地域探究会News
【地域探究会】鶴来の伝統工芸体験
1月29日(土)、鶴来の伝統工芸体験をしてきました!
今年度は「檜細工づくり体験」と「小堀酒造店の酒蔵見学」に行ってきました。
まずは横町うらら館での檜細工づくり体験。
檜細工は白山麓の深瀬地区で受け継がれてきた伝統工芸で、手取川ダムの竣工とともにダムの底に沈んだ深瀬地区の方々が、移住された深瀬新町で現在も受け継がれています。
檜細工の伝承を務められている、伝統工芸士の香月久代先生のご教授のもとで、檜細工のコースターづくりをしました。
生徒は複雑な編み目に、試行錯誤しながら頑張っていました。
生徒からは「実際に自分で作ってみることで難しさを実感した」「檜細工で様々な製品がつくられていることがわかった」などの感想でした。
次に白山麓吉岡の「森の吟醸蔵 小堀酒造店」にお伺いしました。
「加賀の菊酒」として全国的にも有名な「萬歳楽」の酒蔵を見学させていただきました。
到着後、小堀靖幸社長直々に、日本酒について学習させていただきました。
日本酒とほかの酒類との違いや、日本酒づくりの複雑な行程など初めて聞くことばかりだったようで、興味深くお話を聞いていました。
その後、酒蔵を実際に見学させていただき日本酒造りの現場を体感しました。
生徒は日本酒についてわからないことを、積極的に質問していました。
生徒は「お家で親が飲んでいる日本酒がこれほど手間をかけて作られているとは知らなかった」「日本酒はビールなどほかのお酒よりも複雑にできてることがわかった」「20歳になったら自分も飲んでみたい」といった感想を持ったようでした。
お忙しい中、ご対応いただいた皆様ありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたします!
【地域探究会】鶴来の伝統工芸体験
2月14日(日)、鶴来の伝統工芸体験を行ってきました!
今年度初めての活動となりましたが、3年生4名、2年生3名、1年生3名の参加となりました!
お世話になったのは、「池田徳平鋸製作所」と「知田工房」です。
「池田徳平鋸製作所」は鎌倉時代までさかのぼる「鶴来打刃物」の伝統を受け継ぎ、「皮とり包丁」や「鋸」を江戸末期から作られている工房です。
「知田工房」は鶴来の獅子頭を専門に作られている工房です。獅子頭を専門に作っている工房は全国でも数少なく、高く技術を評価されています。
「池田徳平鋸製作所」で皮とり包丁や鋸を作る工程を映像などを用いて説明していただき、高い技術と細やかな作業の様子に生徒も驚いていました。
その後、実際に鉄に火を入れて加工する作業を体験させていただきました。ペーパーナイフを実際に作りました。仕上げとして紙やすりで光沢を出す作業では、熱中し、終了時間を過ぎても丁寧に作業をしている生徒もいました。
「いいものを長く大切に使う」という観点は、大量生産大量消費の現在では忘れがちな考えであり、ものを大切に使うことの大切さを思い出させて頂きました。
「知田工房」では、獅子の根付に色を入れる作業を体験させていただきました。繊細な作業が求められる過程で、生徒は獅子の目を入れる作業に緊張しながら取り組んでいました。うまく、目を入れることができた生徒の嬉しそうな表情が印象的でした。
作業が終わった後には、石川県中の各地から、修理の依頼を受けた獅子頭をたくさん見せていただきました。各地の祭りなどで、獅子頭の修理の需要はあるものの、各地の専門の職人の技術の継承ができておらず、年々苦しい状況になっていることなどのお話を伺いました。
今年度はほうらい祭りが中止となったことで、例年の語りべ活動を行うことができませんでしたが、年度末に貴重な体験ができました!
来年度もより、地域の良さを知ることができる活動を積極的に行っていきます!興味がある人は、顧問まで!
【地域探究会】ほうらい祭り 語り部活動
10月5日(土)、6日(日)横町うらら館で語り部活動を行いました。
横町うらら館は、ほうらい祭りの休憩所として開放されており、来館されたかたがたに地域探究会の部員が9月からの勉強会やフィールドワークを重ねて学んだことを発表しました。
今年度は3年生2名、2年生4名、1年生3名が参加しました。
2日間でのべ1000名ほどの方々が来館され、昨年以上の盛り上がりでした。
語り部活動を聞かれた来館者の皆様からは「鶴来に長年住んでいるが、知らなかった。勉強になりました!」などお褒めのお言葉を多くいただきました。
部員たちの発表は回を重ねるごとに堂々とした立派なものになり、短期間でも成長を感じることができました。
また5日には北陸中日新聞の取材を受け、翌日6日の朝刊には活動が取り上げられていました。部員たちの大きな励みになっている様子でした!
【地域探究会】白山工房見学
生徒の感想
・牛首紬は希少な玉繭(2匹の蚕が1つの繭を作ったもの)で糸を作っていることを初めて知った。
・昔は釘抜紬といわれるくらい丈夫な織物であったことに驚いた。
・繭の中のさなぎは魚の餌になっていて無駄がないと思った。
・豪雪地帯ならではの室内での仕事が始まりであることを知った。
・機織り体験は想像以上に手や腰、足が痛くなったがとても楽しかった。
▲牛首紬の歴史を学びます ▲繭から糸を取り出しています ▲精錬の前後で糸の色が異なります
▲職人さんの技を見学します ▲機織り体験を行いました ▲帰る直前まで質問しました
【地域探究会】菊姫合資会社見学
語り部活動のご縁で今回の見学を快諾いただきありがとうございました。
生徒の感想
・日本酒も熟成させることで美味しくなることを初めて知った。ただ、熟成にも限度があり味のピークがあるということも知ることができた。
・お酒が飲める年齢になったらはじめに菊姫を飲みたいと思った。
・お米の選定や精米を含め、お酒を造るにはとても長い時間がかかっていて大変だと思った。
▲麹菌をつける部屋 ▲精米の違い ▲酒母ができています
▲発酵の様子も見ました ▲甘酒をいただきました ▲質疑応答