2025年度~(SSH事業報告) ※~2024年度(NSH事業報告)

令和7年度石川県立金沢二水高等学校スーパーサイエンスハイスクール 成果発表会の開催について(ご案内)

このたび、標記SSH成果発表会を下記の要領で開催しますので、お知らせします。

1.趣 旨 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び
課題を共有し、成果普及に資する。

2.日 時 令和8年1月23日(金) 13:15~15:40

3.会 場 石川県立金沢二水高等学校
     石川県金沢市緑が丘20番15号 TEL:076-241-3167

4.参加対象 全国の高等学校、中学校の教職員 等

5.日 程
  12:35~13:00 受付(正面1階)
  13:15~14:05(5限)公開授業 教科横断型授業(1・2年教室)
  14:10~15:05(6限)公開授業 課題研究ポスター発表(講堂・体育館)
  15:15~15:40(7限)研究協議会
  (1)金沢二水高校の取組説明について(STEAM,SSH)
  (2)意見交換

6.参加申込 参加を希望される方は、1月16日(金)までに、参加申込書(別紙様式)を
  下記メールアドレス宛にご提出ください。
  (宛先)k-arano@pref.ishikawa.lg.jp

7.そ の 他
  校舎内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、
  公共交通機関をご利用ください。

※実施要項【ご案内】金沢二水高校SSH成果発表会の開催について.pdf

※申込はこちらから(教育関係者のみ)【申込書】金沢二水高校SSH成果発表会.docx

 

臨海実習を実施しました

2年生自然科学コースの生徒達が、7月28日(月)~30日(水)にかけて2泊3日で、「臨海実習」を行いました。

ふれあい海洋センター(能登町)前の海に入って、貝やウニ、カニなどを生物を採集した後、これらの海洋生物を対象としてグループごとに課題研究に取り組みました。震災の影響により金沢大学臨界実験施設が利用できないため、2日目、3日目の活動は、羽咋市の国立能登青少年交流の家で行いました。自然に恵まれた能登での3日間の活動を通して、自然に対する科学的なものの見方・考え方を育むことができました。また、今回は長野県松本県ケ丘高校、七尾高校と合同での開催となり、互いに刺激を受けながら充実した実習とすることができました。

7月28日(月) 海の生物の採集、テーマ設定

 

 

 

 

 

 

 

 

7月29日(火) 実験、発表の準備

 

 

 

 

 

 

 

 

7月30日(水) 発表会

 

キラキラ スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校に採択されました!

本校は、石川県の「いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)推進事業」および「STEAM教育推進事業」の指定を受けており、これまでに様々な教育活動に取り組んできました。これらの成果と研究開発実施計画が認められ、令和7年度からのSSH指定校(文理融合基礎枠Ⅰ期:5年間)に新規採択されました。

研究開発課題「創造的思考力を育むための、科学的アプローチを用いた社会課題解決を探究する教育課程の開発」を掲げ、課題研究を中心とした教育課程の充実を図り、正解のない社会を生きるための資質・能力を涵養する教育活動の実践に取り組みます。これまで本校の教育活動に協力していただいた方々、指導や助言していただいた関係者の皆様に感謝を申し上げるとともに、これからの本校のSSH事業に対して、あらためてご協力、ご指導、ご支援をお願いいたします。  

 

2年US 起業家(WOTA前田氏)による特別講義

 9月25日(水)の2年USの時間に、WOTA株式会社代表取締役兼CEOの前田瑶介氏による特別講義がありました。

 2年US(総合的な探究の時間)では、課題解決力や創造力を育成するために、中小機構のサポートのもと年間を通してビジネスプランづくりを実施しています。その一環として、起業家がどのような思いでどのような挑戦をしているのかを学ぶことを目的として今回の特別講義が実施されました。

 本校2年生約320名は、その志や発想に触れて自らのキャリアや将来を考える上でのヒントをつかんでいたようです。また、能登半島地震や豪雨の被災地への支援を行っていることにも感銘を受け、起業が様々な問題解決につながっていることを知り、社会貢献とビジネスの関係を学ぶ機会となりました。

(生徒の感想)

・昔からやりたいことに次々挑戦して結果を残したり、人のために何かをしようと思って行動する考えが素敵だと思った。水を各家庭で循環させるというアイデアは考えもしなかったので感動した。もっと身近でWOTAの名前が聞けるようになったら嬉しいと思ったし、WOTAの活動のおかげで日本が災害に強い国になったら嬉しい。

・問題はこんなにも身近にあるんだなと強く感じました。いつもちょっと困ったときでも「しょうがない」と考えてしまっていたので、解決するためにはどうしたらいいのだろうと発想を広げることが重要なのだと気づきました。

・全般的に話のスケールが大きくて、驚きと感嘆が混ざってばかりでした。前田さんが最後におっしゃっていた「社会貢献をして世界とつながる」という言葉は、自分の将来やキャリアを考える上でとても大切なことだと思いました。

 

6月6日(木)2年人文科学コースGS金沢大学との連携特別授業

 GS(グローバルソリューション)での課題研究において、各グループのテーマ設定や研究の方向性について、金沢大学融合学域との連携による特別授業が6月6日(木)に行われました。

 2年人文科学コースでは、「社会課題をモノで解決する」をコンセプトに8グループに分かれて課題研究を行っています。4月から始まった研究について、現時点での研究の方向性を簡単に発表した上で、金沢大学の4名の先生および5名の学生から質問や助言をいただく機会となりました。金沢大学の融合学域でも文理を融合したPBLを実践していることもあり、生徒達にとって新しい視点や気づきを得られたようです。

 

 

 

 

 

 

(生徒の感想の一部)

・先生方からのアドバイスは自分たちとは違う視点で「なるほど」と思うことが多く、とても楽しくて有意義な時間を過ごすことができました。先生方からの質問は、自分たちがあまり考えてなかった部分や曖昧な部分が多く、対話していく中で、よりその部分を明確に認識できました。次に先生方に見せるときまでに、もう少し具体的にできるようにしたいです。

・本当にこのようなありきたりな仮説とリサーチクエスチョンで大丈夫かすごく不安だったが、大学生と教授の方が私たちの意見を否定せず受け入れてくれたことで安心した。

・自分の中では大丈夫だと思っていたことでも、視点を変えてみると今まで見えてなかった問題点が浮き彫りになったと思う。これからは多角的に物事をとらえてメリット・デメリットを考えたい