感できる」と北海道大学ならではのメリットも知ることができました。

 

二人の後輩へのメッセージを紹介します。

「後悔しない選択をする」

「物事には因果関係(原因と結果)がある - 失敗には原因がある。それを分析し、次につなげよう」

「自分の進路は自分で決めよう! -先生、両親から意見をもらうことはすごく大事。でも、自分のことは、最後は自分で決める。」

「やりたいことを探してやろう!」

2年続けて北海道修学旅行が行われていないため、キャンパスの様子、大学生活など、丁寧に説明して下さいました。季節の移ろいによってさまざまな表情を見せるキャンパスの様子は、生徒にとっても魅力的に感じられたのではないでしょうか。

地域をリサーチ・編集したい人 募集③ (by EATLAB)

本日(8/6)、EATLAB株式会社で「GEMBA見学コース発表会」が行われました。

生徒が同行取材した「GEMBA」のヒミツ、オープンファクトリーでの体験名・体験内容、見学コースなどを発表しました。

事前の下調べ、当日の取材、取材後の追加調査など、発表に向け、かなり頑張ったようです。

また、資料作成にあたり、EATLAB様よりご指導・ご助言を頂き、よいプレゼンテーションになりました。

 

生徒の感想を一部紹介します。

・「小松に住んでいるのにまだ知らないことが多いと感じたし、イートラボを通して小松の魅力的な部分を感じ、深めることができたと思う。それらをもっと多くの人に知ってもらうための取り組みをこれからも考えていこうと思いました。」

・「今まで知らなかったことも、この機会に詳しく知ることができ、地元愛が深まりました。」

・「視野を広げてみることで、新しいことをたくさん学ぶことができたし、九谷焼という、古くからある伝統的なものも、新しいものを取り入れていくことで、広げる活動をしていて、今の時代にあった形にしていくことの重要性に気づけた。」

・「伝統を大切にしていくのは大切だけど、新しい文化の形を次の世代が作っていかなければ次の次の世代が伝統と呼ぶものはなくなって廃れていってしまいます。『伝統』という言葉に甘えずに刷新し、新しい形を追求する勇気は本当に素晴らしいと思います。」

・「中学校の職場体験では、飲食店に行って、その中でしか働いてみれなかったけど、EATLABさんのように他の仕事を支える仕事もあるということを体験できて、良かったです。」

・「取材の時、EATLABの方が、ただ取材先の方の話を聞いているだけでなく、質問などをしながら自分に必要な情報をうまく引き出しているところがすごいと思ったし、自分も日々の生活で、そんな風に情報を引き出す練習をしていきたいと思った。」

 

 

代表取締役の新道様

「EATLABは、情報をもらって取材し、それを加工・編集し、新しい価値を生み出している会社。」

共同創業者の瀬尾様

「学ぶためにやったことが、何らかのかたちで生きてくる。今後どんなことを学びたいか、どんな風に生きていたいのかを考えるきっかけにして欲しい。」

 

今回の活動を通して、生徒それぞれが知ることのない多様な世界・価値観に触れ、自らの進路を主体的に考える一助となることを願っています。

EATLAB株式会社様をはじめ、各事業所の皆様、ありがとうございました。

地域をリサーチ・編集したい人 募集② (by EATLAB)

EATLAB株式会社様のご厚意により、7/5(月)の放課後より始まった5箇所のGEMBA取材が終わりました。

 

・「谷口製土所」様(小松市若杉町)

・「北村木箱株式会社」様(小松市高堂町)

・「九谷セラミック・ラボラトリー」様(小松市若杉町)

・「西出酒造」様(小松市下粟津町)

・「本田農園」様(小松市古府町)

上記の5箇所のGEMBAを同行取材させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

どの事業所でも、代表者の方から仕事に対する熱い想いを伺いました。

 

 一途、真面目、挑戦、試行錯誤、一生懸命、喜び、誇り、期待、興味関心、感謝、…

 書き切れないくらい沢山のキーワードがありました。

 

お話のそれぞれにその方が歩んだストーリーがあり、生徒にとっては、非常に意義深い経験であったと思います。

 

今回の取材を元に、EATLAB様の助言も頂きながら、

8月の発表に向けての取り組みが行われています。

彼女たちが、どのようなプレゼンをするのか楽しみです!!

学問・大学探究(名古屋大学編)

本日(7/15)の放課後、アプリケーションソフトZoomを使って、学問・大学探究(名古屋大学編)を行いました。協力してくださった卒業生は、小酒友毬さん(人文学部人文学科地理学専攻 4年生、70回)、山東貴光さん(大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士前期課程1年、69回)の2名です。名古屋大学編は、昨年行っておらず、今回が初めてです。

 

小酒さんは、

『文学部の学生は、本や論文ばかり読んでいるのではないか?』という一般的なイメージに対し、地理学はフィルードワークが中心で、自身の長崎での実習を紹介しました。

「調査地を歩き、地域の人と話すことで新たな気づきがある。斜面市街地の空き家がどのような活用のされ方をしているのか、また、民間・行政がどのようなことをやっているのかを調査した。」

名古屋に立地する大学なのに、調査する場所が長崎というのは、生徒には驚きであったようです。今日は、なんと香川県三豊市からのオンライン参加でした。授業外では、

「海外インターンシップ受け入れをサポートする学生団体に所属し、海外を含め、多くの人とのつながっていて、留学に行かなくても自分の世界が大きく広がっている。」と、多忙ではあるものの充実した毎日のようでした。

 

山東さんは、

スマートフォンの充電器を取り上げ、

「充電の際、充電器が熱くなるのはなぜだろう?

 コンセントから来る電気は交流だが、バッテリーは直流でしか充電できない。

 交流から直流に変換する際に熱が発生する。これは、電気を無駄に消費しており、自分はこの無駄を減らす研究をしている。」とのこと。

家庭用電化製品から自動車や航空機まで、研究の幅や広がりが感じられました。

研究室作成の動画も紹介され、学生が普段どのようなことを行っているのかイメージできたと思います。

 

「名古屋といえば味噌!」何でも味噌に合わせた食べ物が多い…??

愛知県はカフェの数が全国2位で、大学の中にもおしゃれなカフェがある!

大学の構内に駅がある!! キャンパスの周囲に多くの大学がある。

など、名古屋大学ならではの情報も聞くことができました。

 

「目標・目的を明確にする。自分について考える。」

「勉強は、自分に合ったやり方を考えながら見つけながら、続けていく。」

「大学からそのまま大学院に進む人は全体の9割。大学・学部・学科選びも重要で、高校のうちから考えることも大事。」

「高校生活は一生に一度の青春の時期! 勉強も部活も遊びも恋愛も、全部楽しんでいきましょう!!!」…

 

身近に大学生の存在を感じることの少ない生徒にとっては、大学の学問・研究を知ることは勿論大切ですが、大学生の日常を知ることも重要だと思います。新たな視点が生徒に生まれたのではないでしょうか?

学問・大学探究(東北大学編)

本日(7/8)の放課後、アプリケーションソフトZoomを使って、学問・大学探究(東北大学編)を行いました。

 

協力してくださった卒業生は、村田謙太郎さん(経済学部、70回)、室山和樹さん(環境科学研究科 先進社会環境学専攻 博士前期課程1年、69回)の2名です。

前回(6/15)と同様に、多くの1・2年生が集まりました。

 

「経済は、数学が好きな文系にはハマる学問」

「とりあえず英語! はやめよう」

「頭を使って受験勉強を楽しもう!」

「プライドを高くもとう!」…

学生でありながら起業をするという話は、最近よく聞きますが、村田さんは2年学修後、休学をし、スタートアップ(ベンチャー)企業で、仕事をしています。学生と社会人という2つの視点での話は、生徒たちにとって、驚きであったようです。

 

「大学の選び方に正解はない!(※目標のあるなしで勉強は変わる)」

「自分なりの勉強法を見つける(※さまざまな情報を鵜呑みにしないこと)」

「部活は全力で!(※最低限の勉強はしておくこと)」…

室山さんは燃料電池の研究をしており、PEFCに比べ、主流ではないSOFCの研究をしているそうです。

「課題が多い分、研究することが多い。未知のものを見つけるために研究に励んでいる」と頼もしい言葉もありました。

 

『研究といえば東北大学!!』と言われるように、

・4年生まで在籍していた機械知能航空学科では、研究室は60以上

・研究費も多く、自由に研究できる

・大手の企業・研究機関との共同研究が多い

など、理系生徒には魅力的な話題もありました。

 

 

彼らに続く東北大生が沢山生まれることを願っています。