地域探究会News
【地域探究会】鶴来の伝統工芸体験
2月14日(日)、鶴来の伝統工芸体験を行ってきました!
今年度初めての活動となりましたが、3年生4名、2年生3名、1年生3名の参加となりました!
お世話になったのは、「池田徳平鋸製作所」と「知田工房」です。
「池田徳平鋸製作所」は鎌倉時代までさかのぼる「鶴来打刃物」の伝統を受け継ぎ、「皮とり包丁」や「鋸」を江戸末期から作られている工房です。
「知田工房」は鶴来の獅子頭を専門に作られている工房です。獅子頭を専門に作っている工房は全国でも数少なく、高く技術を評価されています。
「池田徳平鋸製作所」で皮とり包丁や鋸を作る工程を映像などを用いて説明していただき、高い技術と細やかな作業の様子に生徒も驚いていました。
その後、実際に鉄に火を入れて加工する作業を体験させていただきました。ペーパーナイフを実際に作りました。仕上げとして紙やすりで光沢を出す作業では、熱中し、終了時間を過ぎても丁寧に作業をしている生徒もいました。
「いいものを長く大切に使う」という観点は、大量生産大量消費の現在では忘れがちな考えであり、ものを大切に使うことの大切さを思い出させて頂きました。
「知田工房」では、獅子の根付に色を入れる作業を体験させていただきました。繊細な作業が求められる過程で、生徒は獅子の目を入れる作業に緊張しながら取り組んでいました。うまく、目を入れることができた生徒の嬉しそうな表情が印象的でした。
作業が終わった後には、石川県中の各地から、修理の依頼を受けた獅子頭をたくさん見せていただきました。各地の祭りなどで、獅子頭の修理の需要はあるものの、各地の専門の職人の技術の継承ができておらず、年々苦しい状況になっていることなどのお話を伺いました。
今年度はほうらい祭りが中止となったことで、例年の語りべ活動を行うことができませんでしたが、年度末に貴重な体験ができました!
来年度もより、地域の良さを知ることができる活動を積極的に行っていきます!興味がある人は、顧問まで!