2025年9月の記事一覧
【山岳部】令和7年度 石川県高等学校新人体育大会登山大会 ~立山山系(浄土山・雄山)~
9月18日(木)~20日(土)の日程で、県新人大会登山大会が富山県の立山周辺を会場に実施されました。
1日目は、あいにくの雨となりましたが、予定通り、インスペクション(知識を問う筆記試験)やテント設営審査、炊事審査が実施されました。本校山岳部としては、設営審査が一番の課題で、練習の段階では1度も制限時間以内にテントを立てることができていない状況でした。しかし、本番は、一部ミスがあり減点となったものの何とか制限時間内に設営でき普段以上に頑張る姿を見せてくれました。
2日目は天気に恵まれ、予定通り登山行動が実施されました。雨上がりの翌日ということもあり、雲は多い空でしたが、澄んだ空気の中、美しい景色を堪能することができました。気温も高くなく快適な登山が楽しめたと思います。途中トラブルがあり登山隊を離脱することになってしまいましたが、参加した2名とも自力で最後まで歩き通すことができ良かったと思います。
3日目は閉会式が行われ、本校は人数不足で順位は最下位となってしまったものの、夏山大会への参加が表彰されました。
以下、生徒の感想です。
1日目の装備審査やテント設営、インスペクトなど不安なことが多くありましたが、2日目の登山行動も歩行時間が短くなっているとはいえ、不安は拭い切れませんでした。ルートは浄土山を登ってから龍王岳に到着したら、一時休憩し、一の越に下って雄山を登るというものでした。まず、浄土山を登ってからすぐに息が乱れ始め、まずい事態だと理解しました。浄土山を登り岩場のようなところに辿りついたときにはもう完全に息が切れ、なんとか足を動かすのでやっとでした。自身の体力の無さを痛感しましたが、休憩ポイントである龍王岳に到着してなんとか無事に済みました。そこからの下山は順調でしたが、一の越に着き、雄山に登り始めるとまたしても息切れが生じ、止まりそうになりながらなんとか山頂へ到着できました。残りは下山のみというところでアクシデントが発生し、大会ではないようなゆっくりとした歩みで室堂に到着し終えました。体力というのはすぐにつくものではないのだと改めて実感した登山でした。
《2日目、登山行動開始前》
《2日目、浄土山への登りの途中から室堂山荘方面を望む》
《2日目、最初の休憩ポイントにて。剱岳を背景に。》
《2日目、雄山山頂、天気は悪くなかった。》
【山岳部】令和7年度 第8回山行~白山別山~
9月15日(月祝)新人大会へ向けてのトレーニングとして、白山別山(2399m)へ日帰り登山を実施しました。バスで市ノ瀬~別当出合間を移動し、砂防新道にて南竜分岐まで登り、南竜山荘を経由して別山へ至るコースです。下山はチブリ尾根を使用しました。今回は全部員(2名、「部員募集中です!」)が参加することができました。
本来の予定では、新人大会前合宿として、西穂高岳独標と焼岳を1泊2日で登る予定でしたが、日曜日の悪天予報により月曜日の日帰り登山へ切り替えを行いました。予報では9時頃まで雨でしたが、7時の登山開始時点からすっきりしない天気ではあったものの雨が降っておらず予想外に条件の良いスタートとなりました。予報通り9時頃からは太陽も見え始め、時折雲に包まれるものの、御前峰(白山山頂)なども見える瞬間もある程度ありました。
少し心配のあったクマの気配を感じることもなく、スリップする場面が見られるなど、歩行に課題はあったものの、ほぼ予定通り歩くことができ、新人大会へ向けて十分なトレーニングを積むことができました。
以下、参加部員の感想です。
今日の登山は南竜ヶ馬場から別山頂上を通り市ノ瀬へ下山するルートで8時間と部活では長めの時間歩いた。最初は順調だったがサブザックでも疲れて少しだけきつかった。雨予報だったけど別山頂上まで行ったときは晴れていて御前峰や途中途中の小屋が見えた。今回の登山の反省は団体行動としてもっと後ろを見てペースを揃えたほうがよかった点だ。そして、新人大会後の冬の部活を通して、しっかり体力をつけることを目標にトレーニングを重ねる必要があると感じた。次の大会まで時間がないが、でできることを考えやって行きたい。
《別当出合にて、いつもと違い今回はここへ戻ってこない》
《油坂の上部より、御前峰(白山山頂)が良く見える!》
《時折藪が出てくる稜線、足を踏み外さないよう慎重さが求められる》
《晴れたりガスったり(雲に包まれたり)の天気、別山山頂は近い》
《そして山頂! 雲の切れ間のタイミングにバッチリ! 背後は三の峰(福井県最高峰)、反対を向けば御前峰も見えた》
【山岳部】令和7年度 第7回山行~白山 砂防新道往復+御池めぐり~
9月6日(土)、新人大会へ向けてのトレーニングとして、白山へ登りました。7月の白山登山は、砂防新道で登り、観光新道で下るというコースだったため、今回は変化をつけて、砂防新道で登り、山頂の奥へ下りて御池めぐりをし、砂防新道で下るというコースを設定して実施しました。今回は残念ながら部員1名の参加となりました。
天気は、少し雲はあったものの快晴と言って差し支えない恵まれたものとなりました。気温も17℃~25℃の間で、動きやすく涼しさも感じました。
部員にとっては夏山大会以来の登山となり、夏休み後半の過ごし方が問われました。顧問から見る限り、夏山大会の成果が出て、予定以上のスピードで歩くことができており成長を感じました。
以下部員の感想です。
僕にとっては、2年生になってから初めての白山登山となりました。7月にも実施されましたが、用事が重なり行けませんでした。今回の白山登山は1年生の頃の白山登山を思い出しながら、自身に足りないものを考える登山でした。夏山の経験によって成長できた部分はあったと思いますが、根本的なところは未だ変わっておらず、いつもと結果は変わらずじまいでした。ですが、今回の登山では得られることはいつも以上にあり、今後に活かしたいと思います。新人大会まであとわずかという状況なのでできることをやっておきたいです。
《弥陀ヶ原、山頂が見える位置まで登ってきました。》
《背後には、石川の平野部が見えました。》
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《山頂からは、夏山大会(7月末)に登った槍ヶ岳も見えました。カメラ性能の限界で分かりにくいですが、奥の山並みの矢印のあたりに見えます。》
《山頂から御池めぐりコースを見下ろす。見えているのは紺屋ヶ池。》
《翠ヶ池を撮影中。山頂からは見えず、ここまで来ないと見られない風景です。》
《御池めぐりコースを終了し、室堂へのトラバース道。奥には別山もきれいに見えました。》
◇12月、1月の行事予定はこちら
◇令和7年度年間行事計画はこちらをご確認ください。(年度当初の計画のため、毎月の予定でご確認ください。)
2027年に石川県で全国高等学校総合文化祭が開催されます。
◇「不登校児童生徒の保護者のための支援ガイド」について
石川県教育委員会作成のガイドブックです、次のリンクからご覧ください。 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/gakkou/documents/r06shiengaido.pdf