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教職員リレーブログ
【教職員リレーブログ】洋楽と私
前の先生から音楽(洋楽)について、というお題をいただきました。ありがとうございます。自分の大切な趣味のうちの1つです。自分の教えている教科は英語ですが、大学生の時、好きな洋楽や映画を通じて英語を教えることができたらいいなと思い、教師の道を選びました。
自分と洋楽との出会いはよくあるパターンでビートルズです。中学2年生の時に同級生の家でレコードを聴かせてもらってから、基本的にブリティッシュ・ハードロックを聴いています。初めて買ったLPはDeep Purpleの「Machine Head」でした。大人になってから、まさかDeep Purple が金沢に公演に来てくれるとは夢にも思いませんでした。その時は既にギタリストのリッチー・ブラックモアは脱退していたのですが、残っているメンバーもいて、とても感激したのを覚えています。
若いときは、経済的にも時間的にも余裕がなく、あまりコンサートへ行くことができませんでしたが、聴いているバンドのメンバーは年上の人ばかりで、(鬼籍に入る人も多い)今行っておかないと聴けなくなると感じ、少し無理をしても東京や大阪へも行くようになりました。(自分は1962年生まれ)ポール・マッカートニー3回、ローリング・ストーンズ2回、TOTO3回、KISS2回、ドゥービー・ブラザーズ2回行きましたが、他にも、エリック・クラプトン、ポリス、スティング、ジャーニー、ホール&オーツ、THE WHO、MR. BIG、エアロ・スミス、YES、キング・クリムゾン、U2、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ボン・ジョヴィ、アート・ガーファンクル、オリビア・ニュートン=ジョン、シェリル・クロウ、クリストファー・クロス、シンディー・ローパーなどへも行きました。週末にチケットの半券を調べてみたら、約35回いろんなグループのコンサートへ行っていました。(半券は記念にとってあるのですが、元々物を捨てることのできないタイプです)
最近はネットでコンサートのセットリストが公開されていて、しかもその曲がどのアルバムに入っているかもわかり、YouTubeにも連結しているウェブサイトがあるので、とても便利です。自分は職業柄か、予習と復習が大切だと考えています。コンサートに関しても、知らない曲があると損する気がするので、セットリストで予習として、演奏される曲をしっかり聴き、コンサートが終わってからは、数週間、復習として演奏された曲を余韻に浸りながら、聴くことにしています。
ビートルズの話に戻ります。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」というアルバムに「When I’m Sixty-Four」という曲があります。自分が64歳になっても、まだ、僕を必要としてくれる?ヴァレンタインのプレゼント、バースデイ・カード、ワインを贈ってくれるかい?というような歌詞ですが、この歳に近づきつつあるなーとしみじみ感じています。
2021年にルーシー(Lucy)という木星の小惑星探査機が打ち上げられました。このミッション名は、有名な類人猿化石のルーシーに由来しますが、もともと、類人猿化石ルーシーは、ビートルズの曲「Lucy in the Sky with Diamonds」にちなんだものでした。この曲もアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に入っています。そして、探査機ルーシーには未来の私たちの子孫に向けたメッセージを書いたプレートが取り付けてあります。プレートには20人の著名人の言葉が刻まれているのですが、ビートルズ4人のメッセージもその中にあります。最後にビートルズのベーシストであったポール・マッカートニーのメッセージをここに載せて、このブログを終わりにします。アルバム「アビイ・ロード」の中の「The End」という曲の歌詞の一部です。And in the end the love you take is equal to the love you make. 日本語の意味はあえてここには書かないでおきます。興味のある人は考えてみてください。
(人によって音楽の趣味は様々ですから、洋楽に興味がある生徒さんは限られていると思います。趣味が違う方、長々と書いてしまって、ごめんなさい。)
だんだん寒くなってきました。あったかい料理が食べたくなってきたということで、次の先生には料理について書いていただこうと思います。よろしくお願いします。
【教職員リレーブログ】国立国会図書館に行ってみた!
「今年一番の出来事はなんですか」のバトンを受け取り、夏に行ったスパークスのライブと迷った結果、今春体験したことについて書くことにする。
小学生の間、小学館の『小学○年生』という月刊誌を定期購読していた。内容は当時のアイドルや教科の学習に関する情報などが中心だった。その中に、読者の投稿による『らくがきコーナー』があり、小学校高学年の時に自分が描いたイラストが「確か」採用されたはずだった。しかし、現物は早々に処分してしまい、5年生か6年生か何月号か、記憶も手がかりもない。何を描いたかは覚えている。1970年代中期に日本でアイドル的な人気を博した英国のロックバンド、クイーンのドラムを担当するロジャー・テイラーの似顔絵だった。
「生きている間に自分の目で確かめたい」
春休み中に上京する機会があり、スケジュールを立てる中で半日分ほど空き時間ができることが分かり、何十年と心の中で引っかかっていた懸案事項を実行に移すことにした。
国立国会図書館はその名の通り、国会議事堂の隣にあり、日本で最も膨大な蔵書を誇る唯一の国立図書館である。簡単な手続きを済ませれば、だれでも利用できる。受付カウンターで現物を用意してもらうことも可能だが、時間がかかりそうだし、そもそも昭和何年の何月号かも分からない。よって、PC端末を利用して、まずは『小学五年生四月号』からローラー作戦でPDFファイルのチェック作業を1ページずつ進めた。
同行した連れ合いにも協力してもらいながら、パソコンの画面に向かって作業を進めること約1時間...
「あった...!」
全身に鳥肌が立った。『小学六年生 昭和50年11月号』だった。自分の記憶は間違っていなかった。
PC端末から該当ページの印刷を申請し、カウンターで手数料を支払って表紙とイラスト・ページ2枚のカラーコピーを受け取った。折れ曲がるのが嫌だったので、売店で国立国会図書館のクリアファイルを購入して恭(うやうや)しく挟み込んだ。50年近く心の片隅で引っかかっていたものがようやく外れた思いがした。
※採用された似顔絵については掲載を控えさせていただきます。見てみたいという物好きな方がいらっしゃれば、M出にひと声おかけください。
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洋楽つながりということで、次回のブロガーさんには音楽について語っていただきたいと思います。
※因みに最近では The Lightning Seeds の‘Emily Smiles’が個人的にツボりました。(PVはちょっと気持ち悪いですが)
動画リンク: https://youtu.be/K6_5LxE9FEc
【教職員リレーブログ】いちばん遠くへ行った経験
「いちばん遠くへ行った経験を教えてください」とご質問をいただきました。
物心がついてから距離的にいちばん遠くへ行ったのは、ロシアのサンクトペテルブルクです。学び始めて2年ちょっとのロシア語を試そうと一人飛び立ちました。現地のKFCで英語話者に道を尋ねられて、相手の話す”Saint Petersburg”という単語がわからず、「それって何?」と尋ね返したことも、今になっては良い思い出の一つです。(ちなみに、ロシア語のСанкт-Петербургは「サンクトペチェルブルク」、英語のSaint Petersburgは「セイントピーターズバーグ」と発音されます。同じものだってしばらく気づきませんでした!)
文化的にいちばん遠くへ行ったのは、トルコのイスタンブールです。ちょうどラマザン(断食月)の最中で、日常生活や人々の考え方に宗教がいかに影響を与えているかということを垣間見ることができました。真夏の炎天下の中、水さえ飲まない相手の前で水分補給をすることの申し訳なさったら…なんとも言葉では表せません。
文字的にいちばん遠くへ行った(?)経験は、朝鮮語ハングル文字の学習です。アルファベット以外の文字を学ぶのは初めてで、自分の日常からは一番離れている文字のため、「読める!」という状態になるまで20年近くかかりました(途中で挫折数回あり)。今年ついに読めるようになったのは、春ごろから毎日5分ずつでも学習を続けたからだと思っています。たかが5分でも侮るなかれ!たとえ小さくても毎日の積み重ねって、本当に大切ですね。生徒のみなさんに「英語は毎日取り組むのですよ」と声を掛けているのも、自分の実感からです。
カレンダーもそろそろ最終ページが近づいてきました。次の方には、「今年一番の出来事はなんですか」とお尋ねしたいです。
【教職員リレーブログ】アート創作 好きだったかも
「アートを創作するのは好きですか?」というお題をいただきました。
アートは、かつては創作らしきことをしていましたので、その意味では好きだったと思われます。今はアート創作のカケラもない毎日ですが、お題をいただいて思い起こしてみれば、以前は油絵を習ったり、友人のコンサートのチケットやポスターのデザインなどをしたりしていました。ぜんぜん上手ではありませんでしたが。さかのぼって大学時代には美術系のバイトもしていて、社員さんたちは私を美大生だと思っていたほどです。世間さまには何度か私の「創作品」を晒してしまいました。
その後も、英語を通じて、アートと関わりがあるといえばあります。友人(彫刻家)の作品タイトルの英語訳、友人(音楽家)のミニオペラの歌詞の日本語訳、友人(アメリカ人劇作家)の演劇の日本語訳。なかでもオペラの歌詞づくりは面白かったです。メロディに載せて歌うものなので、字数制限があります。オリジナルを活かしながら日本語として意味が通じて、伝わりやすいものを求めて何日も徹夜状態で頑張りました。スタッフとして作品を見に行きました。感動でした。
最近では動画作成の手伝いで、英語インタビューの翻訳をしました。友人(演出家)の作品の応募の手続きに必要な英語訳などもありました。このように英語は意外に需要があり、作品など、形のあるものにもつながり楽しいです。仕事でも英語を使う機会は多いと思います。で、生徒たちには英語の基礎をつけてもらえるよう頑張りたいし、自分でももうちょっと出来るよう頑張ってみようかな、と思います。
アートやスポーツや各科目の勉強が、そして趣味が、ずっと繋がって行き、きっとみんなを遠くへ連れて行ってくれます。好きなこと、得意なことを頑張ってほしいです。大人のみなさんにも。
さて、次の方へのお題、いちばん遠くへ行った経験を教えてください。
【教職員リレーブログ】Artistic Adventures
「日本で住んでいなかったら、どこの国に住んでみたいですか?」
日本に住んでいなかったら、ドイツに住みたい。大学時代、ドイツ語を勉強していたのですが、まだ行ったことがないんです!行ってみたいですね。
私の質問は 「アートを創作するのは好きですか?」です。
Ceramics is a difficult art that requires both passion and patience. I started making ceramic art in college.
There are two main approaches to making ceramic art: hand-building and “throwing on the wheel”. I started with hand-building, which is slow, but rewarding. “Throwing on the wheel” is very hard, and takes a lot of practice, even to make something small. I spent weeks just learning how to “center” the clay on the pottery wheel. This is the first step in “throwing on the wheel,” and it is very important to do it correctly. The process of learning is very frustrating, but when you complete a piece correctly, it is life-changing.
I practiced for two years, and I made many mistakes. There are many things that can go wrong when you are making ceramic art. Sometimes, moisture or air is trapped in the clay, which can make the clay explode! I spent a lot of time on pieces that eventually broke. This was very sad and discouraging, and sometimes made me want to quit. Even so, I continued making ceramic art. I cannot make ceramic art now, because I have no studio to use in Japan. I will start making art again someday in the future.
For now, please look at the pictures of my ceramics. These are cups with small gargoyle faces on them. Thank you for reading, and please try to make ceramic art if you have the chance!